【雑記】アンドロイド端末からの記事作成テスト♪ [麦酒諸事片々]
アンドロイド端末からブログ更新できるようになったので、調子に乗って意味もなく更新してます
お~、写真も簡単にアップできる
んまそう
タッチパネルでテキスト入力するのは甚だしく面倒なので、猫背特有の長文化が防止できるのも良いですな。
写真の店を全て当てた方、先着1名様に猫背のキスマーク付きサイン色紙をプレゼント
以上、本格的な雑記でした
お~、写真も簡単にアップできる
んまそう
タッチパネルでテキスト入力するのは甚だしく面倒なので、猫背特有の長文化が防止できるのも良いですな。
写真の店を全て当てた方、先着1名様に猫背のキスマーク付きサイン色紙をプレゼント
以上、本格的な雑記でした
銀河高原ビール アメリカンペールエール 【コンビニ缶ビール史上最強】 [日本のクラフトビール]
んまい
ほんとにんまい
くどいようだが、んまい
7月の超ヘビーローテーションビールです アイラ~ビュ~
サークルKサンクスからの限定商品として出された銀河高原ビールのアメリカンペールエール。
はっきり言います。限定にしてはいけません。美味すぎます。
今月もう何本呑んだことか・・・確実に1日に2本は呑んでます。それぐらい病みつきになります もっと早くに記事にしようと思っていたのですが、呑むのに夢中ですっかり放置していました。
こんなに躍動感のあるビールが・・・
こんなにジューシーなビールが・・・
こんなに華やかなのに腰の据わったビールが・・・
こんなにノスタルジックな甘酸っぱさが気持ちいいビールが・・・
こんなにカスケードホップの香りと酵母のエステル香が見事に調和したビールが・・・
コンビニで買えて、日々エンジョイすることができるなんて・・・わし、昇天します
今すぐ買いに行きましょう 絶対に損させません お近くの店舗はこちらで調べてください↓
サークルKサンクス 店舗案内
http://sp.chizumaru.com/dbh/200080/top.aspx?account=200080&accmd=0
さて、もう1本呑むか・・・
タグ:銀河高原ビール
【頑張れ福島!】猪苗代地ビール~喜多方・坂内食堂 【猫背的会津旅・後編】 [現地に突撃♪]
猫背的夏休み・会津路日帰り旅の後編です 猪苗代地ビールでたらふく飲み食いした後、いざ喜多方へというシーンから始まります。
前編はこちら→http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-07-13
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
猪苗代駅を後にして再び磐越西線で西に。磐梯山を背にして進むこと30分。
着いたのは・・・
会津若松駅~ 変なアングルの写真ですみませんm(_ _)m
会津若松といえば・・・鶴ヶ城!ソースカツ丼!昔ながらの町並み!といろいろお楽しみはあるのですが、今回は乗り換え時間がたったの40分しかないため、断念。駅前をぶらりと歩くだけにしました。次回は会津若松で一泊とかでもいいなあ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そしてここからさらに西へ。ここからはディーゼル車両での旅になります
気動車の心地よい揺れに運ばれること25分、ついに到着、喜多方駅~。そしてここから歩くこと15分。着きました~
喜多方ラーメンの名店、坂内食堂。猫背的ラーメンランキング不動の1位の店です
関東にも名前だけ借りて営業してる店がありますが、正直いって別物です。この本家のラーメンにゃどんなラーメンもかないませんて。ビール以外のことについては急に辛口になる猫背です。
入口で注文してから席につく仕組みなので、まずは注文を済ませます。というわけでまずは・・・
キリンラガー 漬物がサービスでついてきました。んまい
「有名ラーメン店で呑む」これがここ最近のマイブームなのです
だいたいどの店でも空いてる時間ならばいやな顔せずにビール出してくれます。並ばないと入れないような店で悠然と酒を呑んでいられることが、何だか妙に満足できます笑 背徳のカタルシスとでも呼べるのでしょうか。平日朝の満員電車を尻目にガラガラの下り電車に乗る優越感、に近いのかも。ん~歪んでるな、わし
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そしてビール呑み終わる頃についに・・・
来ました~、肉そば この写真は是非ともクリックして巨大化してごらんください 今すぐ喜多方に行きたくなりますから
いただきま~す
め、め、麺が・・・ぷりっぷりっです 澄み切った水を食しているかのような透明感。そんなピュアな麺に絡むのがこれまた透明なスープ。透明なのだけど旨味はたっぷり
ビールに例えればそう、雑味のないピュアな麦汁に心地の良いホップ感を上品に残したゴールデンエールのようなラーメン。あ゛あ゛あ゛、昇天いたします。ちーん
ちなみにこの写真は肉そばの普通盛りです。友人AとBは普通のラーメンの大盛りをうまそうに食べてました。ちなみにAはそれから普通盛りをおかわりしてました。わしももう1杯いきたかったのですが、これから大宮まで帰らねばならんし、猪苗代で買ったお楽しみビールがありますからここはぐっと我慢
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして店を後にすると・・・
閉店の時間でした 最後の客がこんなに呑んで喰っていたとは、さぞかし迷惑な客だったと思います。すみません近いうちにまた来ます。
店を出たのは18時すぎ。18:34分喜多方駅の電車には何とか間に合うぞ と、駅に向かって歩いていたのですが、何とここで豪雨襲来。雨宿りしている間に電車は行ってしまい、我々は磐梯町の駅までタクシーに乗ることにしました。
実はこの選択肢、緊急時のルートとして便利なのです。地理関係を簡単に説明すると・・
喜多方はこういう場所にあるのです。福島の西端というよりは北西端に位置しています。会津若松行の電車に乗れなくても磐梯町まで行けば余裕で追いつけるのです タクシーの金額は5000円ぐらいなので、3人居ればまあ経済的ダメージは小さいでしょう。2人だと要審議ですが
会津路を車で走れるという予期せぬ僥倖の中、友人AとBはラーメンやらビールやらいろんなものが効きはじめたみたいで爆睡。あっしは運転手さんと話し込んでました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
運転手さんはいろいろ話してくれました。
観光客が減っていること。会津地方の放射線量は東京都内とほとんど変わらないのに、それが正しく伝わっていないこと。浜の方の人達はもっと大変だから会津が頑張って支えねばならないということ。そして言葉の端々から滲み出る将来に対する不安。でも、どれもこの旅に出る前に予想していたことでした。でも、この一言には心底打ちのめされました。
「何だか福島だけ見捨てられてしまった感じですよね・・」
正直、何も返答できませんでした。言葉で返答するべきではないと思いました。
あっしは今ほど「行動を伴わない言葉」に意味のない時はないと思っています。言葉にすればするほど軽薄になる。だからあっしは行動で示します。あっしは福島が大好きです。これからも変わりません。変わるわけありません。そこにある自然とそこに居る人が変わってないんだから。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして磐梯町駅に到着。わしの計算通り喜多方発18:34の電車に余裕で先回り。というわけで電車を待ちながら・・・
猪苗代ビール・ゴールデンエンジェル 帰りの車内用に買っておいたものを待ちきれずに開栓。あ゛~んまい。
電車当分来ないのでホームに腰かけて・・
ちょっとだけスタンド・バイ・ミーな気分 良い子はマネしないでね。
そして帰りの車内でも・・
え~とこれは猪苗代地ビールのなんだったかな・・・たぶんゴールデンエンジェルです こんな感じで家に帰る寸前まで猪苗代地ビールを満喫するのでした
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
実に濃密な日帰り会津旅でした 次回は会津若松で一泊だなあ・・・ ソースカツ丼食べて日本酒も・・・と、夢はどこまでもふくらむのでした
前編はこちら→http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-07-13
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
猪苗代駅を後にして再び磐越西線で西に。磐梯山を背にして進むこと30分。
着いたのは・・・
会津若松駅~ 変なアングルの写真ですみませんm(_ _)m
会津若松といえば・・・鶴ヶ城!ソースカツ丼!昔ながらの町並み!といろいろお楽しみはあるのですが、今回は乗り換え時間がたったの40分しかないため、断念。駅前をぶらりと歩くだけにしました。次回は会津若松で一泊とかでもいいなあ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そしてここからさらに西へ。ここからはディーゼル車両での旅になります
気動車の心地よい揺れに運ばれること25分、ついに到着、喜多方駅~。そしてここから歩くこと15分。着きました~
喜多方ラーメンの名店、坂内食堂。猫背的ラーメンランキング不動の1位の店です
関東にも名前だけ借りて営業してる店がありますが、正直いって別物です。この本家のラーメンにゃどんなラーメンもかないませんて。ビール以外のことについては急に辛口になる猫背です。
入口で注文してから席につく仕組みなので、まずは注文を済ませます。というわけでまずは・・・
キリンラガー 漬物がサービスでついてきました。んまい
「有名ラーメン店で呑む」これがここ最近のマイブームなのです
だいたいどの店でも空いてる時間ならばいやな顔せずにビール出してくれます。並ばないと入れないような店で悠然と酒を呑んでいられることが、何だか妙に満足できます笑 背徳のカタルシスとでも呼べるのでしょうか。平日朝の満員電車を尻目にガラガラの下り電車に乗る優越感、に近いのかも。ん~歪んでるな、わし
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そしてビール呑み終わる頃についに・・・
来ました~、肉そば この写真は是非ともクリックして巨大化してごらんください 今すぐ喜多方に行きたくなりますから
いただきま~す
め、め、麺が・・・ぷりっぷりっです 澄み切った水を食しているかのような透明感。そんなピュアな麺に絡むのがこれまた透明なスープ。透明なのだけど旨味はたっぷり
ビールに例えればそう、雑味のないピュアな麦汁に心地の良いホップ感を上品に残したゴールデンエールのようなラーメン。あ゛あ゛あ゛、昇天いたします。ちーん
ちなみにこの写真は肉そばの普通盛りです。友人AとBは普通のラーメンの大盛りをうまそうに食べてました。ちなみにAはそれから普通盛りをおかわりしてました。わしももう1杯いきたかったのですが、これから大宮まで帰らねばならんし、猪苗代で買ったお楽しみビールがありますからここはぐっと我慢
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして店を後にすると・・・
閉店の時間でした 最後の客がこんなに呑んで喰っていたとは、さぞかし迷惑な客だったと思います。すみません近いうちにまた来ます。
店を出たのは18時すぎ。18:34分喜多方駅の電車には何とか間に合うぞ と、駅に向かって歩いていたのですが、何とここで豪雨襲来。雨宿りしている間に電車は行ってしまい、我々は磐梯町の駅までタクシーに乗ることにしました。
実はこの選択肢、緊急時のルートとして便利なのです。地理関係を簡単に説明すると・・
喜多方はこういう場所にあるのです。福島の西端というよりは北西端に位置しています。会津若松行の電車に乗れなくても磐梯町まで行けば余裕で追いつけるのです タクシーの金額は5000円ぐらいなので、3人居ればまあ経済的ダメージは小さいでしょう。2人だと要審議ですが
会津路を車で走れるという予期せぬ僥倖の中、友人AとBはラーメンやらビールやらいろんなものが効きはじめたみたいで爆睡。あっしは運転手さんと話し込んでました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
運転手さんはいろいろ話してくれました。
観光客が減っていること。会津地方の放射線量は東京都内とほとんど変わらないのに、それが正しく伝わっていないこと。浜の方の人達はもっと大変だから会津が頑張って支えねばならないということ。そして言葉の端々から滲み出る将来に対する不安。でも、どれもこの旅に出る前に予想していたことでした。でも、この一言には心底打ちのめされました。
「何だか福島だけ見捨てられてしまった感じですよね・・」
正直、何も返答できませんでした。言葉で返答するべきではないと思いました。
あっしは今ほど「行動を伴わない言葉」に意味のない時はないと思っています。言葉にすればするほど軽薄になる。だからあっしは行動で示します。あっしは福島が大好きです。これからも変わりません。変わるわけありません。そこにある自然とそこに居る人が変わってないんだから。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして磐梯町駅に到着。わしの計算通り喜多方発18:34の電車に余裕で先回り。というわけで電車を待ちながら・・・
猪苗代ビール・ゴールデンエンジェル 帰りの車内用に買っておいたものを待ちきれずに開栓。あ゛~んまい。
電車当分来ないのでホームに腰かけて・・
ちょっとだけスタンド・バイ・ミーな気分 良い子はマネしないでね。
そして帰りの車内でも・・
え~とこれは猪苗代地ビールのなんだったかな・・・たぶんゴールデンエンジェルです こんな感じで家に帰る寸前まで猪苗代地ビールを満喫するのでした
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
実に濃密な日帰り会津旅でした 次回は会津若松で一泊だなあ・・・ ソースカツ丼食べて日本酒も・・・と、夢はどこまでもふくらむのでした
【頑張れ福島!】猪苗代地ビール~喜多方・坂内食堂 【猫背的会津旅・前編】 [現地に突撃♪]
猫背的夏休み第2弾 福島県会津地方を旅してまいりました
奇しくもこの日は7月11日。震災後4ヶ月の節目ということもあって、なおさらこの日に行かなくては!と思った次第です。
この旅程の日帰り旅は実は今までにも何回もしたことがあるのですが、どうしても今行きたくて、友人を引き連れて行ってまいりました
この旅の目当ては2つ。
① 猪苗代地ビールのレストランでんまいビールを堪能
② 喜多方ラーメンの名店「坂内食堂」でんまいラーメンを堪能
旅の目標はただ一つ。「目指せ!中性脂肪プラス100!」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この2か所を日帰りで回るために、猫背はいつもこの↓スケジュールで動いています。旅を計画されている方、ご参考に。
大宮(10:34発)→【東北新幹線】→郡山(11:30着)
郡山(11:44発)→【磐越西線】→猪苗代(12:25着)
猪苗代→【タクシー(1000円くらい)】→猪苗代地ビール館
猪苗代(15:26発)→【磐越西線】→会津若松(15:58着)
会津若駅(16:36発)→【磐越西線】→喜多方(17:01着)
喜多方→【徒歩(15分くらい)】→坂内食堂
喜多方(18:34発)→【磐越西線】→会津若松(19:00着)
会津若松(19:05発)→【磐越西線】→郡山(20:12着)
郡山(20:42発)→【東北新幹線】→大宮(21:34着)
大宮発をもう1時間早めればもっとゆとりのある旅ができます。が、朝が極めて苦手なのでこんな重役出勤の旅程となっております
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
朝の大宮駅で猫背を迎えてくれたのは・・・
はやぶさ~ 残念ながらこれには乗りませんが
そして次にやって来たMaxやまびこ号に乗り込んでさっそく・・・
朝食代わりのオラホ・ゴールデンエール ああ胃に染みわたる体が目ざめていく・・・。4人席に3人で座ったためテーブルがなくて、AKBファンの友人Aが持参したヤンマガをテーブル代わりにしてます。 Not Yetが大きく映っている表紙の側を上にして使おうとしたら「せめて裏にしろ」と激しく怒られました笑 ん~美しきマニア魂。
新幹線は順調に福島を目指し快走、そしてわしらも順調に・・・
2本目。友人AがサークルKサンクスで買い込んできた銀河高原アメリカンペールエール。ただいま期間限定で発売中です。初めて呑みましたがこれ、激美味です 後日しっかりレビューします。
こうして朝からんまい麦酒達の祝福を受けながら新幹線は郡山駅に到着。ここで磐越西線に乗り換えます。
駅の中は「あかべぇ」だらけ。わしあかべぇ大好きなんです 携帯ストラップもあかべぇです。ご当地キャラの中でこれほど出来の良いキャラは他にないと思います。
そして磐越西線に乗車
ここにもやはりあかべぇが。ディズニーみたいに「隠れあかべぇ」とか探したらありそう
そして猪苗代駅に着くまでの間・・・
ヤッホーの燦々オーガニック これも昼呑みには最適の軽快な麦酒です。ん~贅沢だ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
電車は郡山駅前の町並みを抜けて、山深い渓谷をすすみ、しばらくすると風景が開けて・・・めまぐるしく風景が変わります。
福島は東西に大きく広がっているため、海岸側と山側では地理的・文化的にかなりの違いがあります。「浜通り・中通り・会津」という3区分は福島県を海側から順にわけたものです。簡単に言うと、東北新幹線の周辺地域が中通りで、阿武隈高地以東が浜通り、奥羽山脈(猪苗代湖)以西が会津、という区分です。
というわけで短い時間の間にもいろんな風景の起伏が楽しめるのです
見えてきました、磐梯山~ 絶妙のタイミングで農家のおっちゃんがフレームイン。何とものどかです。
冬の磐越西線もいいですよ~。この風景が一面の雪原になります。その雪原の上を動物の足跡が点々と不規則な弧を描いていたり、夏にはわからない会津の姿が楽しめます
そして12:25に猪苗代駅に到着。
ここからはタクシーで猪苗代地ビール館までひとっとび。バスもあるようなのですが本数が不規則なので、やはりタクシーがいいでしょう。
到着、猪苗代地ビール館
月曜日だし原発の件もあるしガラガラかなあと思いきや、意外と混んでました。というか、今まで来た平日の中では一番混んでいたかも。ツアーのお客さんとおぼしき団体客があちこちに見られました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
相変わらず絶景ですな、ここのレストランは。わしが来るときはいつも天気に恵まれて、今日も実に美しい磐梯山を眺めながらんまい麦酒を堪能できました。
それではいよいよ1杯目(通算4杯目)、ピルスナー
あっしは日本のクラフトビールの中で「確実に万人にんまいと言ってもらえるビール」の代表が、この猪苗代地ビールのピルスナーだと思います。「地ビールの味ってこんな感じ」という多くの人が持っているイメージ、それもたいていは悪いイメージを一撃で払拭してくれる雑味の無さ。適度な苦味と軽やかな酸味があいまって、ラムネのような清涼感。天にのぼるような爽やかなピルスナーです。あ゛~んまい
次は猪苗代地ビールのキラーアイテム、ヴァイツェン~ ピルスナー同様に、多くの人に受け入れられるであろう、優美なヴァイツェンです。
ヴァイツェンは特に好き嫌いがはっきり分かれるビールなのですが、ヴァイツェン嫌いの人が嫌いな理由として挙げる「薬っぽい」「甘ったるい」といった要素をものすごく控えめにしています。もちろんヴァイツェンとしてのキャラクターを損なわないぐらいの程度で。この「目立たないレベルで残す」って、ものすごく難しいことですよね、きっと。
前に友人Aを初めてここに連れてきたとき、まだクラフトビールのクの字も知らなかったAはこのヴァイツェンを呑んで「ううううまいいい~」と激しく感動した挙句、そのまま4杯おかわりして、土産として買い込んだ500mlのボトル2本を帰りの新幹線の中で呑んでしまったという快挙を達成しております よほど気に入ったらしく、今回も1杯目にヴァイツェンを呑んでいました。
わしも今回はそのヴァイツェンの魔力にすっかりはまってしまい、この後3連続おかわりしてしまいました。ん~至福
そして時間はいつしか午後3時。猪苗代駅発15時26分に乗らねばならないので、ここらで猪苗代地ビールはおひらきに。また近いうちに来ます~。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
気づいたら記事がえらく長くなってしまったので、まずはここで全編は終了。後編「坂内食堂への道」をお楽しみに~
後編はこちら→http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-07-13-1
奇しくもこの日は7月11日。震災後4ヶ月の節目ということもあって、なおさらこの日に行かなくては!と思った次第です。
この旅程の日帰り旅は実は今までにも何回もしたことがあるのですが、どうしても今行きたくて、友人を引き連れて行ってまいりました
この旅の目当ては2つ。
① 猪苗代地ビールのレストランでんまいビールを堪能
② 喜多方ラーメンの名店「坂内食堂」でんまいラーメンを堪能
旅の目標はただ一つ。「目指せ!中性脂肪プラス100!」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この2か所を日帰りで回るために、猫背はいつもこの↓スケジュールで動いています。旅を計画されている方、ご参考に。
大宮(10:34発)→【東北新幹線】→郡山(11:30着)
郡山(11:44発)→【磐越西線】→猪苗代(12:25着)
猪苗代→【タクシー(1000円くらい)】→猪苗代地ビール館
猪苗代(15:26発)→【磐越西線】→会津若松(15:58着)
会津若駅(16:36発)→【磐越西線】→喜多方(17:01着)
喜多方→【徒歩(15分くらい)】→坂内食堂
喜多方(18:34発)→【磐越西線】→会津若松(19:00着)
会津若松(19:05発)→【磐越西線】→郡山(20:12着)
郡山(20:42発)→【東北新幹線】→大宮(21:34着)
大宮発をもう1時間早めればもっとゆとりのある旅ができます。が、朝が極めて苦手なのでこんな重役出勤の旅程となっております
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
朝の大宮駅で猫背を迎えてくれたのは・・・
はやぶさ~ 残念ながらこれには乗りませんが
そして次にやって来たMaxやまびこ号に乗り込んでさっそく・・・
朝食代わりのオラホ・ゴールデンエール ああ胃に染みわたる体が目ざめていく・・・。4人席に3人で座ったためテーブルがなくて、AKBファンの友人Aが持参したヤンマガをテーブル代わりにしてます。 Not Yetが大きく映っている表紙の側を上にして使おうとしたら「せめて裏にしろ」と激しく怒られました笑 ん~美しきマニア魂。
新幹線は順調に福島を目指し快走、そしてわしらも順調に・・・
2本目。友人AがサークルKサンクスで買い込んできた銀河高原アメリカンペールエール。ただいま期間限定で発売中です。初めて呑みましたがこれ、激美味です 後日しっかりレビューします。
こうして朝からんまい麦酒達の祝福を受けながら新幹線は郡山駅に到着。ここで磐越西線に乗り換えます。
駅の中は「あかべぇ」だらけ。わしあかべぇ大好きなんです 携帯ストラップもあかべぇです。ご当地キャラの中でこれほど出来の良いキャラは他にないと思います。
そして磐越西線に乗車
ここにもやはりあかべぇが。ディズニーみたいに「隠れあかべぇ」とか探したらありそう
そして猪苗代駅に着くまでの間・・・
ヤッホーの燦々オーガニック これも昼呑みには最適の軽快な麦酒です。ん~贅沢だ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
電車は郡山駅前の町並みを抜けて、山深い渓谷をすすみ、しばらくすると風景が開けて・・・めまぐるしく風景が変わります。
福島は東西に大きく広がっているため、海岸側と山側では地理的・文化的にかなりの違いがあります。「浜通り・中通り・会津」という3区分は福島県を海側から順にわけたものです。簡単に言うと、東北新幹線の周辺地域が中通りで、阿武隈高地以東が浜通り、奥羽山脈(猪苗代湖)以西が会津、という区分です。
というわけで短い時間の間にもいろんな風景の起伏が楽しめるのです
見えてきました、磐梯山~ 絶妙のタイミングで農家のおっちゃんがフレームイン。何とものどかです。
冬の磐越西線もいいですよ~。この風景が一面の雪原になります。その雪原の上を動物の足跡が点々と不規則な弧を描いていたり、夏にはわからない会津の姿が楽しめます
そして12:25に猪苗代駅に到着。
ここからはタクシーで猪苗代地ビール館までひとっとび。バスもあるようなのですが本数が不規則なので、やはりタクシーがいいでしょう。
到着、猪苗代地ビール館
月曜日だし原発の件もあるしガラガラかなあと思いきや、意外と混んでました。というか、今まで来た平日の中では一番混んでいたかも。ツアーのお客さんとおぼしき団体客があちこちに見られました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
相変わらず絶景ですな、ここのレストランは。わしが来るときはいつも天気に恵まれて、今日も実に美しい磐梯山を眺めながらんまい麦酒を堪能できました。
それではいよいよ1杯目(通算4杯目)、ピルスナー
あっしは日本のクラフトビールの中で「確実に万人にんまいと言ってもらえるビール」の代表が、この猪苗代地ビールのピルスナーだと思います。「地ビールの味ってこんな感じ」という多くの人が持っているイメージ、それもたいていは悪いイメージを一撃で払拭してくれる雑味の無さ。適度な苦味と軽やかな酸味があいまって、ラムネのような清涼感。天にのぼるような爽やかなピルスナーです。あ゛~んまい
次は猪苗代地ビールのキラーアイテム、ヴァイツェン~ ピルスナー同様に、多くの人に受け入れられるであろう、優美なヴァイツェンです。
ヴァイツェンは特に好き嫌いがはっきり分かれるビールなのですが、ヴァイツェン嫌いの人が嫌いな理由として挙げる「薬っぽい」「甘ったるい」といった要素をものすごく控えめにしています。もちろんヴァイツェンとしてのキャラクターを損なわないぐらいの程度で。この「目立たないレベルで残す」って、ものすごく難しいことですよね、きっと。
前に友人Aを初めてここに連れてきたとき、まだクラフトビールのクの字も知らなかったAはこのヴァイツェンを呑んで「ううううまいいい~」と激しく感動した挙句、そのまま4杯おかわりして、土産として買い込んだ500mlのボトル2本を帰りの新幹線の中で呑んでしまったという快挙を達成しております よほど気に入ったらしく、今回も1杯目にヴァイツェンを呑んでいました。
わしも今回はそのヴァイツェンの魔力にすっかりはまってしまい、この後3連続おかわりしてしまいました。ん~至福
そして時間はいつしか午後3時。猪苗代駅発15時26分に乗らねばならないので、ここらで猪苗代地ビールはおひらきに。また近いうちに来ます~。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
気づいたら記事がえらく長くなってしまったので、まずはここで全編は終了。後編「坂内食堂への道」をお楽しみに~
後編はこちら→http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-07-13-1
ベアードビール 沼津フィッシュマーケットタップルーム 【ブルーパブのパイオニア】 [現地に突撃♪]
仕事が一段落して束の間の夏休みを迎え、あれこれと麦酒旅を画策している猫背です
最近【雑記】ばかりしか書いてなかったので、そろそろまともな記事あげます笑 乞うご期待
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
というわけで今日は猫背的夏休み第1弾・静岡県沼津市にあるベアードビールのタップルームに行ってまいりました~
いや~行きたかったんですよ、ずっと前から。ベアードビールの店は原宿だとか中目黒だとかにもあるんですが、どこも猫背の労働圏外。唯一仕事で通るのが沼津だけだったのですが、これも新幹線で近くを通過するだけ、というニアミスぶり。三島で飛び降りて慣性で沼津まで転がっていくほどの回転力は見込めないので、今まで指をくわえて通過しておりました。
が、今日運よく三島で仕事があったので、それにかこつけて行ってまいりました、沼津!ベアードビール発祥の地に
ついに沼津に上陸!町中に猫背旋風が吹き荒れる
そうでもありませんでした
え~とここからどう行くのか…と、最近買って溺愛しているXperiaで調べる。いや~便利だ。掌の中にビルゲイツと孫正義がいる感じですよ。
おや、駅前の道をまっすぐ行けばいいだけだ。歩いて25~30分。まあ散歩ついでに歩いていくかな…と歩き出したのですが…
熱い…orz 気温32度だそうですが、体感気温はもっとあります…というわけでタクシーに乗ってしまいました。この季節は歩いて行くことは強くおすすめいたしません
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして到着、沼津港。「ベアードビールまで」とタクシーの運ちゃんに言ってもたぶん通じません。ので、「タイヤマンまで」と言いましょう。おっと、至近距離に「タイヤ館」もあるのでご注意。
そしてそのタイヤマンの少し横、潮と魚の香りがただよう港町の一角に、ありました
う゛~暑かった…早く呑みたい…接近…
店内のカップルに撮影を凝視されております笑
こじんまりしたシャレオツビル。この2階が店です。1階は醸造所なのかなあ。
店内は木をたくさんつかった落ち着きのあるインテリア。居心地いいですね~こりゃ長居しそうだ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さっそくいただきま~す
おっと、紹介が遅れました。ベアードビールについて。
最近日本にも「ブルーパブ」なるものが増えてきています。無粋に邦訳すると「醸造所併設呑み屋」です。ビールを小規模に作り、その出来立てを併設のパブで地元に人に提供する、というスタイルの店です。
猫背もこれまでいくつか行ったことがありますが、岡山の吉備土手下麦酒はその代表でしょうな。最近では高円寺麦酒工房も同じタイプの運営をしています。
吉備土手下麦酒
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2010-03-07
高円寺麦酒工房
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-1
で、簡単に言えばベアードビールはそういったジャパニーズ・ブルーパブのパイオニアです 2000年にブライアン・ベアード夫妻が沼津で醸造&パブの営業を開始して、今では関東のあちこちに店を持つほどの人気ビールになりました。
あっしもビールの師匠にあれこれ学んでいた頃にベアードの「ライジングサンペールエール」を教えてもらってあまりのんまさにノックアウトされ、すっかりファンになりました。最初の頃はただ単純に「なんかフルーティ、んまい!」だったのですが、ビールのことあれこれ勉強して、ここのビールのこだわりとか目指したいものとかいろいろわかってきたところです。そんな猫背的ベアードビール観はまた後程。あ、今回の記事、長いですよ。ここまで読んでいただいたからには最後まで逃がしませんよ
1杯目は「沼津ラガー」。「いきなりそれかよ」とコアなベアードファンからお叱りを受けるのは覚悟の上です笑
ラガー特有の麦感、麦臭さが実に少ない。いろんなホップを混ぜて使っているようなのですが、アメリカホップの柑橘系のアロマ&ジューシーなテイストが支配的。みかんみかんみかん~ んまい
そして猫背的フラッグシップ、ライジングサンペールエール んんん~相変わらずんまい。普段はボトルで呑むことが多いのだけど、樽生はやはりホップ感が生き生きしていて実に美味。一口呑むごとに鮮烈な苦味と、心地よい樹木系の渋み 樹木系って今思いついたたとえなのですが、伝わるかなあ。たぶん呑んでもらえれば伝わると思います。
すごくわかりやすいアメリカンペールエールにみえて、実はものすごく複雑なビールです。おそらくそれはドライホッピングという特殊なホップの使い方に由来するものだと思うのですが、「このビールはこうだ」という安直な解釈を拒むかのようにいろいろな表情を見せてくれます。実に奥深いです
そして次は、レッドローズアンバーエール。日本のクラフトビールに数あるアンバーエールですが、ベアードのアンバーは何とも珍しい。エール酵母特有のフルーティな香りが少なくて、ホップの香りと苦みが突出。カラメルモルトのほのか~な甘味が後味に心地よいです
ほ~これは面白いなあと思ってメニューに載っていた紹介文を見てみると、本来高い温度で発酵させるエール酵母を低温で発酵させているそうです。フルーティな香り(エステル)の少なさはたぶんここに由来するものだと思います。たぶん、ホップのキャラクターをしっかり出すためのアイデアなのかと思われます。
そして最後は島国スタウト。カテゴリー的にはドラフトギネスと同じ「ドライスタウト」になるのですが、やはりベアードのスタウトはホップが気持ちいいです。ドラフトギネスで支配的なロースト麦芽の焦げ感に、ホップの図太い苦みがシンフォニー アルコール度数は低いのですが、何だかものすごくリッチなビールです。んまい。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ベアードビール、とにかくホップの気持ちいいビールです。ベアードのHPにも明記されていますが、醸造士のブライアンさんのホップ大好きぶりがそのままビールに投影されている感じ。どのビールを呑んでもホップの香り、苦味、渋みが姿を変え形を変え楽しませてくれます。「ホップを綺麗にみせるためにどうするか」を最優先に考えているような感じです。
エステルとモルト感をぐっと抑えてホップ感を際立たせるというオリジナルレシピで醸されたアンバーエールなんてその代表でしょうね。スタイルの定義にあてはまっていようがいなかろうが、そんなことはどうでもいい。自分がんまいと思うビール、自分が好きなビールを実直に表現するだけだ!みたいな芯の強さを感じます。
この「芯の強さ」は猫背が初めてライジングサンペールエールを呑んだその時から、いつどのビールを呑んでも常に感じる、ベアードビールの大きな特徴です。
で、こういうビールは普通「お~苦い!気持ちいい!んまい!」で終わってしまうことが多いのですが、ベアードビールは実に複雑。このホップは何と何を使っているのかなあ、みたいな考える楽しさまでいただいちゃってます。
んまい!で終わってもいいけどいろいろ想像してみたら面白いぞ~っていうわくわく感。単純にみえて実は複雑。そういうアンビバレントなビールという点では、猫背の大好きな大山Gビールとある意味で共通なのかなあ、とか思います。大山はホップではなくモルトの世界のファンタジーですから、ホップで遊びまくっているベアードとは好対照なのだろうと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、そろそろ店を出ようかという頃に友人からメール。
「沼津にいるなら絶対この店に行け!」
という指令を受けて、やってきたのは・・・
魚市場。ちなみにベアードのタップルームから歩いて2分です笑 そんな市場の一角のこの店・・・
かもめ丸。後から知ったのですが、地元の有名店らしいです。で、友人の指令通りに・・・
ぬまづ丼~
あじの干物の炊き込みご飯に生しらす、桜海老、地あじのたたきが乗ったゴージャス極まりない丼だす あ゛~んまい。生しらすたまらんです。やっぱ海はいいなあ~。利根川は海だと信じて生きてきた埼玉県人猫背的には贅沢すぎます。
最後はビールから脱線しましたが、ビールも魚も海もエンジョイできる、おいしずきる街です、沼津
最近【雑記】ばかりしか書いてなかったので、そろそろまともな記事あげます笑 乞うご期待
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というわけで今日は猫背的夏休み第1弾・静岡県沼津市にあるベアードビールのタップルームに行ってまいりました~
いや~行きたかったんですよ、ずっと前から。ベアードビールの店は原宿だとか中目黒だとかにもあるんですが、どこも猫背の労働圏外。唯一仕事で通るのが沼津だけだったのですが、これも新幹線で近くを通過するだけ、というニアミスぶり。三島で飛び降りて慣性で沼津まで転がっていくほどの回転力は見込めないので、今まで指をくわえて通過しておりました。
が、今日運よく三島で仕事があったので、それにかこつけて行ってまいりました、沼津!ベアードビール発祥の地に
ついに沼津に上陸!町中に猫背旋風が吹き荒れる
そうでもありませんでした
え~とここからどう行くのか…と、最近買って溺愛しているXperiaで調べる。いや~便利だ。掌の中にビルゲイツと孫正義がいる感じですよ。
おや、駅前の道をまっすぐ行けばいいだけだ。歩いて25~30分。まあ散歩ついでに歩いていくかな…と歩き出したのですが…
熱い…orz 気温32度だそうですが、体感気温はもっとあります…というわけでタクシーに乗ってしまいました。この季節は歩いて行くことは強くおすすめいたしません
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そして到着、沼津港。「ベアードビールまで」とタクシーの運ちゃんに言ってもたぶん通じません。ので、「タイヤマンまで」と言いましょう。おっと、至近距離に「タイヤ館」もあるのでご注意。
そしてそのタイヤマンの少し横、潮と魚の香りがただよう港町の一角に、ありました
う゛~暑かった…早く呑みたい…接近…
店内のカップルに撮影を凝視されております笑
こじんまりしたシャレオツビル。この2階が店です。1階は醸造所なのかなあ。
店内は木をたくさんつかった落ち着きのあるインテリア。居心地いいですね~こりゃ長居しそうだ
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さっそくいただきま~す
おっと、紹介が遅れました。ベアードビールについて。
最近日本にも「ブルーパブ」なるものが増えてきています。無粋に邦訳すると「醸造所併設呑み屋」です。ビールを小規模に作り、その出来立てを併設のパブで地元に人に提供する、というスタイルの店です。
猫背もこれまでいくつか行ったことがありますが、岡山の吉備土手下麦酒はその代表でしょうな。最近では高円寺麦酒工房も同じタイプの運営をしています。
吉備土手下麦酒
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2010-03-07
高円寺麦酒工房
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-1
で、簡単に言えばベアードビールはそういったジャパニーズ・ブルーパブのパイオニアです 2000年にブライアン・ベアード夫妻が沼津で醸造&パブの営業を開始して、今では関東のあちこちに店を持つほどの人気ビールになりました。
あっしもビールの師匠にあれこれ学んでいた頃にベアードの「ライジングサンペールエール」を教えてもらってあまりのんまさにノックアウトされ、すっかりファンになりました。最初の頃はただ単純に「なんかフルーティ、んまい!」だったのですが、ビールのことあれこれ勉強して、ここのビールのこだわりとか目指したいものとかいろいろわかってきたところです。そんな猫背的ベアードビール観はまた後程。あ、今回の記事、長いですよ。ここまで読んでいただいたからには最後まで逃がしませんよ
1杯目は「沼津ラガー」。「いきなりそれかよ」とコアなベアードファンからお叱りを受けるのは覚悟の上です笑
ラガー特有の麦感、麦臭さが実に少ない。いろんなホップを混ぜて使っているようなのですが、アメリカホップの柑橘系のアロマ&ジューシーなテイストが支配的。みかんみかんみかん~ んまい
そして猫背的フラッグシップ、ライジングサンペールエール んんん~相変わらずんまい。普段はボトルで呑むことが多いのだけど、樽生はやはりホップ感が生き生きしていて実に美味。一口呑むごとに鮮烈な苦味と、心地よい樹木系の渋み 樹木系って今思いついたたとえなのですが、伝わるかなあ。たぶん呑んでもらえれば伝わると思います。
すごくわかりやすいアメリカンペールエールにみえて、実はものすごく複雑なビールです。おそらくそれはドライホッピングという特殊なホップの使い方に由来するものだと思うのですが、「このビールはこうだ」という安直な解釈を拒むかのようにいろいろな表情を見せてくれます。実に奥深いです
そして次は、レッドローズアンバーエール。日本のクラフトビールに数あるアンバーエールですが、ベアードのアンバーは何とも珍しい。エール酵母特有のフルーティな香りが少なくて、ホップの香りと苦みが突出。カラメルモルトのほのか~な甘味が後味に心地よいです
ほ~これは面白いなあと思ってメニューに載っていた紹介文を見てみると、本来高い温度で発酵させるエール酵母を低温で発酵させているそうです。フルーティな香り(エステル)の少なさはたぶんここに由来するものだと思います。たぶん、ホップのキャラクターをしっかり出すためのアイデアなのかと思われます。
そして最後は島国スタウト。カテゴリー的にはドラフトギネスと同じ「ドライスタウト」になるのですが、やはりベアードのスタウトはホップが気持ちいいです。ドラフトギネスで支配的なロースト麦芽の焦げ感に、ホップの図太い苦みがシンフォニー アルコール度数は低いのですが、何だかものすごくリッチなビールです。んまい。
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ベアードビール、とにかくホップの気持ちいいビールです。ベアードのHPにも明記されていますが、醸造士のブライアンさんのホップ大好きぶりがそのままビールに投影されている感じ。どのビールを呑んでもホップの香り、苦味、渋みが姿を変え形を変え楽しませてくれます。「ホップを綺麗にみせるためにどうするか」を最優先に考えているような感じです。
エステルとモルト感をぐっと抑えてホップ感を際立たせるというオリジナルレシピで醸されたアンバーエールなんてその代表でしょうね。スタイルの定義にあてはまっていようがいなかろうが、そんなことはどうでもいい。自分がんまいと思うビール、自分が好きなビールを実直に表現するだけだ!みたいな芯の強さを感じます。
この「芯の強さ」は猫背が初めてライジングサンペールエールを呑んだその時から、いつどのビールを呑んでも常に感じる、ベアードビールの大きな特徴です。
で、こういうビールは普通「お~苦い!気持ちいい!んまい!」で終わってしまうことが多いのですが、ベアードビールは実に複雑。このホップは何と何を使っているのかなあ、みたいな考える楽しさまでいただいちゃってます。
んまい!で終わってもいいけどいろいろ想像してみたら面白いぞ~っていうわくわく感。単純にみえて実は複雑。そういうアンビバレントなビールという点では、猫背の大好きな大山Gビールとある意味で共通なのかなあ、とか思います。大山はホップではなくモルトの世界のファンタジーですから、ホップで遊びまくっているベアードとは好対照なのだろうと思います。
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さて、そろそろ店を出ようかという頃に友人からメール。
「沼津にいるなら絶対この店に行け!」
という指令を受けて、やってきたのは・・・
魚市場。ちなみにベアードのタップルームから歩いて2分です笑 そんな市場の一角のこの店・・・
かもめ丸。後から知ったのですが、地元の有名店らしいです。で、友人の指令通りに・・・
ぬまづ丼~
あじの干物の炊き込みご飯に生しらす、桜海老、地あじのたたきが乗ったゴージャス極まりない丼だす あ゛~んまい。生しらすたまらんです。やっぱ海はいいなあ~。利根川は海だと信じて生きてきた埼玉県人猫背的には贅沢すぎます。
最後はビールから脱線しましたが、ビールも魚も海もエンジョイできる、おいしずきる街です、沼津
タグ:ベアードビール
【雑記】 泡あわアワー [麦酒諸事片々]
今日は泡の雑談です。
先日あっしに宮島ビールをプレゼントしてくれた同僚に、返礼として猫背セレクションクラフトビールを贈りました。
キャラクターが対極で、なおかつマニアすぎない香味のものがいいなあと考えて、信州オラホビールのゴールデンエール(モルトの甘味をエンジョイ)と、ヤッホーのインドの青鬼(ホップの感の突出した苦苦IPA)をチョイスしました
で、職場でそれを渡したところえらく喜んでくれて、「帰りの新幹線の中でさっそくいただきますわ~」とウキウキ気分で職場を後にしました。
そして翌週、ビールの感想を聞いたところ・・・
「いや~青鬼、泡がすごいね~!」
「あの泡の分厚さにノックアウトされましたわ~」
「泡がよかった~、青鬼。」
と、青鬼についてはしきりに泡ばかりを褒め称えるのです。まるで泡だけ呑んで本体は捨てたかのように笑
何でこんなに泡あわ言うのかなあ~といろいろ思案をめぐらせると、蘇ってきました、ビールを渡した時の光景が。
彼は帰り際で急いでいたらしく、ビールをスーツケースに横向きに放り込み、駅までの10分ほどの道のりをガタゴトとスーツケースを引いてダッシュしていきました。
つまり、オラホと青鬼は10分間横向きにシェイクされていたわけです。
オラホはホップをそんなに使っているわけではないので被害は軽微だと思いますが、青鬼はなんせIPAです。ホップをたっぷりと使っているわけです。つまり、泡立ちがもともと大変よろしいビールなのです。
そんな青鬼を10分間横向きシェイクして、プシュッと開栓・・・きっと新幹線の中で一人ビールかけ状態になったのではないでしょうか。
しかも、あっしが渡していたブラカップは1本まるまる注ぎ切れる350mlカップではなく、やや小さめの250mlカップ(これしか売ってなかったのです)。注いでもカップを満たすのは泡ばかり・・・そりゃ「泡がすごい」という感想にもなるなあ、と納得したわけです。
ビールを運ぶときには横にしてはいけない!というどこかで聞いた鉄則を、同僚の手を借りて痛感した猫背でした。
ちなみにあっしの近所のコンビニで、ビールは必ず別の袋に立てて入れてくれる店があるのです。わざわざ袋を分けなくても済むぐらいの量の買い物でも、ビールだけは必ず別の袋です。ある日、
「あ、袋一緒にしてもらっていいですよ」
と店員さんに言ったところ
「いや~、缶を横にするとビール振れちゃって泡だらけになっちゃうんだよ~。」
恐れ入りました