地ビールフェスタ in ひろしま 2009 【隊長の1日】 [ビアフェス]
がっつり働いてまいりました
というわけで先にお断りしておきます。
写真は一枚も撮っとりません。えへん。
あと、やや固有名詞(人名)的なものが多いです。マニアや一部の知り合いにしかわからない記事は絶対に書かない!と誓っていたのですが、今回のフェスの中でのあっしの位置づけ上、触れないわけにいかない人が数名おられるのです笑
過去に数回ビアフェスのボランティアスタッフはしたことあるのですが、これまでは会場の設営やサービングの仕事が中心でした。が、今回いただいた仕事はなんと・・・
アトバイザー ちなみに日本のビアフェスでは初めてみたいです。非常に地味な日本初ですみません
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話は1ヶ月ほど遡ります。広島フェスの主催者であるビアバー、ゴールデンガーデン(以下GG)で呑んでおったのですが。そこでスタッフからボランティア参加を持ちかけられまして。もともと客として行く予定だったのですが、「ビアフェスは客より働く側が楽しい」の信念の元、ボランティア参戦をすることにしました。
そして後日、当日の仕事が「アドバイザー」であることが伝えられました。
「広島のお客さんはまだビールについてあまり詳しくない人が多いので、そういった人にわかりやすくビールの醸造法や特徴、楽しさを伝えられる人を会場に数人配置したい」とのこと。で、そのうちの一人に選んでいただいたというわけです。いや~大役です 白羽の矢が10本くらい束になって飛んできたようなもんです。
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それにしても、実に素晴らしいコンセプトではありませんか ビールに詳しくない人に優しいビアフェス。
もやしもん8巻で酷評されとりましたが、どうしてもビアフェスはマニアや固定客の集会、みたいになってしまいがちです。さらにビールファンは皆驚くほどフットワークが軽い人ばかりなので、全国どこにでも知り合いがいる笑 だから集会にならざるを得ないというのが現状です。
もちろんそういう熱いファン達の力で日本の地ビールがここまでやってきたことは紛れもない事実だし、これからもそうでありつづけると思います。
でもやはり傍から見ると地ビールやそのファンの世界は、「閉鎖的」の謗りは免れないところでしょう。「深める」ことも大事だけど、「広める」ほうに意識を向けることも大事なのでは、と常々思っとりました。
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そんなあっしの麦酒伝道師たる使命を、こんなに具体的に遂行できる場はかつてありません
フェス当日までの数週間、かなり準備しましたよ~。出展される醸造所のHPをくまなく読みあさり、地ビールガイドで普段造っているビールの種類をチェックして、出展されるビールの銘柄が決まったらそれをスタイル別に分類し、お客さんに見やすいように・・・と、あれこれやっておりました。まあアドバイザーの仕事のため、というよりはただ単に好きだからやっているだけなのですが。 何より、「予習」の名目で呑める
しかし、ただ一つ問題が。フェス当日、「お客さんがアドバイザーを一目見てわかるようにするために」と配布されたのが・・・
『盛り上げ隊長』のタスキ。間違いなく東急ハンズの宴会グッズコーナーからやってきたのでしょう。盛り上げ隊長って・・・orz 『宴会部長』とか『エロ社長』ぢゃなくてよかったと考えるべきなのでしょうか
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そして昼12時、いよいよ「地ビールフェスタ in ひろしま 2009」スタート 開場と同時にどっと押し寄せる人波!どいつもこいつも昼から呑みよって~!!こちとら午前から呑んでるぜ んん~美しきヘベレケの世界。
はっ、そうだ、あっしは盛り上、いや、アドバイザーだ!広島の人たちに美しき麦酒の世界を伝えるためにウソついて仕事休んで(略
さあお客さん、どんどんあっしに聞いてくれ ビールの種類のこと、醸造法のこと、酵母のこと・・・
え~、開始10分間、誰にも声をかけてもらえませんでしたorz
『盛り上げ隊長』のタスキをかけた男がにぎわう会場を所在無く右往左往している画は、さぞかし絶景だったことでしょう。
いかん、このままでは変質者だ。警察沙汰になる前に、盛り上げ隊長ではなくアドバイザーであることを認識してもらわねば
というわけで攻撃開始。こちらからお客さんのほうに飛び込んでいくことにしました笑 押しかけアトバイザー猫背誕生。あっしと絡んでいただいたお客様、そのたびはどうもありがとうございましたm(_ _)m
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以下、印象に残った質問です~。
「おすすめはどれですか?」
やはりこの質問が一番多かったですね~。逆にあっしからもお客さんに「どれがんまかった?」と聞くことも多かったんですが、城端ビールのグランブルー(レモンを使ったさわやかビール)を挙げる人がとにかく多かった ちなみに城端ビールは全ての樽が完売してましたね、あっぱれ
「ヴァイツェンいいですよね~」
この声、ほんと多かったです。日本人はてっきりヴァイツェンは苦手な人が大多数かと思ってたのですが。というかヴァイツェン好きだからこういうフェスに来ているという説もありますが。今回のフェスはヴァイツェンがかなりの数で出展されていたので、ファンにはたまらなかったでしょうね~
もちろんあっしも仕事の隙を見て呑んでました。最初はタスキを取って呑んでたのですが、途中から面倒くさくなってきて、タスキかけたままグラス持って呑んで回ってました。すみません。
「ケルシュって何ですか?」
ドイツのケルンという町の・・・って、そりゃケルシュって書いてるだけぢゃ何もわかりませんよね。
「スタウトとシュバルツって似てますよね。」
スタウトは上面発酵酵母を用いて、シュバルツは下面発酵酵母で・・・というあっしのウンチクを嫌がらず楽しそうに聴いてくれました(T_T) 普段の飲み会でこんな話したらどん引きされるだけですからねorz
「このスタウトはギネスのスタウトとは違うんですか?」
お~こりゃまたなかなか専門的な質問ですね~。広島はビール(洋邦問わず)の浸透度合いはそれほど高くないと思っていたのですが、普段からあれこれのビールを呑んでるお客さんが意外と多かったな、という印象でした。
「普段何の仕事してるんですか?」
盛り上げ隊長です
「隊長、面白いですね」
ちーんorz
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アドバイザーは全4人。GGのマスター&実行委員長の福本さん、GGスタッフのすぐる氏、ご存知ほそおかさん、そして猫背。ですが・・・
福本さんは運営にかかりっきり
すぐる氏は店のお客さんにかかりっきり
ほそおかさんは知り合いにかかりっきり笑
というわけで完全にニュートラルな立場で動けたのはあっしだけでした そりゃ奮起しましたよ~。5時間の開場時間のうち4時間を盛り、いや、アドバイザー任務に費やしました
フェスは5時で終了~。その後は片付け、そして待ちに待った、打ち上げ~ これが目当てでボランティア参加したようなものですから。
醸造士さんもボランティアさんもみ~んな混ぜこぜに座って、フェスに出展されていた珠玉の麦酒達を、何とジョッキで乾杯~ んん~ゴージャス。
あっしはひでじビールのマギー審司、いや、片伯部さんや、吉備土手下麦酒の永原さん、ブルーマスターの加藤さんたちとテーブルをご一緒させていただき、実に楽しく過ごさせていただきました。こうやってブルワーさんたちと話をさせていただくたびに、あ~ビールは機械ぢゃなく人間が造るものなんだな~、と、手に握っている一杯にこもっている「ぬくもり」を強く感じます
造り手の「顔」がこんなにもはっきりと見える飲食物って、地ビールくらいなんぢゃないかなあ。
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【イベント情報】
地ビールフェスタ in ひろしま 2009
2009年9月6日 12:00~17:00
鯉城会館5階
前売券:3300円 当日券3800円
【関連記事】
地ビールフェスタ in ひろしま 2009 公式サイト
http://www.golden-garden.tv/beerfesta/index.html
本日、ビール日和。
http://www.beerbiyori.jp/index.html
地ビールフェスタ in ひろしま 2008 の記事(去年は客として行ってました)
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2008-09-30
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