【雑記】 泡あわアワー [麦酒諸事片々]
今日は泡の雑談です。
先日あっしに宮島ビールをプレゼントしてくれた同僚に、返礼として猫背セレクションクラフトビールを贈りました。
キャラクターが対極で、なおかつマニアすぎない香味のものがいいなあと考えて、信州オラホビールのゴールデンエール(モルトの甘味をエンジョイ)と、ヤッホーのインドの青鬼(ホップの感の突出した苦苦IPA)をチョイスしました
で、職場でそれを渡したところえらく喜んでくれて、「帰りの新幹線の中でさっそくいただきますわ~」とウキウキ気分で職場を後にしました。
そして翌週、ビールの感想を聞いたところ・・・
「いや~青鬼、泡がすごいね~!」
「あの泡の分厚さにノックアウトされましたわ~」
「泡がよかった~、青鬼。」
と、青鬼についてはしきりに泡ばかりを褒め称えるのです。まるで泡だけ呑んで本体は捨てたかのように笑
何でこんなに泡あわ言うのかなあ~といろいろ思案をめぐらせると、蘇ってきました、ビールを渡した時の光景が。
彼は帰り際で急いでいたらしく、ビールをスーツケースに横向きに放り込み、駅までの10分ほどの道のりをガタゴトとスーツケースを引いてダッシュしていきました。
つまり、オラホと青鬼は10分間横向きにシェイクされていたわけです。
オラホはホップをそんなに使っているわけではないので被害は軽微だと思いますが、青鬼はなんせIPAです。ホップをたっぷりと使っているわけです。つまり、泡立ちがもともと大変よろしいビールなのです。
そんな青鬼を10分間横向きシェイクして、プシュッと開栓・・・きっと新幹線の中で一人ビールかけ状態になったのではないでしょうか。
しかも、あっしが渡していたブラカップは1本まるまる注ぎ切れる350mlカップではなく、やや小さめの250mlカップ(これしか売ってなかったのです)。注いでもカップを満たすのは泡ばかり・・・そりゃ「泡がすごい」という感想にもなるなあ、と納得したわけです。
ビールを運ぶときには横にしてはいけない!というどこかで聞いた鉄則を、同僚の手を借りて痛感した猫背でした。
ちなみにあっしの近所のコンビニで、ビールは必ず別の袋に立てて入れてくれる店があるのです。わざわざ袋を分けなくても済むぐらいの量の買い物でも、ビールだけは必ず別の袋です。ある日、
「あ、袋一緒にしてもらっていいですよ」
と店員さんに言ったところ
「いや~、缶を横にするとビール振れちゃって泡だらけになっちゃうんだよ~。」
恐れ入りました