大山Gビール クリスマスエール 【猫背的クリスマス】 [日本のクラフトビール]
奇跡の2日連続投稿 こんなミラクルは二度とないと思います
今日は大山Gビール頒布会の第2弾、「クリスマスエール」ですん HIDEさんからのクリスマスプレゼントですな。
ちなみに1回目はこれ↓です。
大山Gビール・アンバーエール
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2010-11-16
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さっそくいただきま~す
お~いろんな香りが楽しめます。かすか~に香る柑橘系のホップの香り,ゆったりと続くフルーティなエステル香,そして焙煎麦芽のスモーキーな香り。んんん~香りだけでご飯3杯いけます
度数は6.5%とやや高めなのですが、アルコール感ありますね~。ほのかなアルコールの刺激と,木樽で熟成させたかのようなウッディな甘酸っぱい芳醇なフレーバー。後に残るのはロースト麦芽の焙煎感。このどれもが強すぎることなく、大山Gビールらしい優しさの中できれいに調和しています。これは温まってきたらさらに美味になるはず
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ちなみにこのクリスマスエールは「ストロングスコティッシュ」という日本ではまず耳にすることのない種類のビールです。簡単に言えば「スコティッシュエールの度数が高い版」という意味です。
スコティッシュエールというのはその名の通り,スコットランドのエールビールという意味です。
イギリスで発達した「ペールエール」の変種としてスコットランドで生まれたビールです。良質なホップの産地を有するイギリスのペールエールはホップの苦味を強調して麦芽のフレーバーを抑えたビールですが,スコットランドはホップ産地がなくその代わりに大麦が産出されるために,スコティッシュエールは苦味のほとんど感じられない,モルトのフレーバーが前面に出たビールなのです。
土地が変わればビールも変わる。日本もいつまでもドイツの「ビール純粋令」にならった、「ビールは麦芽とホップだけで造ったものが本流で、副原料を使ったものは亜流だ」という認識を変えねばですよね。ここはドイツではなく、日本なのだから。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
あっしは米を使ったビールは「日本のビール」として世界に誇っていいと思っています。残念ながら今の日本は米をビールの「主原料」ではなく「副原料」と分類するために,どうしても米を使ったビールの地位が低くみなされがちです。
が,米を使った美味なビールはいくらでもあります。スワンレイクビールの「こしひかり仕込み」はその筆頭でしょう。米の穀物感が淡白な淡色ビールに奥行きと広がりを添えていて,実に美味です 他には今はなきキリンの銘品「キリンスタウト」もしかり,リニューアル前の一番搾りも美味でしたな。
こういった、土地のものを衒いなくビールに生かしていこうという試みは日本では大手メーカーよりクラフトビールのほうが数段先に進んでますね。大手ではキリンが割に積極的なぐらいですかね。
岩手のホップを使った「とれたてホップ」がその好例だし、少し前に終売した「ニッポンプレミアム」は確か、大麦も日本産だったはずです。が、くくりが「ニッポン」なだけに、現に日本に住んでいる私達がそれほどの訴求力を感じなかったのも事実でしょうね。「サイタマプレミアム」とか「アバシリプレミアム」とかだったら皆こぞって買ったと思います。
その点クラフトビールはやはり「地」ビールですよね。土地のものを使った、しかも使ってるだけではなく実際に美味なビールがどんどん出てきていますよん
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
話が激しくそれました スコティッシュエールの説明をしていたんだった。
話を戻します。苦味が弱く麦芽風味の強いスコティッシュエールは、まさに大山Gビールのお家芸でしょう。
大山Gビールのどのビールを呑んでも感じられるゆったりとした優しいモルト感、このスコティッシュエールでも存分に堪能できます
で、この長~い記事を入力している間あっしの傍らに放置してあった大山クリスマスエール・・・
温まってきてウッディなフレーバーがさらに輝きを増してきました。温まれば温まるほどんまいビール。まさにイギリスやスコットランドのビールの醍醐味ですな
今日は大山Gビール頒布会の第2弾、「クリスマスエール」ですん HIDEさんからのクリスマスプレゼントですな。
ちなみに1回目はこれ↓です。
大山Gビール・アンバーエール
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2010-11-16
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さっそくいただきま~す
お~いろんな香りが楽しめます。かすか~に香る柑橘系のホップの香り,ゆったりと続くフルーティなエステル香,そして焙煎麦芽のスモーキーな香り。んんん~香りだけでご飯3杯いけます
度数は6.5%とやや高めなのですが、アルコール感ありますね~。ほのかなアルコールの刺激と,木樽で熟成させたかのようなウッディな甘酸っぱい芳醇なフレーバー。後に残るのはロースト麦芽の焙煎感。このどれもが強すぎることなく、大山Gビールらしい優しさの中できれいに調和しています。これは温まってきたらさらに美味になるはず
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ちなみにこのクリスマスエールは「ストロングスコティッシュ」という日本ではまず耳にすることのない種類のビールです。簡単に言えば「スコティッシュエールの度数が高い版」という意味です。
スコティッシュエールというのはその名の通り,スコットランドのエールビールという意味です。
イギリスで発達した「ペールエール」の変種としてスコットランドで生まれたビールです。良質なホップの産地を有するイギリスのペールエールはホップの苦味を強調して麦芽のフレーバーを抑えたビールですが,スコットランドはホップ産地がなくその代わりに大麦が産出されるために,スコティッシュエールは苦味のほとんど感じられない,モルトのフレーバーが前面に出たビールなのです。
土地が変わればビールも変わる。日本もいつまでもドイツの「ビール純粋令」にならった、「ビールは麦芽とホップだけで造ったものが本流で、副原料を使ったものは亜流だ」という認識を変えねばですよね。ここはドイツではなく、日本なのだから。
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あっしは米を使ったビールは「日本のビール」として世界に誇っていいと思っています。残念ながら今の日本は米をビールの「主原料」ではなく「副原料」と分類するために,どうしても米を使ったビールの地位が低くみなされがちです。
が,米を使った美味なビールはいくらでもあります。スワンレイクビールの「こしひかり仕込み」はその筆頭でしょう。米の穀物感が淡白な淡色ビールに奥行きと広がりを添えていて,実に美味です 他には今はなきキリンの銘品「キリンスタウト」もしかり,リニューアル前の一番搾りも美味でしたな。
こういった、土地のものを衒いなくビールに生かしていこうという試みは日本では大手メーカーよりクラフトビールのほうが数段先に進んでますね。大手ではキリンが割に積極的なぐらいですかね。
岩手のホップを使った「とれたてホップ」がその好例だし、少し前に終売した「ニッポンプレミアム」は確か、大麦も日本産だったはずです。が、くくりが「ニッポン」なだけに、現に日本に住んでいる私達がそれほどの訴求力を感じなかったのも事実でしょうね。「サイタマプレミアム」とか「アバシリプレミアム」とかだったら皆こぞって買ったと思います。
その点クラフトビールはやはり「地」ビールですよね。土地のものを使った、しかも使ってるだけではなく実際に美味なビールがどんどん出てきていますよん
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話が激しくそれました スコティッシュエールの説明をしていたんだった。
話を戻します。苦味が弱く麦芽風味の強いスコティッシュエールは、まさに大山Gビールのお家芸でしょう。
大山Gビールのどのビールを呑んでも感じられるゆったりとした優しいモルト感、このスコティッシュエールでも存分に堪能できます
で、この長~い記事を入力している間あっしの傍らに放置してあった大山クリスマスエール・・・
温まってきてウッディなフレーバーがさらに輝きを増してきました。温まれば温まるほどんまいビール。まさにイギリスやスコットランドのビールの醍醐味ですな
お米をビールの材料にするのは知らなかったです。
是非 飲んでみたいものです。
by スナフキンの子 (2010-12-20 18:58)
寒い時期はハイ・アルコールのビールが主流でしょうか。
この間やっと、大山Gのヴァイツェン・ボックを飲む機会に恵まれましたが、このヴァイツェン・ボックをクリスマスビールとして出すのではなく、他に作っていたのですね。
by トリック (2010-12-20 21:08)
純米ならぬ「純モルト」がビールの王道かと思ってましたが、必ずしもそうではないのですね。勉強になりました。
by Umi-Bozu (2010-12-20 22:37)
スナフキンの子 さん
コメントありがとうございます~♪
日本の大手メーカーのビールはだいたい米を使ってますよ!理由はいろいろありますが、米などの副原料を使ったほうがすっきりとしたテイストになります。キリンのラガー(副原料使用)と一番搾り(不使用)を比べてみたらその違いははっきりわかりますよ♪
by 猫背 (2010-12-24 23:54)
トリックさん
そういえば大山はヴァイツェンボックもつくってましたね!あっしはまだいただいておりませんでした。。。
クリスマスエールは瓶は頒布会限定みたいですが、樽生は多少は出回っているみたいですよ♪
by 猫背 (2010-12-24 23:56)
Umi-Bozuさん
コメントありがとうございます~♪
「純モルト」が王道、という見方はあくまでもドイツをビールの聖地とみなした場合の見方だと思います。でもドイツ以外にもビール天国はありますから、あっしは必ずしもドイツを目標にしなくてもいいのでは、と思っています。
ベルギーのビールなんかハーブ使ったりコリアンダー使ったりで、楽しいですよ♪
by 猫背 (2010-12-24 23:59)