SSブログ

ナギサビール ペールエール [日本のクラフトビール]

2590689

ナギサビール ペールエール[ビール][ぴかぴか(新しい)]

このたび南紀白浜ナギサビールの公式ブログと相互リンクさせていただくことになりました[ぴかぴか(新しい)]

いや~うれしいです。ず~っと前から、それこそ日本地ビールの黎明期から大好きなビールです、ナギサは[グッド(上向き矢印)] そんなビールとこういう形でつながれるって、いや~恐るべし、インターネット。ビルゲイツもびっくりですよこりゃ。

というわけで今日はそのお祝いでナギサのペールエールをいただいております[わーい(嬉しい顔)]




先に言っときます。ちょっとマニアックな内容になってしまいました、今回は[あせあせ(飛び散る汗)] 「細かいことはどうでもいい!」という人は☆から☆まではすっとばしてください笑


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


ペールエールにはグレープフルーツのような果実香を強調したアメリカンペールエールと、ハープや刈草のような柔らかい香りがほのかに香るイングリッシュペールエールがあります。代表的なのが前者ならばよなよなエール、後者ならばバスペールエールですかね。




で、ナギサはというと・・・非常に複雑であります。どっちの要素も持っている気がする。

ビール研究家藤原ヒロユキさんの最近の著書「ビールの常識 絶対に飲みたい101本」(アスキー・メディアワークス)には見事、ナギサのペールエールが掲載されています[ぴかぴか(新しい)] その中でもやはり「さまざまな要素が盛り込まれている」と描写されてますね。



色はペールエールというカテゴリーの中では濃い方になるんですかね。色度数で9~10SRMぐらいでしょうか。SRMというのはビールの色を示す単位で、ビアスタイルガイドラインではアメリカンペールエールは4~11SRM、イングリッシュペールエールは5~14SRMなので、この点ではイングリッシュ寄り、ということになりますかね。




ナギサペールエールのアイデンティティともいえる香り、これが実に個性的だとあっしは思います。HPではカスケードホップを使ってることを前面に押し出しているのですが、どうもあっしの鼻にはカスケード以外の香りも感じられてならないのです。オレンジみたいな果実香が鼻腔を駆け上がっていくのと同時に、草や森林のようなやさしく柔らかい香りが広がっていく、という感じですかね。こういう香りはナギサ以外ではなかなか味わえないですね[グッド(上向き矢印)]




飲んでみても実にいろいろな表情を見せてくれます。舌の奥にキリッと感じる苦味はまさにペールエールの王道、という感じですが、温度が上がれば上がるほど麦芽の風味が増していきまする。かつてナギサのレストランに同行したあっしの相方は「綿菓子みたい」と言っていましたが、それぐらいはっきりと甘味も感じられます。その甘味が鼻にぬける芝生や刈草みたいなやわらかい香りと相俟って紅茶のような至福感[るんるん]


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


あっしはこの甘味がどこからやってくるのか昔から本当に不思議で仕方なかったのですが、この間ようやく少しだけヒントを発見しました。

ナギサ公式ブログで先日、ペールエールの仕込みについての記事、それも「ここまでオープンにしてもいいの~??」というくらい詳しい記事があったのですが、その中でペールエールに用いる5種類の麦芽の中に「カラメルモルト」があることに気づいたのです。

カラメルモルトというのは麦芽を熱風で乾燥する際に、麦芽に水を含ませて蒸焼き状態にするもので、こうすることで甘味が際立つそうです。

これではないでしょうか[exclamation] 深い琥珀色の色合いも、柔らかい甘味も、このカラメルモルトに由来するものではないかとあっしは思います。他の麦芽に対してどれくらいの比率で用いているかはわかりませんが、他の醸造所のペールエールより多く用いているのは確かだと思います、たぶん。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


とまあああだこうだと考えているよりは、ココロもアタマもからっぽにしてただ呑んでいたいビールですね、これは。料理と一緒に楽しむのもいいと思いますが、あっしは何もいりません笑 ただこのビールだけあればいいです[揺れるハート]

飲み屋の風景でたとえれば、よなよなエールが化粧もファッションもジュエリーも完全武装したキャバ嬢だとしたら、ナギサペールエールはすっぴんで髪を束ねただけの可憐ではつらつとした居酒屋店員。おしとやかだけど説得力たっぷり。控え目だけど何杯呑んでも飽きない。いつまでもいつまでも記憶に残るビールです[グッド(上向き矢印)]




3月に東京ミッドタウンで行われるビアフェス「グランビエール」にはナギサも出店するそうです。あっしはボランティアのスタッフとして参加するので、職権を濫用してたらふくナギサを楽しんできま~す[わーい(嬉しい顔)]


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


【ビール情報】
南紀白浜ナギサビール ペールエール
・原材料 麦芽 ホップ
・アルコール度数 5%
・O.G. 1.054
・I.B.U. 16.0

【醸造所情報】
ナギサビール株式会社
和歌山県西牟婁郡白浜町1197-18
tel 0739-43-7386 fax 0739-42-3635

直営レストラン「BARLEY」
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-557
TEL:0739-43-7373 FAX:0739-42-3635

【URL】
http://www.nagisa.co.jp/index.html

【関連記事】
直営レストラン&ブルワリー探訪記
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2008-08-29-1


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 4

tomoko

いつもありがとうございます。

グラン・ビエールで、社長の熱いトークを聞きながら(笑)
生ペールエールも生アメリカンウィートも
「たらふく」召し上がって下さいませ♪
by tomoko (2009-02-28 12:12) 

猫背

こんにちは♪

この1本で我が家のナギサ在庫が尽きてしまったのですが、グランビエールに備えてしばらく我慢したいと思います笑

生を飲むのは半年ぶりなので本当に楽しみです~(^o^)
by 猫背 (2009-03-01 00:20) 

ねこまた屋店主

グランビエールのボランティア参加されるんですね。

店を始める前には、大阪、東京のビアフェスに私もボランティア参加しました。でも、今はやっと大阪の方にお客さんとしてのぞきに行けるぐらいです。

お祭りはつくる方にまわるのが絶対面白いですから、すごくうらやましいです。

ナギサビールさん、今回は久しぶりのご参加だそうですので、猫背さんもお忙しいでしょうけれど、ぜひ会場でも応援お願いいたします。
by ねこまた屋店主 (2009-03-01 02:20) 

猫背

こんにちは!

お祭りは作るほうが面白い、その通りですよね~♪ 今からすごく楽しみです。

まだどんな仕事をするのか決まっていないのですが、ナギサさんに関わる仕事ができればいいなあ、と期待しております。

ねこまた屋さんのイベントにもいつか行きますね!
by 猫背 (2009-03-01 09:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。