八ヶ岳地ビール タッチダウン [現地に突撃♪]
八ヶ岳地ビール タッチダウン
うひょ~!!行ってきましたよ~!!
夢にまで見た山梨県清里、萌木の村・ROCK 山田一巳さんのビールを呑みに行きました
山田一巳さんはあっしが溺愛するハートランドやキリンの名盤一番搾りなど、数々のキリンのビール醸造に携わってきた方で、キリンを定年退職された後に清里でビールを作っている、まさに日本を代表するビール職人さんです
そんな山田さんのビールを呑むためならば、そりゃ季節なんて関係ありませんって。冬の清里が北風ピュ~ピュ~であろうとも、氷点下の極寒であろうとも、雪が積もっていようとも・・・
いや~寒かったorz この時期に行こうと思っている方、かなり厚着していってください。
ちなみにアクセスは以下のどっちかでしょうね。
① 中央線で小淵沢→小海線(約20分)→清里→徒歩(約5分)→到着
② 長野新幹線で佐久平→小海線(約90分)→清里→徒歩(約5分)→到着
何にせよそんなに遠くはありません。是非行ってください~。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
というわけで着きましたブルーパブレストラン・ROCK
着いたのが夕方5時すぎだったので、お客さんはさすがに少なかったです。そりゃ冬だし観光客も少ないよな~と思っていたら。
6時を過ぎたあたりから続々と集まってまいりました、お客さん。素晴らしい。医師に国境なし。ビールに季節なし
ところで、先に謝っておきます。今回写真がどれもひどいですorz 夜はやはりデジカメぢゃなきゃ・・・以後気をつけます
レストランの中はかなり広いです。コンサートのイベントなんかも行われるみたいです。ここにめいっぱいお客さんが入って、イカした音楽とんまいビールと・・・たまらんッスな
すいません、妄想しました。あっしの目的は音楽ではありません。ビールです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いただきま~す
まずはピルスナー。麦芽100%とは思えないほどのすっきりテイスト&くっきり苦味。王道です
次は清里ラガー。HPによると「気まぐれ醸造」らしいです笑 いや~あってよかった。ラッキーラッキー。
色はピルスナーより若干濃いです。飲み口もピルスナーよりはやや重め。麦芽の甘さとホップの苦味とがはっきり感じられて実に芳醇。
だからてっきりこれも麦芽100%かと思ったらなんと、米とコーンスターチを副原料に使っているみたいです!!いや~、「副原料を使ったビール=軽いビール」なんていう固定観念が見事に蹴散らされました。参りました。
ちなみに同行したあっしの友人はこの清里ラガーをえらく気に入っていました。「甘い~」と感激しながら何杯も呑んでましたよ。
で、デュンケル。いや~これは意表つかれました。
一般的なデュンケルよりはかなり色も薄いし、飲み口も軽いです。ローストした麦芽の甘味を強調しているのではなくて、あくまでも呑みやすさを念頭においている感じ。呑み飽きてしまうような甘ったるさは皆無です
このあたり、山田さんのポリシーを感じます。
著書の中で「呑み飽きてしまうようなビールはいけない」という趣旨のことを言われていたのだけど、それを一番わかりやすく具現化しているのがこのデュンケルなのだと思います。
秋冬限定醸造のアルト。タッチダウンビールの中で唯一の上面発酵。まあそれはいいとして・・・
んまい これ大好き 今まで呑んだアルトの中でこれ一番好きかも
麦!甘い!やわらかい!ビスケット食べてる感じ。これは文字にできません。今ここを読んでいるあなた、必ず呑んでください。30日以内に呑まないと(略
んで最後にボック。このビールだけグラスが違います。手で全体を覆うルネッサ~ンス型のグラス それが何を意味するか。そう。「手であたためながらゆっくり呑んでくださ~い」ということです。
アルコール度数は7%。でも、度数以上に存在感あります。麦芽の濃厚なフレーバーと甘いブランデーのような香りがたまらんッス。それにしてもいろんなビール作ってるなあ。その守備範囲の広さに脱帽です
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
というわけで、二人で5時からラストオーダーまで居座り続け、呑み続けました。それくらい呑めてしまうんです、タッチダウンは!!
ちなみにレシートはこんな感じです。
二人で20000円。いや~呑んだ呑んだ。最後のほうの清里ラガー連チャンはあっしの友人がやらかしたものです笑 これだけ呑んでも全く飽きる気配なかったですよ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ROCKは店員さんも実にフレンドリー。途中でマシュマロくれたり・・・
レストラン内にある暖炉で暖めて食べると実に美味
酒飲みにマシュマロは暴挙ではなくて理にかなってますよ。アルコールを分解するために肝臓で大量に糖分が消費されるので、糖分を補うのは大事なことなのです。糖分が不足するとあの底無しの吐き気に襲われるのですよ。くわばらくわばら。
で、滞在3時間を過ぎた頃に「あの客はまだ呑むぞ」と判断されたようで・・・
ナッツ&万力を持ってきてくれました。もちろんサービスです このナッツ、むちゃくちゃんまかった!!レストラン内の売店で売ってるので、行った人はぜひご賞味あれ。というか万力でナッツを割る作業が楽しい。まあここまでヘベレケになると何やっても楽しいのですが。
で、ラストオーダーまでたらふく飲み食いして、会計すませてタクシー呼ぼうと思ったら、店員さんが・・・
「どこのホテルですか?車で送りますよ」
生まれて初めてです。店の方が送ってくれるなんて・・・感謝感激
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
というわけでえらく長い時間居ましたが、これだけ呑んでも全っっったく呑み飽きません あ~これが山田さんの求めているビールなのか、と身をもって実感しました
芯があるのにでしゃばらない。華やかなのにおしとやか。あくまでも楽しい会話の、美味な食事の、愉快な笑いの潤滑油に徹しようとしているその一歩引いた感じがたまらないです
う~んまた行こう
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【醸造所情報】
八ヶ岳地ビール
〒407-0301山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村株式会社
TEL:0551-48-3522
【アクセス】
JR小海線清里駅より徒歩5分
【URL】
http://www.moeginomura.co.jp/ROCK/beer.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以下、ビールとは関係ない写真達で~す。
↑小海線
↑清里駅
↑雪景色
↑小海線の駅とリバティエール
↑最高地点のリバティエール
↑お世話になったペンション・雅樹雅(あじゅが)の犬、コスモ♀
那須高原ビール [現地に突撃♪]
那須高原ビール
ビールは足で呑め第4弾!栃木は那須高原まではるばる行って参りました。
いや、はるばるではないなあ。近かったです笑
大宮から湘南新宿ラインで宇都宮まで1時間。そこから東北本線に乗り換えて黒磯までだいたい40分。そこからはタクシーで10分くらい。あっと言う間です。
新幹線で那須塩原まで行ってそこからタクシー乗ればもっと早いです。もっともこのルートだとタクシー代4000円くらいしますが。え、何故わかるのかって? 帰りはうかつにもこのルートで行ってしまったからですよorz 瞬く間に上がっていく料金メーターは最高の酔い覚ましです
順番が後先になりましたが。黒磯からタクシーで10分、町を離れて森林に囲まれた山道に入るとすぐにあります、レストラン。
いや~これはゴージャスな建物 森の中にたたずむ美術館みたいでシャレオツ度合いはハンパありません。さすがは那須御用邸のお膝元
いやあ店内も実にんつくしい。広い窓から木漏れ日が降り注いで、なんだかマンションのモデルルームに来たみたいです。行ったことないけど。
平日の真っ昼間だったために客はあっし一人だけ。贅沢な空間を一人占めしました。セレブになったと勘違いしそうです
那須高原ビール・愛
なんと宮内庁御用達のピルスナーです。だから名前が愛なのかなあ。苦味くっきりのドイツ式ピルス。ホップホップしすぎてなくて良いですな。温度上がるとやや甘みも出てきます
というか宮内庁の人もビール呑むんですね笑 でも頭にネクタイ巻いたり王様ゲームしたりはしないんだろうなあ。
スコティッシュエール
聞き慣れないカテゴリーのビールですが、ペールエール(よなよなとか)よりはかなり色も味も濃いタイプのエールと思っていただければよろしいかと。
いや~これは色がたまらなくんつくしいですな。ルビーのような琥珀色。スリムなグラスがさらに映えます。
お味のほうは、ナッツの味がキラリと輝く逸品でござります。あたたまってくると木の香りがスタート。これは目も舌も鼻も大満足 イギリスのサミュエルスミスに似てるといえば似てるかも。
バイツェン。通常のバイツェンよりは濁りが少ないかなあ。そのせいか甘みよりは酸味が強く感じられます。まったりとしたバイツェンが苦手な人は是非。
イングリッシュエール。これはバスペールエールとかと同じカテゴリーだと思います。ホップの苦さの中に、芋みたいな米みたいな懐かしい甘さが同居。う~んふるさと。
スタウト。これはんまい キリンスタウトよりも強烈な苦味と甘み。これはまさに食後のコーヒーですな。これ一杯目に呑んだらかなりのダメージを負いそう笑。食後にだらだらだらだら時間かけてちびちびいただくのがシャレオツなのでは。時間経つと葡萄みたいな味も出現。いや~ビールとはどこまでも不思議でどこまでも奥深いですなあ。
牛肉の地ビール煮。やわらかくて大変おいしゅうございます。他にもビール酵母を使ったパンもあって、これもんまかったです。
ビールにパンは大変合いますよ。まあどちらも麦が原料だという点では兄弟みたいなもんで。ぜひお試しあれ。
以下、ブルワリーです。レストランから見えます。展示用ではなくちゃんと稼動しているようです
↓那須高原ビールです
http://www.nasukohgenbeer.co.jp/
ビールは足で呑め第4弾!栃木は那須高原まではるばる行って参りました。
いや、はるばるではないなあ。近かったです笑
大宮から湘南新宿ラインで宇都宮まで1時間。そこから東北本線に乗り換えて黒磯までだいたい40分。そこからはタクシーで10分くらい。あっと言う間です。
新幹線で那須塩原まで行ってそこからタクシー乗ればもっと早いです。もっともこのルートだとタクシー代4000円くらいしますが。え、何故わかるのかって? 帰りはうかつにもこのルートで行ってしまったからですよorz 瞬く間に上がっていく料金メーターは最高の酔い覚ましです
順番が後先になりましたが。黒磯からタクシーで10分、町を離れて森林に囲まれた山道に入るとすぐにあります、レストラン。
いや~これはゴージャスな建物 森の中にたたずむ美術館みたいでシャレオツ度合いはハンパありません。さすがは那須御用邸のお膝元
いやあ店内も実にんつくしい。広い窓から木漏れ日が降り注いで、なんだかマンションのモデルルームに来たみたいです。行ったことないけど。
平日の真っ昼間だったために客はあっし一人だけ。贅沢な空間を一人占めしました。セレブになったと勘違いしそうです
那須高原ビール・愛
なんと宮内庁御用達のピルスナーです。だから名前が愛なのかなあ。苦味くっきりのドイツ式ピルス。ホップホップしすぎてなくて良いですな。温度上がるとやや甘みも出てきます
というか宮内庁の人もビール呑むんですね笑 でも頭にネクタイ巻いたり王様ゲームしたりはしないんだろうなあ。
スコティッシュエール
聞き慣れないカテゴリーのビールですが、ペールエール(よなよなとか)よりはかなり色も味も濃いタイプのエールと思っていただければよろしいかと。
いや~これは色がたまらなくんつくしいですな。ルビーのような琥珀色。スリムなグラスがさらに映えます。
お味のほうは、ナッツの味がキラリと輝く逸品でござります。あたたまってくると木の香りがスタート。これは目も舌も鼻も大満足 イギリスのサミュエルスミスに似てるといえば似てるかも。
バイツェン。通常のバイツェンよりは濁りが少ないかなあ。そのせいか甘みよりは酸味が強く感じられます。まったりとしたバイツェンが苦手な人は是非。
イングリッシュエール。これはバスペールエールとかと同じカテゴリーだと思います。ホップの苦さの中に、芋みたいな米みたいな懐かしい甘さが同居。う~んふるさと。
スタウト。これはんまい キリンスタウトよりも強烈な苦味と甘み。これはまさに食後のコーヒーですな。これ一杯目に呑んだらかなりのダメージを負いそう笑。食後にだらだらだらだら時間かけてちびちびいただくのがシャレオツなのでは。時間経つと葡萄みたいな味も出現。いや~ビールとはどこまでも不思議でどこまでも奥深いですなあ。
牛肉の地ビール煮。やわらかくて大変おいしゅうございます。他にもビール酵母を使ったパンもあって、これもんまかったです。
ビールにパンは大変合いますよ。まあどちらも麦が原料だという点では兄弟みたいなもんで。ぜひお試しあれ。
以下、ブルワリーです。レストランから見えます。展示用ではなくちゃんと稼動しているようです
↓那須高原ビールです
http://www.nasukohgenbeer.co.jp/
コエドビール coedo [現地に突撃♪]
コエド@小麦市場
行って参りました、わが埼玉県が日本に、いいや世界に誇るリーサルウェポン!川越のコエドビール
Beer Beautifulというイカしたコンセプトのもと、伝統的なのから斬新なのまでいろんなんまいビールを作っとります。
いや~遠かった
猫背のすみかからは直線距離なら極めて近い。歩いても1時間で着く。んでもビール呑みに行くのに徒歩はないなあ、帰りに千鳥足で荒川に落下して東京湾に流れ着いたら余計帰るの面倒になるなあ、というわけで川越駅からバス
これが・・・遅いorz
古い建物が並ぶ川越の目抜き通りを通らなければならないので、とにかく徐行。ちょんまげのヅラかぶってはしゃいでる外国人轢いたりしたら国際問題ですからな。川越駅から30分以上は乗りましたよ。
というわけで着きました、国道254号沿いの住宅街の真ん中にぽつんと小麦市場。
なかなかシャレオツな外観ぢゃないですか~。う~んBeer Beautiful。というか何で地ビールレストランってどこもトンガリ屋根なんだろう笑 三次ベッケンもナギサもそうだったしなあ。あ、清里のROCKもだ
↑瑠璃。伝統的なドイツ式ピルスナーですな。透き通った金色が実にんつくしいぢゃないですか。これは誰が呑んでもんまいでしょう。
↑伽羅。これは「オリジナル」ってなってるけど、たぶんチェコ式のピルスナーに味は近いのでは。ケルシュに近い気もする。瑠璃よりも濃い。香りもたつ。あっしはこれ好きだなあ んん~Beer Beautiful。円筒形のグラスもいいなあ。ドイツ的な感じ。
↑日本人の鬼門、ヴァイツェンです。これもんまいなあ。
左に見える白い皿にはレモンが。お好みに応じて入れてね♪ということなのだけど、猫背的には入れないのが好き。というか入れすぎて失敗しただけなのですが笑 罰ゲーム級の酸っぱさになってしまいました 入れる時はごく少量のほうがいいですよん。
↑そして・・・ついに来ました!川越と言えば芋。コエドは川越。というわけでコエドのリーサルウェポン(2回目)、さつま芋ビールの紅赤
赤い。とにかく赤い。あっしの拙いカメラでわかるかなあ↓
お前昔サツマイモの皮だったろと突っ込まずにはいられない赤さ。実にんつくしい。ん~Beer Beautiful。サツマイモの甘みやまったり具合がそのままビールに投影されてる感じ。んでも全然重くありません。
↑漆黒。シュバルツというカテゴリーになります。例によって黒いビールは必ず後回しです笑
ここまで呑んでくるともう味どうこうぢゃありません。ただでさえダメな味覚が麻痺してて、「黒い」ということ以外詳細は覚えておりません、すみません。ん~Beer Beautiful
さて、ここで問題です。以下の3枚の写真を見て、コエドの「やっちまったなあ!」を探してください。
↑店のグラス
↑料理の皿
↑市販されてる瓶
正解は・・・
Kなの、Cなの、どっちなのおお というわけでした。AmericaをどうしてもAmerikaと書き間違えてしまう中学生には朗報ですな。んん~Beer Beautiful。
あと、コエドの瓶って・・・
ベルギーのKHIMAY、違った、CHIMAYにそっくりですよね、ラベルといい、形といい。
↓coedo HP
http://www.coedobrewery.com/
南紀白浜ナギサビール [現地に突撃♪]
南紀白浜ナギサビール
行って参りました白浜 ビールは足で呑めシリーズ第2弾。和歌山白浜にナギサビールをたずねてまいりました。
新大阪からオーシャンアロー号で2時間。山と海の絶景を同時に楽しめるたまらん電車です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ナギサビールはあっしの一番好きな地ビールです
猫背とナギサビールの出会いは今からさかのぼること8年。そう、2000年の夏ですな。友人と白浜の海で泳いだ後に呑んだのが初めてだす。海水浴場からほど近い売店に「ナギサビール」という旗が。
当時の猫背は「ビールは苦くて炭酸が多くてアサヒが作るものだ」という麦酒天動説の真っ只中にいた若造だったので、アサヒ以外のビールというだけで興味深々。
さっそく友人と二人、真夏の白浜の太陽の下、瓶をラッパ呑みでいただきました。
突き抜けるほど爽快なビールでした
当時のあっしにはその味を表現する語彙などありません。でも、ただとにかく気持ちいい。酷暑の炎天下という環境も手伝ったことは否定できません。でも、とにかく「スキッとさわやか」という印象があっし達二人を満たしました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
その味が忘れられず、帰ってからすぐに通販を始めました。それから8年。年に数回取り寄せてごほうびビールとして楽しんできました。
国内海外問わずいろんなビールを呑むようになって相対的なライバルがあっしの中で増えてからでも、その魅力は全く褪せません。むしろ、ものすごく個性的なビールなのだとわかってきました。
だけど、生を呑む機会は全くないまま8年。たまらず今回白浜に足を伸ばしたわけです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こちらがナギサの直営レストランBARLEY(バーリィ)だす
作っているのはアメリカンウィートとペールエールの2種のみ。ペールエールは日本の地ビールではわりかしよく見る種類だけど、アメリカンウィートは珍しいですな。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↑アメリカンウィート
↑近くに海が。天気悪くてあんまり見えませんが。
アメリカンウィートとは文字通り「小麦ビールのアメリカ版」です。小麦ビールといえばドイツのヴァイツェンですが、ヴァイツェンより小麦を使う量を抑えているので、ヴァイツェンの粉っぽさや酸味や変な甘みが苦手な人でもこれは違和感なく呑めるはず
ナギサのアメリカンウィートはとにかく爽快 軽い口当たりなのに麦の重みや甘みはしっかり。だけど、夏の浜風のようにホップのスパイシーな香りが鼻を通りぬけていきます。日本のヒューガルデンと言ってもいいでしょう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↑ペールエール
↑ペールエールと肉達
ペールエールといえば有名なのは軽井沢のよなよなエールでしょうかね。伊勢角屋のペールエールも実にんまい。グレープフルーツみたいな果実香を強調するのが最近の流行みたいな感じですな。
ナギサのペールエールはそんな流行はどこふく風、完全に独自路線です
一言で表しましょう。紅茶です
冷たくしずきると水っぽさが出てしまいますが、やや温まってくるとローストした麦芽の香ばしさや香りが輝き出します。同行したあっしの相方は「綿菓子みたい」と言ってましたが、それくらい甘みもしっかり出てきます
ホップはプレミアムモルツやよなよなエールと同じカスケードホップを使っているようですが、とにかくいやらしくない。強すぎない。控え目だけど風のように鼻腔に舞いこんできて、麦の味と混ざり合ってアイスティーのような後味が楽しめます。んんん~んまい 何杯でもいけます。一般的にはアメリカンウィートの方が人気あるようですが、猫背的にはペールエールが好みですな
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
重くてんまいビールより軽くてんまいビールのほうが作るのが難しいような気がします。どの味が目立ちすぎてもいけないし、どれも目立たなすぎるとただの薄いビールになる。
ナギサはそんな絶妙な臨界点を華麗に駆け抜けてますな。いつ呑んでも実にんまいです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
で翌日、ブルワリー(醸造所)にも行ってきました。
古い建物を改装してブルワリーにしているみたいです 中にはタンクが整然と並んでました。
かなり小規模です。年間醸造量が非公開なので詳細はわかりませんが、かなり少ないほうに入るような気がします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ブルワー(醸造者)の真鍋さん兄弟ともほんの少しだけ話ができました。恥ずかしながら猫背、舞い上がってしまいました 大学時代からのファンだったSMAPのライブに初めて行った主婦のように、はしゃいでしまいました
そしたらおみやげに栓抜きとステッカーまでくれました この栓抜き一生使いません
仕込みで忙しいに違いないのに、わざわざ兄弟二人で応対してくれました。本当に感動しました。う~んまたお会いしたいなあ。というか生ナギサを関東で呑みたいなあ~
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
んでもそれは難しいかなあ、と今回の旅で実感しました。生産量の少なさももちろんあります。が、それ以上に・・・
とにかく客が多い
直営レストランは6時頃にはもう満席でした。るるぶにも載ってる店なので真っ黒に日焼けした観光客ももちろんいるのだけど、それ以上に多いのが地元の人。
家族連れで夕食してるテーブルがあっちこっちに。子供の誕生日パーティしているテーブルもありました
食事しながら、子供をあやしながら、お祝いしながら・・・そんな日常のかたわらにナギサビール。地元に愛されるってのがビールの本来あるべき姿だと思っている猫背にはたまらん光景でした
そういう点でナギサビールは地ビールの最高峰です。
ご当地ビールとか観光地ビールとかいう浅薄な意味ではなく、地域に根ざして愛されているという意味での「地」ビールです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【醸造所情報】
ナギサビール株式会社
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町1197-18 TEL 0739-43-7386
直営レストランBARLEY
〒649-2200 和歌山県西牟婁郡白浜町2927-557 TEL 0739-43-7373
【アクセス】
直営レストランBARLEY
JR白浜駅~明光バス三段壁行き、南千畳下車すぐ
【URL】
http://www.nagisa.co.jp/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以下、ビールと直接関係ない写真集。きれいに撮れてるから見てやってくださひ。
↓宿から見えた白浜の海と空
↓白浜駅員はアロハシャツ
↓帰りに乗ったくろしおとその車内
↓んで、オーシャンアローの車内
↓白浜駅だよん
↓白浜の町
以上、番外編でした
三次ベッケンビール [現地に突撃♪]
三次ベッケンビール@広島県三次市
行ってまいりました、三次。
広島駅から芸備線。至福の旅でした
「ビールは足で呑め」これですよ。瓶ぢゃわからん。現地で生を呑め、ってことですよ。
そりゃ瓶でもんまいクラフトビール(つまり地ビール)はたくさんある。んでもやはりその土地から生まれたビールはその土地で呑むのが一番んまいんぢゃないか、というわけです。
芸備線のディーゼル列車(キハ。キは気動車のキ。)でがたんごとん、なだらかな山々を縫って流れる川に沿って蛇行しながら揺られること1時間半、着きました、三次。
ベッケン(ドイツ語で「盆地」)の名にふさわしく、京都や大阪のそれに近いじっとりとした暑さ。電気ストーブみたいな広島市内のドライな暑さとはずいぶん違う。
と思いながら歩いていると突然雲行きが怪しくなり、あれよあれよあれええ、おやめくだされええ、という間に雨がポツポツと。手が届くくらいのとこに見える山の頂上には一筋の稲妻が。ようやく見えてきたトンガリ屋根のベッケンビールレストランに駆け込んで間一髪、難を逃れました
さっそくいただきましたよ、ベッケンビール。
↑ピルスナー。駆けつけ一杯くらいの勢いでさっそく注文していただきました。んんんんんまいやわらかいほのかな甘みが口の中いっぱいに広がる。瓶でもそれなりに感じるんだけど、ナマだとさらにグレードアップ。これは何杯でもいただけますなあ。
↑2杯目はヴァイツェン。いわゆる小麦ビール。日本人にはあまり好まれない味のようですなあ。ハートランドの産みの親の山田氏もドイツを呑み歩いたときに「ヴァイツェンは日本人の舌に合うように作るのは難しい」と感じたそうです。って知り合いみたいに書いてすみません、山田さんm(_ _)m 猫背的には大好きなビールなのですが
ベッケンはヴァイツェンもまた美味 実にフルーティ~
↑あとはデュンケルもいただきました。見た目は真っ黒だけど、見た目ほど味は濃くないです。あまり黒いビールは好まない猫背でも違和感なくいただけました。ちなみにこのデュンケルは国内のコンテストで金賞をいただいておる逸品です。
ちなみに↑は三次名物「ワニ刺し」そう、ワニの刺身です。
見た目は色の薄いマグロ。恐る恐る口に運ぶと・・・ワニの見た目からは想像もつかないやわらかさ。味は・・・クセのない赤身魚、って感じかなあ。
ちなみに「ワニ」ってのは「サメ」の現地語です。中国山地のど真ん中でサメ、ってのもなかなかオツなもんです。サメ肉はアンモニアがたっぷり含まれているので内陸までの輸送に適していた、というわけで名産になったらしいです。
帰りは各駅停車でのほほんと2時間かけて広島に わずらわしい日常から解放されて麦と自然と時間にまみれた至福の旅でした。わざと携帯を持たずに出かけたのですが、正解だったなあ
三次ベッケンビール↓
http://www.miyoshi-becken.co.jp/
行ってまいりました、三次。
広島駅から芸備線。至福の旅でした
「ビールは足で呑め」これですよ。瓶ぢゃわからん。現地で生を呑め、ってことですよ。
そりゃ瓶でもんまいクラフトビール(つまり地ビール)はたくさんある。んでもやはりその土地から生まれたビールはその土地で呑むのが一番んまいんぢゃないか、というわけです。
芸備線のディーゼル列車(キハ。キは気動車のキ。)でがたんごとん、なだらかな山々を縫って流れる川に沿って蛇行しながら揺られること1時間半、着きました、三次。
ベッケン(ドイツ語で「盆地」)の名にふさわしく、京都や大阪のそれに近いじっとりとした暑さ。電気ストーブみたいな広島市内のドライな暑さとはずいぶん違う。
と思いながら歩いていると突然雲行きが怪しくなり、あれよあれよあれええ、おやめくだされええ、という間に雨がポツポツと。手が届くくらいのとこに見える山の頂上には一筋の稲妻が。ようやく見えてきたトンガリ屋根のベッケンビールレストランに駆け込んで間一髪、難を逃れました
さっそくいただきましたよ、ベッケンビール。
↑ピルスナー。駆けつけ一杯くらいの勢いでさっそく注文していただきました。んんんんんまいやわらかいほのかな甘みが口の中いっぱいに広がる。瓶でもそれなりに感じるんだけど、ナマだとさらにグレードアップ。これは何杯でもいただけますなあ。
↑2杯目はヴァイツェン。いわゆる小麦ビール。日本人にはあまり好まれない味のようですなあ。ハートランドの産みの親の山田氏もドイツを呑み歩いたときに「ヴァイツェンは日本人の舌に合うように作るのは難しい」と感じたそうです。って知り合いみたいに書いてすみません、山田さんm(_ _)m 猫背的には大好きなビールなのですが
ベッケンはヴァイツェンもまた美味 実にフルーティ~
↑あとはデュンケルもいただきました。見た目は真っ黒だけど、見た目ほど味は濃くないです。あまり黒いビールは好まない猫背でも違和感なくいただけました。ちなみにこのデュンケルは国内のコンテストで金賞をいただいておる逸品です。
ちなみに↑は三次名物「ワニ刺し」そう、ワニの刺身です。
見た目は色の薄いマグロ。恐る恐る口に運ぶと・・・ワニの見た目からは想像もつかないやわらかさ。味は・・・クセのない赤身魚、って感じかなあ。
ちなみに「ワニ」ってのは「サメ」の現地語です。中国山地のど真ん中でサメ、ってのもなかなかオツなもんです。サメ肉はアンモニアがたっぷり含まれているので内陸までの輸送に適していた、というわけで名産になったらしいです。
帰りは各駅停車でのほほんと2時間かけて広島に わずらわしい日常から解放されて麦と自然と時間にまみれた至福の旅でした。わざと携帯を持たずに出かけたのですが、正解だったなあ
三次ベッケンビール↓
http://www.miyoshi-becken.co.jp/