セゾンレガル [ベルギーのビール]
セゾンレガル・ベルギー
何故かニワトリのラベルです。コケッコー。
このセゾンっていう種類のビール、もともと農家が農作業の合間に呑むために作られたビールだそうです。アルコール麦茶。
仕事の合間にビールとは何ともうらやましい・・・。今でもベルギーでは水道の蛇口をひねるとビールが出てくる(略
でもこれだけビール醸造が地域密着、家族経営ってのもヨーロッパならではなのでしょうな。
ちなみに日本にも明治維新後にはかなりの数の醸造所があったそうです。政府が税源としてビールに高い税率を課しはじめるまでは、の話ですが。
国に押しつけられた文明開化で花開いたビール醸造の文化が、これまた国策としての課税方針で根絶やしにされて、一部企業による寡占状態が長く続くことになる。どこまでも官主導の麦酒文化ですなあ。
閑話休題。で、セゾンビールで有名なのはセゾンデュポン。これはわりかし入手しやすい。
んでも今日はややマイナーなセゾンレガルなのです。レガルとはフランス語で「豪華なパーティ」の意味だそうです
グラスに注ぐと・・・泡がすごい。むくむくむくむくとどこから湧いて来たのか、入道雲みたいな泡がグラスを埋め尽くす。流行の3度注ぎなんでやってしまったら泡しか呑めないな、こりゃ 泡がおさまるまで放置プレイですわ。
んで、レガルはデュポンより苦味は少なく、かなりフルーティあんどスパイシー 原材料みればそれも納得。アニス、リコリス(甘草)なんていうハーブを使ってます。
ホップの香りよりはこのハーブの香りのほうが強いのかもしれないです。ちなみにデュポンの原材料は麦芽、ホップ、糖類だけです。
苦いビールが苦手な人にはレガルがおすすめ。日本のビールの延長上のものを求めるならばデュポン、いわゆるベルギービール的な甘さに違和感がないならばレガル、という感じっスかね。
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