キリン秋味 [日本の大手ビール]
キリン・秋味
あ~きが来~た~あ~きが来~た~ど~こ~にぃ~来たぁ~
いやあ今年も来ましたよこの季節が。ウェルカム秋味
乱発&迷走を続けるキリンのビールの中で珍しく軸がぶれていないビール
相変わらず色が濃い!! アルコール度高い!!! 今年は6パーセントあります。前は5.5%ぢゃなかったかなあ。
比較的濃い目の味付けがされることが多い秋の料理をいかにんまく食べさせるか、ということだけに狙いをしぼってるのが素敵。食欲をかきたてるためにアルコールは高め。料理の味に負けない、でも壊さない程度の絶妙な濃さ。んんん~職人技ですなあ。実にんまいです
ビールは脇役であってかまわないと思っている猫背的にはその三歩後ろを行くおしとやかさがたまらんス。
一番搾りは副原料の米とコーンスターチが頑張ってあのすっきり感を出している(と猫背は思う)けれど、秋味はかなり控え目。だから一番搾りが苦手な人でもきっとこれはいける
そして何より、日本人の生理の一部に溶けこんでしまっているのがマーベラス。
8月の後半になると自然と「そろそろ秋味の季節だなあ~」と思うし、店にオレンジ色の缶が並んでいるのを見れば「あ~秋だなあ」と実感するし。少なくともあっしは思います。紅葉ならぬ紅缶ですな。
あ゛~サンマ食べたい
店にサンマ無かったので今日は岡山名産ままかりの酢漬けで我慢してます。秋と特に関係はありません笑
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
キリンスタウト [日本の大手ビール]
キリンスタウト@キリンシティ
あえて言いましょう。キリン不朽の名品です
スタウトとは「強い」という意味の言葉で、商品名ではなくビールのカテゴリー名です。スタウトに属するビールの特徴を大づかみにしてしまうと、思いっきり焦がした麦芽とすっきり味を生み出す麦芽を用いて、強い苦味やコクと爽快感を同時に演出する、ということになります。
スタウトに属するビールで一番有名なのはやはりギネスですね。キリンからは一番搾りのスタウトも出ています。このキリンスタウトは一番搾りスタウトとは別のビールです。ちなみに一番搾りスタウトは厳密にはカテゴリー上の「スタウト」には属さないのですが、まあそれはさておき。
大変不覚かつ恥ずかしいことに、私猫背、このキリンスタウトの存在を知りませんでした キリンシティには必ずあるビールなのですが、いつもハートランドばかり呑んでいるのでドリンクのメニューをロクに見たことがなかったのです。
で、先日初めて呑んでみたのです。
基本的に黒いビールはあまり好まない猫背が、泣くほど感動しました んまいです。ただひたすらんまい。
真っ黒い色からは想像できないような華やかな果実香がグラスのかなり遠くからもしっかり感じられます。一口口に含むとずっしりした苦味と同時にほどよい甘みがシンクロして口の中でシンフォニー。
そして、飲み込んだ後は・・・コーヒー!! ほんとにするんです、コーヒーの味が!!!! んまい!!!
苦味の強いアイスコーヒーに少し砂糖が溶けてて、そこにアルコールと炭酸が加わった感じ。いやあおったまげました。私のビールの師匠が行く店では、冬場にこのビールを温めた「ホットスタウト」が呑めるそうです。それも納得の珈琲度合です。
ホップや爽快感ばかりを強調する最近の日本ビールに対する強烈なアンチテーゼですな
なのですが・・・
残念なことに、今秋で販売を中止してしまうそうです
こんなにすばらしいビールがあるにもかかわらず、何故キリンが一番搾りスタウトを出してPRしまくったのか理解に苦しみます。「ビールはすっきりしていないとだめだ」という日本にはびこる「麦酒天動説」の被害者なのかもしれません。
でも、本当にんまいビールは生き延びます 復活します ハートランドだって80年代に量産に失敗して廃盤の候補になったにもかかわらず、根強いファンのおかげで今までしっかり生き残ってます。というかある意味キリンの看板です。
キリンスタウトもそんな看板になるべきビールです。キリンが今の迷走状態からいつか脱却した時が、このビールが復活する時だと信じています
さて、キリンシティに通う日々が始まった・・・。
↑泡で遊んでみました。
↑ちょっとアートな感じでしょ
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
キリンホワイト [日本の大手ビール]
キリン・プレミアム無濾過・White Beer
名前長いっちゅうねん笑
キリンはここしばらくいろんなビール作ってましたのう。はたから見れば迷走なんだろうけど、まあ呑み助サイドからすればんまいビールに出会う確率がそれだけ高くなるわけだから、大歓迎ですわ。ふへへへ。
そんなキリンのここ数年の新作の中では一番のチャレンジぢゃろうなあ。
というのは、これが日本人のビール像とは最もかけはなれた「ヴァィツェン」という種類のビールだからだす。
乏しい知識とアルコールに浸された脳で解説させていただきます。違う点などあればどうぞ遠慮なくご指摘くださいm(_ _)m
日本のビールは、大麦麦芽とホップを原材料にしてそこに必要に応じて副原料(米とかコーンスターチとか)を加える、というのが伝統になってる感じです。だから「ビールはどれも苦さと喉越しが大切だ」っていう不文律?みたいなのがあっしたち国民にはある種英才教育でしこまれてるわけです。
ところがこのヴァイツェンには大麦麦芽だけぢゃなくて小麦麦芽まで使ってる。しかも比率は半々ぐらいです。
小麦麦芽を使うと…
・濁る…タンパク質のしわざらしいです
・苦くなくなる、というか甘くなる…泡からたちのぼるのはホップではなくてむしろバナナの香りです。
・酵母を濾過して取り除かないのでビン底によどんで沈殿する(写真下)…味は深くなるけどすっきり感は減る
「苦くないなんてビールぢゃない」という日本国民の怒りは想像に難くありません。小麦ビールで日本で孤軍奮闘しているのは岩手の銀河高原ビールですが、周囲の反応を見るとやはり好き嫌いははっきり分かれているようです。
そんな鬼門、ヴァイツェンに果敢に挑んだキリン、素敵です。数量限定というのがタマにキズですが
というわけでこのビールはカテゴリーは間違いなく「ヴァイツェン」になるはずなのだけど、キリンは「ヴァイツェン」と称さずに「ホワイトビール」と称している。これは何故なのだろうか
「ホワイトビール」という名前で日本でまかりとおっているのは、ベルギーのヒューガルデンというビール。これはむちゃくちゃんまい
んでも作り方はヴァイツェンとは違います。ヴァイツェンは小麦を麦芽にして使っているのに対してヒューガルデンは小麦のまま使っている。その他にもオレンジピールやコリアンダーも使って、んまくするためにできることを全てやり尽くした、的なあっぱれなビールです
というわけで問題です。キリンがヴァイツェンとせずにホワイトビールとした、その理由を推測して述べよ。
thinking time (BGM:氷雨)
スミス(仮名)「え~と、ヒューガルデンの人気にあやかろうとしたからです。」
猫背「先生も最初はそう思った、でもね、1つ考慮すべき大きな事実があるのだよ、スミス(仮名)。」
スミス「え~、それは何ですか、先生。」
猫背「実は・・・ヒューガルデンの輸入と販売をこれからはアサヒが行うことが決まったそうぢゃ。というわけでこれからはヒューガルデンの流通が今までよりは増えることが予想される。というわけでキリンがこの時期を狙って先手を打ってホワイトビールという名前を使い、アサヒは二番手であると印象づけたかった、と考えるのはちとひねくれすぎかのう。」
スミス「でも先生、キリンは5月くらいからこのホワイトビールを出すことをHPで告知してましたし、ヒューガルデンをアサヒが扱うと決まったのは最近のことなんですよね、たぶん。となると、キリンがそこまで先を読んで動いたのでしょうか??単なる偶然のように思えるんですが。」
猫背「ふむぅぅ・・・・・(-_-)zzz」
まだまだ勉強不足です まあんまければ何でもいいぢゃないですか
過去にヴァイツェンにやられた人もこれは違和感なく呑めるのではないでしょうか
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
エーデルピルス [日本の大手ビール]
エーデルピルス・サッポロ・ジャパン・ヨー(-.-)y
サッポロが出した数量限定のプレミアムだす。
んんんんんんまい!!日本のビールで久々の大ホームラン
無濾過出したりまろやか酵母出したりスタウト出したりプレミアム無濾過出したり、解散間際のバンドみたいに乱発してるキリンとは違って、サッポロはなんつうか、軸がぶれてない感じがあるなあ。ビールは苦い。余計なもんはいらんみたいな、昭和のおやじ的な説得力
ホップをウリにしてるみたいだけど、呑んでみたら全く人工的な感じなし!
最近流行りのビールというよりは昔のビールをひさしぶりに呑んだ感じ。B'zの刺激ぢゃなくて聖飢魔Ⅱの重厚感、ってなところか。このたとえが誰にも理解されないのは百も承知しております。苦情はあなたの心のアルバムにとどめておいてください。
冷房効かない灼熱の部屋で枝豆つまみながら呑むのが実にんまい。あとは浴衣と巨人阪神のナイター中継があれば文句なし。巨人の一番はレフト松本でお願いします。
と思って調べてみたら、エーデルピルスは1987年デビューで、一部の店では呑めたらしいです。そうなんだ知らなんだ。キリンで言うとこのブラウマイスターみたいなもんか。
と思って調べてみたら、ブラウマイスターは1993年デビュー。ハートランドは1986。昔はんまいビールいっぱい出てたんだなあ。
んでもこのビールはレギュラービールにはならないだろうなあ。エビスの市場を食ってしまうから。
あっしはそれよりも、これに刺激を受けたキリンがハートランド缶を復活させるのを期待。いや~日本のビールが動いてるのう。
ちみなに上の写真は、三度注ぎの手順解説です笑 こりゃまたご丁寧にすみません
↓サッポロビールHP
http://www.sapporobeer.jp/product/beer/index.html