オリオン いちばん桜 【沖縄の春】 [日本の大手ビール]
今日は沖縄のビール「オリオン」の季節限定醸造、「いちばん桜」でございます
オリオン=沖縄=暑い=ビールが薄い
という猫背的固定観念が華麗に蹴散らされました。ああっ、もっと強く
モルトのほのかな甘味がはっきりと届きます。控え目な苦味と相俟って、ボヘミアンピルスナー的な甘さが実に心地よい。呑みごたえ十分です
オリオンのビールに抱かれがちな「薄い」という印象はゼロ。定番の「オリオンドラフト」と並べて呑んでみるとその違いははっきりわかると思います。麦芽の優しいコクが穏やかに続く。どこまでも続く、凪いだ沖縄の海みたいに・・・あ、ここ妄想です。
この穏やかな甘味の秘密はホップにもあるようです。HPによるとアロマホップ(香りづけのホップ)にドイツのヘルスブルッカーを使っているそうです。ヘルスブルッカーはドイツでは非常にポピュラーなホップで、香りの良さもさることながら、苦味の少なさも大きな特徴みたいです。ホップはなんでもかんでも苦い、ってわけぢゃないんですね。んん~奥が深い
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オリオンビールは戦後に、沖縄の復興の基幹産業となるべく設立された企業です。まさに沖縄とともに歩んできた会社なのですが、本土への進出と、沖縄県限定の酒税減免措置が廃止されることへの対策のために2002年にアサヒビールと提携をはじめています。
現在ではアサヒビールの沖縄での消費分をオリオンが生産していて、オリオンの本土販売をアサヒが行っています。おかげで本州でも普通にオリオンが呑める日本になったわけです。アサヒ、いい仕事してますな
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【ビール情報】
オリオンいちばん桜
原材料 麦芽、ホップ
Alc. 5%
【URL】
オリオンビール
http://www.orionbeer.co.jp/brand/sakura/index.html
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