キリンスタウト [日本の大手ビール]
キリンスタウト@キリンシティ
あえて言いましょう。キリン不朽の名品です
スタウトとは「強い」という意味の言葉で、商品名ではなくビールのカテゴリー名です。スタウトに属するビールの特徴を大づかみにしてしまうと、思いっきり焦がした麦芽とすっきり味を生み出す麦芽を用いて、強い苦味やコクと爽快感を同時に演出する、ということになります。
スタウトに属するビールで一番有名なのはやはりギネスですね。キリンからは一番搾りのスタウトも出ています。このキリンスタウトは一番搾りスタウトとは別のビールです。ちなみに一番搾りスタウトは厳密にはカテゴリー上の「スタウト」には属さないのですが、まあそれはさておき。
大変不覚かつ恥ずかしいことに、私猫背、このキリンスタウトの存在を知りませんでした キリンシティには必ずあるビールなのですが、いつもハートランドばかり呑んでいるのでドリンクのメニューをロクに見たことがなかったのです。
で、先日初めて呑んでみたのです。
基本的に黒いビールはあまり好まない猫背が、泣くほど感動しました んまいです。ただひたすらんまい。
真っ黒い色からは想像できないような華やかな果実香がグラスのかなり遠くからもしっかり感じられます。一口口に含むとずっしりした苦味と同時にほどよい甘みがシンクロして口の中でシンフォニー。
そして、飲み込んだ後は・・・コーヒー!! ほんとにするんです、コーヒーの味が!!!! んまい!!!
苦味の強いアイスコーヒーに少し砂糖が溶けてて、そこにアルコールと炭酸が加わった感じ。いやあおったまげました。私のビールの師匠が行く店では、冬場にこのビールを温めた「ホットスタウト」が呑めるそうです。それも納得の珈琲度合です。
ホップや爽快感ばかりを強調する最近の日本ビールに対する強烈なアンチテーゼですな
なのですが・・・
残念なことに、今秋で販売を中止してしまうそうです
こんなにすばらしいビールがあるにもかかわらず、何故キリンが一番搾りスタウトを出してPRしまくったのか理解に苦しみます。「ビールはすっきりしていないとだめだ」という日本にはびこる「麦酒天動説」の被害者なのかもしれません。
でも、本当にんまいビールは生き延びます 復活します ハートランドだって80年代に量産に失敗して廃盤の候補になったにもかかわらず、根強いファンのおかげで今までしっかり生き残ってます。というかある意味キリンの看板です。
キリンスタウトもそんな看板になるべきビールです。キリンが今の迷走状態からいつか脱却した時が、このビールが復活する時だと信じています
さて、キリンシティに通う日々が始まった・・・。
↑泡で遊んでみました。
↑ちょっとアートな感じでしょ
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
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