宮崎ひでじビール・きつね 【しばらくお休み】 [日本のクラフトビール]
皆様あけましておめでとうございます
新年早々諸事情で禁酒&食事制限の数日を過ごした猫背です。んまいビールが自由に呑めない日々の中で、健康のありがたみを心と肝臓の底から感じました。
皆様、今年も体とサイフを大切にしながら、んまいビールで心と人生を満たしてまいりましょう
今年もどうぞご愛顧くださいますよう、お願いいたしますm(_ _)m
ちなみにブログタイトル、少し変えました 長くて言いづらいわ覚えられづらいわだったので、ちょっとすっきりさせました
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、新年一発目は・・・
去り行く銘品、宮崎ひでじビールの「きつね」でございます
「太陽のラガー」が連続金賞を受賞し、2009年を颯爽とかけぬけた宮崎ひでじビール。この連続金賞を機に、新年からラインナップを一新しております
旧ラインナップは・・・
きつね(ピルスナー)
いのしし(ヴァイツェン)
もぐら(ペールエール)
むささび(ダークラガー)
う~ん、ビールのこと知らん人が見たら動物園紹介ですな。「ピルスナー」って名前のきつねがどっかに居たりしないだろうか。いや、ない(反語)
で、新ラインナップは・・・
きつね(ピルスナー) → 年1回の限定醸造に
いのしし(ヴァイツェン) → 年1回の限定醸造に
もぐら(ペールエール) → 通年醸造。 「森閑のペールエール」に改名
むささび(ダークラガー) → 通年醸造。 「月のダークラガー」に改名
ここに
「太陽のラガー」(ピルスナー)と「花のホワイトヴァイス」(ベルジャンホワイト)が通年醸造に加わりました
つまり、この「きつね」に出会えるのはこれからは年1回。んでも今ならばまだ旧ラインナップのビールが残っています。というわけで、あわてて通販して今日呑んでるわけです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
かなり大きなラインナップ変更ですな。もともとの「きつね」「いのしし」などの名前は、ひでじビール創業時に醸造所の周りに住んでいる動物達からとったそうです。が、太陽のラガーの連続金賞受賞を期に、延岡の自然から一歩前進して、宮崎の自然をテーマにしたい、という大きな想いがあるようです
が、それとは別に小さなところでは、こんな理由もあるようです。知り合いから聞いた話なのですが・・・
「地ビール解禁の頃は『ピルスナー』とか『ヴァイツェン』って言っても誰もわからなかったから、だったらわかりやすく動物の名前にしようと『きつね』や『いのしし』にしたんだけど・・・こんなに地ビールや海外のビールがあたり前に呑めるようになって、みんな普通に『ピルスナー』とか『ペールエール』って言うようになって、逆に『きつね』ではわかりづらくなってしまった(T_T)」
という大変切実な理由もあるようです笑 あっしだってまだ「いのししって・・・ダークラガーだっけ??」ってなりますもん。上の新旧ラインナップだって、ひでじのパンフ見て書いてますから
まあそれだけ日本にビール文化が根付いた、ということなのでしょう。「きつね」「いのしし」で根付いてもそれはそれで面白かったと思いますが。
「お~、このもぐら美味だね~。」
「喉越しならきつね、コクならむささび!」
服部先生も岸朝子もびっくりですな
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
閑話休題。いただきま~す
甘い。柔らかい。モルトの甘みと香りが重たさを感じさせずに、程よく後をひきます 前に呑んだ時はホップのキャラクターを強く感じた気がしたのですが・・・気のせいだったのでしょう笑 人間とは相対性の中で生きる生物です←言い訳
HPに原材料の詳しいデータがありました。
【きつね】
ピルスナーモルト、ザーツホップ、ウルケルイースト、行縢湧水
【太陽のラガー】
ピルスナーモルト、ハラタウホップ、ザーツホップ、カリフォルニア酵母、行縢湧水
やはり大きいのは酵母の違いでしょう。ウルケル酵母とカリフォルニア酵母。
ウルケルってのは現在世界を席巻している黄金色のビール、ピルスナーの元祖であるチェコの「ピルスナー・ウルケル」の醸造に用いる酵母です。ピルスナーウルケルもやはりモルト感を強く感じるビールで、語弊を恐れず言えば「苦い」より「甘い」ピルスナーです。
で、このチェコ生まれのピルスナーにドイツがドイツ流の解釈をほどこして、ホップの苦味と爽快感を強調したドイツ流ピルスナーを生み出したわけです。で、この両者を区別して前者を「ボヘミアンピルスナー」、後者を「ジャーマンピルスナー」と呼ぶこともあります。
ごく簡単に言えば、きつねはボヘミアンで、太陽のラガーはジャーマン。んでもきつねは甘いばかりで、太陽のラガーは苦いばかりかと言うとそういうわけでは決してない。どちらもいい意味で「遊んでる」ビールですな
太陽のラガーなんか、ジャーマンピルスナーのスタイル定義のギリギリのところを狙って、なおかつそこで遊びに遊んでる感じ。わかりづらけりゃ、呑んでください笑
どちらもピルスナー、つまり日本の大手メーカーが造るビールと同じ種類に属するのに、こんなにも違うビールができるのか、というわかりやすい好例です 太陽のラガーと見た目はほぼ変わらない。なのに、こんなにも正反対なキャラのビールが醸せるって・・・素敵
これは・・・通年醸造で残していただきたいなあ・・・(・ω・)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【URL】
ひでじビール
http://www.hideji-beer.jp/index.html
【関連記事】
太陽のラガー
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2009-10-17
新年早々諸事情で禁酒&食事制限の数日を過ごした猫背です。んまいビールが自由に呑めない日々の中で、健康のありがたみを心と肝臓の底から感じました。
皆様、今年も体とサイフを大切にしながら、んまいビールで心と人生を満たしてまいりましょう
今年もどうぞご愛顧くださいますよう、お願いいたしますm(_ _)m
ちなみにブログタイトル、少し変えました 長くて言いづらいわ覚えられづらいわだったので、ちょっとすっきりさせました
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、新年一発目は・・・
去り行く銘品、宮崎ひでじビールの「きつね」でございます
「太陽のラガー」が連続金賞を受賞し、2009年を颯爽とかけぬけた宮崎ひでじビール。この連続金賞を機に、新年からラインナップを一新しております
旧ラインナップは・・・
きつね(ピルスナー)
いのしし(ヴァイツェン)
もぐら(ペールエール)
むささび(ダークラガー)
う~ん、ビールのこと知らん人が見たら動物園紹介ですな。「ピルスナー」って名前のきつねがどっかに居たりしないだろうか。いや、ない(反語)
で、新ラインナップは・・・
きつね(ピルスナー) → 年1回の限定醸造に
いのしし(ヴァイツェン) → 年1回の限定醸造に
もぐら(ペールエール) → 通年醸造。 「森閑のペールエール」に改名
むささび(ダークラガー) → 通年醸造。 「月のダークラガー」に改名
ここに
「太陽のラガー」(ピルスナー)と「花のホワイトヴァイス」(ベルジャンホワイト)が通年醸造に加わりました
つまり、この「きつね」に出会えるのはこれからは年1回。んでも今ならばまだ旧ラインナップのビールが残っています。というわけで、あわてて通販して今日呑んでるわけです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
かなり大きなラインナップ変更ですな。もともとの「きつね」「いのしし」などの名前は、ひでじビール創業時に醸造所の周りに住んでいる動物達からとったそうです。が、太陽のラガーの連続金賞受賞を期に、延岡の自然から一歩前進して、宮崎の自然をテーマにしたい、という大きな想いがあるようです
が、それとは別に小さなところでは、こんな理由もあるようです。知り合いから聞いた話なのですが・・・
「地ビール解禁の頃は『ピルスナー』とか『ヴァイツェン』って言っても誰もわからなかったから、だったらわかりやすく動物の名前にしようと『きつね』や『いのしし』にしたんだけど・・・こんなに地ビールや海外のビールがあたり前に呑めるようになって、みんな普通に『ピルスナー』とか『ペールエール』って言うようになって、逆に『きつね』ではわかりづらくなってしまった(T_T)」
という大変切実な理由もあるようです笑 あっしだってまだ「いのししって・・・ダークラガーだっけ??」ってなりますもん。上の新旧ラインナップだって、ひでじのパンフ見て書いてますから
まあそれだけ日本にビール文化が根付いた、ということなのでしょう。「きつね」「いのしし」で根付いてもそれはそれで面白かったと思いますが。
「お~、このもぐら美味だね~。」
「喉越しならきつね、コクならむささび!」
服部先生も岸朝子もびっくりですな
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
閑話休題。いただきま~す
甘い。柔らかい。モルトの甘みと香りが重たさを感じさせずに、程よく後をひきます 前に呑んだ時はホップのキャラクターを強く感じた気がしたのですが・・・気のせいだったのでしょう笑 人間とは相対性の中で生きる生物です←言い訳
HPに原材料の詳しいデータがありました。
【きつね】
ピルスナーモルト、ザーツホップ、ウルケルイースト、行縢湧水
【太陽のラガー】
ピルスナーモルト、ハラタウホップ、ザーツホップ、カリフォルニア酵母、行縢湧水
やはり大きいのは酵母の違いでしょう。ウルケル酵母とカリフォルニア酵母。
ウルケルってのは現在世界を席巻している黄金色のビール、ピルスナーの元祖であるチェコの「ピルスナー・ウルケル」の醸造に用いる酵母です。ピルスナーウルケルもやはりモルト感を強く感じるビールで、語弊を恐れず言えば「苦い」より「甘い」ピルスナーです。
で、このチェコ生まれのピルスナーにドイツがドイツ流の解釈をほどこして、ホップの苦味と爽快感を強調したドイツ流ピルスナーを生み出したわけです。で、この両者を区別して前者を「ボヘミアンピルスナー」、後者を「ジャーマンピルスナー」と呼ぶこともあります。
ごく簡単に言えば、きつねはボヘミアンで、太陽のラガーはジャーマン。んでもきつねは甘いばかりで、太陽のラガーは苦いばかりかと言うとそういうわけでは決してない。どちらもいい意味で「遊んでる」ビールですな
太陽のラガーなんか、ジャーマンピルスナーのスタイル定義のギリギリのところを狙って、なおかつそこで遊びに遊んでる感じ。わかりづらけりゃ、呑んでください笑
どちらもピルスナー、つまり日本の大手メーカーが造るビールと同じ種類に属するのに、こんなにも違うビールができるのか、というわかりやすい好例です 太陽のラガーと見た目はほぼ変わらない。なのに、こんなにも正反対なキャラのビールが醸せるって・・・素敵
これは・・・通年醸造で残していただきたいなあ・・・(・ω・)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【URL】
ひでじビール
http://www.hideji-beer.jp/index.html
【関連記事】
太陽のラガー
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2009-10-17
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