アンカー・スペシャルエール 【猫背的年越麦酒】 [アメリカのビール]
いや~急に寒くなりましたな。油断してた猫背は数年ぶりの風邪を引いてしまいました いつ以来か記憶がない休肝日を余儀なくされた数日間。。。。晴れて復活した猫背にセルフ全快祝い
去り行く2010年にこの一杯。アメリカ・アンカー社の年末限定ビール「スペシャルエール」ですん
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アンカーのビールは日本でもわりかしよく見かけますな。カスケードホップの鮮烈な香りと苦味が心地よい「リバティーエール」,普通は低温で発酵させるラガービールを高めの温度で発酵させた「スチームビール」,高アルコールのバーレイワイン(「大麦のワイン」の意味)「オールドフォグホーン」,などなど,ヘベレケ心をくすぐる魅惑のラインナップを誇っているのですが,このアンカー社はいわゆる「大手メーカー」に分類されるべき会社ではありません。クラフトビール,日本でいうところの地ビールのメーカーといったほうが正しい気がします。
アメリカはクラフトビールの宝庫です。世界のどの国よりも,小規模醸造家が消費者から然るべき評価を受けているように思います。さすが自由と独立の国と言うべきか クラフトビールに法外な酒税を課して規制しているどこかの国も少しは見習うべきでしょうね。
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アンカーは1896年にサンフランシスコで創業した歴史のある醸造所ですが,1900年代半ばには経営が傾き,廃業寸前の状態だったそうです。しかし1965年にホームブルワー(自家醸造家)のフリッツ・メイタグ氏が会社を買収し,メイタグ氏が醸造に関わるようになってから名声と経営を劇的に回復,そして今に至る,ということです。
そういえば10月くらいにこんなビール出てましたよねん。
ハミングエール これもアンカーのビールです。
メイタグ氏が引退するにあたって最後に手がけたビールです。会社を買収し,苦労を重ねた後にようやく経営が軌道に乗り始めた頃の「ハミングしたくなるような気持ち」を形にした,それがこのハミングエール。リバティーエールよりもさらにフラワリー&フルーティ。実に美味なビールでした
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今日呑んでるのは「スペシャルエール」だす。毎年この時期に造られるビールで,しかも毎年レシピが違うという,アンカーからのクリスマスプレゼントみたいなビールです。
いただきま~す
いや~スパイシーな香りが強いですね~。鼻の奥でパチパチはじけるみたいな,食欲をそそるような刺激的な香り。心地よいです
このスペシャルエールは毎年ハーブやスパイスなどの副原料を使った華麗な香味で楽しませてくれるのですが,今年のはハーブは使ってません。数々のハーブの競演だった2008年のものとはある意味対極かも。「あれ,シンプルだな」と一瞬思うけど,鼻の中で香りの玉が弾け飛ぶ感じ。実に愉快です。
今年のはホップ感がかなり強いですね~。麦芽の焙煎感が強く出ていた昨年のものに比べるとかなりホッピー。ホップの苦味とスパイスの華やかさが気持ちよく後を引きます モルトの甘味はそれほど強く出てませんね。ほのかな焙煎香にだけモルトのキャラクターが現れてる。毎年そうなんですが,何杯でも呑める感じです。
1月いっぱいぐらいは日本国内でも出回っているはずです。年越しソバと一緒にどうぞ
去り行く2010年にこの一杯。アメリカ・アンカー社の年末限定ビール「スペシャルエール」ですん
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アンカーのビールは日本でもわりかしよく見かけますな。カスケードホップの鮮烈な香りと苦味が心地よい「リバティーエール」,普通は低温で発酵させるラガービールを高めの温度で発酵させた「スチームビール」,高アルコールのバーレイワイン(「大麦のワイン」の意味)「オールドフォグホーン」,などなど,ヘベレケ心をくすぐる魅惑のラインナップを誇っているのですが,このアンカー社はいわゆる「大手メーカー」に分類されるべき会社ではありません。クラフトビール,日本でいうところの地ビールのメーカーといったほうが正しい気がします。
アメリカはクラフトビールの宝庫です。世界のどの国よりも,小規模醸造家が消費者から然るべき評価を受けているように思います。さすが自由と独立の国と言うべきか クラフトビールに法外な酒税を課して規制しているどこかの国も少しは見習うべきでしょうね。
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アンカーは1896年にサンフランシスコで創業した歴史のある醸造所ですが,1900年代半ばには経営が傾き,廃業寸前の状態だったそうです。しかし1965年にホームブルワー(自家醸造家)のフリッツ・メイタグ氏が会社を買収し,メイタグ氏が醸造に関わるようになってから名声と経営を劇的に回復,そして今に至る,ということです。
そういえば10月くらいにこんなビール出てましたよねん。
ハミングエール これもアンカーのビールです。
メイタグ氏が引退するにあたって最後に手がけたビールです。会社を買収し,苦労を重ねた後にようやく経営が軌道に乗り始めた頃の「ハミングしたくなるような気持ち」を形にした,それがこのハミングエール。リバティーエールよりもさらにフラワリー&フルーティ。実に美味なビールでした
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今日呑んでるのは「スペシャルエール」だす。毎年この時期に造られるビールで,しかも毎年レシピが違うという,アンカーからのクリスマスプレゼントみたいなビールです。
いただきま~す
いや~スパイシーな香りが強いですね~。鼻の奥でパチパチはじけるみたいな,食欲をそそるような刺激的な香り。心地よいです
このスペシャルエールは毎年ハーブやスパイスなどの副原料を使った華麗な香味で楽しませてくれるのですが,今年のはハーブは使ってません。数々のハーブの競演だった2008年のものとはある意味対極かも。「あれ,シンプルだな」と一瞬思うけど,鼻の中で香りの玉が弾け飛ぶ感じ。実に愉快です。
今年のはホップ感がかなり強いですね~。麦芽の焙煎感が強く出ていた昨年のものに比べるとかなりホッピー。ホップの苦味とスパイスの華やかさが気持ちよく後を引きます モルトの甘味はそれほど強く出てませんね。ほのかな焙煎香にだけモルトのキャラクターが現れてる。毎年そうなんですが,何杯でも呑める感じです。
1月いっぱいぐらいは日本国内でも出回っているはずです。年越しソバと一緒にどうぞ
アンカー スペシャルエール 【クリスマスプレゼント】 [アメリカのビール]
待ってました~ 今日はアメリカ・アンカー社のクリスマス限定ビール、アンカースペシャルビールをいただいとります ちなみにグラスは同じアンカーの銘品「リバティエール」のグラスですん。がっしりした造形に、ビールを注いで初めて輝き出すロゴ。すごく気に入ってます
このアンカースペシャルは醸造レシピが毎年異なる、いわば「アンカーからのお楽しみプレゼント」みたいなビールです。毎年12月になったら「今年のアンカースペシャルはどんなビールなのかなあ」と心躍るようになったら立派なビールオタクです。少年の頃サンタさんを信じていた猫背は壮年を迎えアンカーさんを信じるようになりました。
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いただきま~す
薬草系の香りがまっすぐに鼻にとどく。種々のハーブの競演、みたいな感じだった去年のものに比べるとシンプル&ストレート&儚い香り。色は去年のより濃い気がします。去年は「すんごく濃い琥珀色」と我がヘベレケ日記に書いてあるので、間違いなく今年のほうが濃いはず。琥珀どうこうでなく、黒いです
で、その色の期待を裏切ることのないモルト感。焙煎モルトの香ばしさをかなり強く感じます。シュバルツの「苦い&すっきり」なモルト感よりはスタウトの「まったり&フルーティ」なモルト感に近い感じ。重厚な麦芽の風味にアンカーならではの香りが相俟って、これは唯一無二の味わいですな ハーブ感を鼻より後味に強く感じます。んん~ヘブン
「スタウトをアンカー流に解釈したらこうなりました」というビール。これは数ヶ月おいといたらまた面白いかもです
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【ビール情報】
アンカー スペシャルエール2009
原材料 麦芽、ホップ、スパイス
Alc. 5.5%
ビッグウェーブ ゴールデンエール 【ハワイのビール】 [アメリカのビール]
ビッグウェーブゴールデンエール
最近ハワイのビールがフィーバーしてます。海外旅行に行けない(時間的に、金銭的に、高所恐怖S(略))猫背的にはこれでハワイ旅行の疑似体験ですわ。
がつんと苦いです。日本の大手メーカーのビールみたいな植物の葉っぱ的な苦味ではなくて、何つうか、果物の果汁の苦味。きりっ、というよりは、がつんと苦いビール。日本のビールの苦味に慣れきった人にはこれは新鮮ですよ~
で、今日はこの苦味を生かして、こんなものと合わせて呑んでますん。
フルーツロールケーキ with ゴールデンエール
朝青龍 with 内館牧子くらい一見ありえないこのコラボレシーション、最高ですん
ケーキの甘さをビールの苦さがきれいに中和してくれて後味すっきり。それにビール自体がかなり柑橘系の香味を持つので、ケーキのフルーツ感が倍増 カロリーが高いのはまあ目をつぶってくださいorz
「ビールは甘いものには合わない」なんて、そんなことありませんて。そこは適材適所。日本の大手ビールみたいなすっきり爽快・きりっと苦いビールはやはり、濃い目の味付けの料理と呑むのが実に美味。キリンの秋味なんかはまさにそんな意図で造られてるビールだとあっしは思います。
でも世の中にはアサヒキリンサッポロサントリー以外にもビールは山ほどあるわけでして。日本の地ビールや海外のビールはまたそれにあった楽しみかたをしてあげればいいわけですよ
ワイルア・ウィート 【ハワイの季節限定ビール】 [アメリカのビール]
ワイルア・ウィート
"すっきり、さわやか、パッションフルーツビール"
ってラベルに書いてます。その通りです、はい。激んまでございます
日々麦酒で贅沢してるので食べるほうは粗食で満足しようと心がけている猫背的には、パッションフルーツなるものの味がイマイチ思い出せないのですがorz
でも何つうか、柑橘系って一言ぢゃ片付けられないいろんな味がしますな。いちごみたいな甘酸っぱさもあるし、果物の皮をかじった時の渋みみたいな感じもあって、またおもしろい
と思いながらラベルをよく見てみたら、何とパッションフルーツの果汁が入っておりました笑 んでも果汁感とビール感が分離してるなんてことはない。ホップだけで柑橘系の香味を出してるビールみたいに、何の違和感もなくすっと喉を通っていきます これは参りました
ちなみにこれは、ハワイのコナ・ブルワリーの季節限定ものでございます。それにしてもコナといいヒナノ(タヒチの醸造所)といい、よくもまあここまでパブリックイメージにドンピシャのビールを造れるなあ、と、呑むたびに感心します。ある意味、地ビールの一つの極致ですな
アンカー スペシャルエール [アメリカのビール]
アンカー スペシャルエール
いい加減ツリーしまえって話ですよね笑 26日からはツリーぢゃありません。イルミネーションです
アメリカ・アンカー社の年末限定醸造ですぅ。成城石井に一本だけさびしそうに残ってたのを回収してきました。
毎年レシピが違うので毎年味が違うそうな。なかなかイキなことしますな。去年のは呑んでませんがorz
写真だと色は真っ黒ですが、黒というよりは、すんごく濃い琥珀色って感じです。味は色ほど重くありません。むしろ軽快。アルコール度数も5.4%で、まあ日本人の常識の範囲内ですな。
原材料は「麦芽・ホップ・ハーブ・スパイス」だそうです。
ハーブやスパイスを使うとは、なかなかシャレオツなことを。んでも鼻につくような派手な使いかたはしてません。
くっきりした麦芽の風味を壊さないくらいの控え目な、んでも存在感十分の薬草に似た香りがあっしをヘプンへと誘います ホップの苦味もしっかり舌と鼻に届きます。ん~一杯で二度三度んまいビールですぅぅ
よなよなエールが好きな人はきっと違和感なく呑めるはずです。もし店で見かけたらすぐに回収しちゃってください
アメリカ人が作ったとは思えない(←すごく失礼)繊細な麦酒ですな。
というかアンカーのビールはことごとくんまい。リバティーエールとかたまらんスな。
というわけで、そのアンカー社からのメッセージを勝手に借用して、皆様に本年のご愛顧を感謝いたします↓
2009年もよろしくお願いいたします。皆様にんまいビールを知ってもらうべくもっともっとビールを研究して、もっともっともっともっとマシな記事が書けるように精進いたしますm(_ _)m
猫背