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モアネット・ブラウン [ベルギーのビール]
モアネット・ブラウン
ベルギーはデュポン醸造所のビールでござります。
デュポン醸造所で有名なのはやはりセゾンデュポンでしょうかね。んでもあえて今日はモアネット。
さて、ここで問題です。「デュポン」の由来は次のどれでしょう?
① 村の名前
② 苗字
③ 神のお告げ
④ 語呂がいいから
thinking time (BGM 北酒場)
正解は…②でした
ベルギーのトゥルプという農村にある醸造所なのです。んで、初代の名前がルイ・デュポン。だからデュポン醸造所。
家族経営の醸造所なんていう日本では考えられないものがベルギーではごくごく当たり前のようです。
このあたり、自然発生したビール文化と文明開化の名のもとで国策としてビールが押しつけられた「文化」との決定的な違いを感じますなあ。
閑話休題。で、今日はセゾンデュポンではなくモアネットなのです。
アルコール度数8.5パーセント。高いッス。それが理由で購入後1ヶ月ほど冷蔵庫のコヤシになってました笑 多少の覚悟がいりますな、8.5
んでも今日、意を決して呑んでみました・・・
やわらか~い
度数といい色といい、カテゴリー的にはヒューガルデン禁断の果実やデリリウムノクトルムとかと同じ部類になるのだと思います。
んでも、アルコール度数の高さはほとんど感じません。後からきますが笑
一言で申し上げれば、アップルパイです アップルパイをビールにしたらこうなるはずです。
炭酸も控え目。苦味もあっし的には控え目。ブランデーみたいな重厚感がすっきりといつまでも楽しめます。寒くなるこれからの季節に良いのう。
これは友達としゃべりながらゆ~っくりだらだら呑みたいビールですな。まああっしはたいがい一人で呑んでますがorz
一番搾り とれたてホップ [日本の大手ビール]
一番搾り とれたてホップ
今年も出ましたな、とれたてホップ。てっきりプレミアム無濾過ホップの香りで今年はおしまいかと思ってました笑
プレミアム無濾過ホップの香り(以下プ)と同じく、岩手県遠野産のホップを乾燥させずに凍結させて使っているとのこと。この「凍結」が味にどう作用してるのかは未だにわかりませんorz 誰か教えてください
で、違うのはこっちが一番搾り麦汁を使っていること。その分だけこっちのほうがすっきり感は高い。ゴクゴクいける。忘年会の乾杯に最適です
んでも、プを先に呑んでしまうと、物足りなさは否めないかなあ。まあプとは価格帯が違うから比べるのもナンセンスなのですが。
個性の強いビールがお好みならばプ、すっきりぐびぐび呑みたいならばこっち、ということでしょうな。または、1杯目ならばこっち、2杯目以降ならばプ。
んでも、冬には濃い麦酒が恋しくなる猫背的にはプが好みです。半年後には全く逆のことを言っているはずです。
ちなみに写真のグラスはハートランドのグラスです。お店でいただきました。のですが、2ついただいたうちの1つをたった今割ってしまいましたorzorzorz ドラえも~ん
とれたてホップ↓
http://www.kirin.co.jp/brands/toretatehop/index.html
プ↓
http://www.kirin.co.jp/brands/hopnokaori/index.html
プレミアム無濾過・ホップの香り [日本の大手ビール]
キリン・プレミアム無濾過・ホップの香り
んまあぁぁぁぁぁぁぁぁい キリン久々の極上麦酒 ノーアウト満塁から二者連続三振した後に満塁ホームランが出たくらいの会心の一撃
秋のキリンおなじみ、岩手県遠野産のとれたてホップを使ったビールだす。
去年もありましたよね、たしか缶で。去年のは正直・・・・・でした。
で、今年のもそんなに期待してなかったのですが
すみません、心の底から謝罪いたしますm(_ _)m 参りました、これはすんばらしい
ホップがウリのビールって最近多いぢゃないですか。で、どれもやっぱり豪快にホップを効かせて苦い!爽快!!ってのが多いぢゃないっすか。
まあそういう系統なのかなあ、と思って口に含んだのですが。
まろやかあ~ん
ツンツンしたホップの苦味はありません。でもかなりの量使っているはずです。飲み込んだ後もいつまでも線の太いホップの香りが鼻に残ります。いや~たまりませんな、舌ではなく鼻に効くホップ。
で、何があっぱれって、ホップと麦芽のバランスが大変よろしうございます。
貧弱な麦芽にホップで厚化粧したみたいなアンバランス感は皆無です。とにかくどっしりした麦芽の風味がしっかりと。とにかく舌ざわりがなめらかです。この感覚は大手メーカーのビールにはなかなかありませんぜ、旦那。
あまりに気になったのでキリンのHP見てみました。
なるほど、麦芽の一部にエール麦芽を使ってるみたいです。あと、ホップを乾燥させないで凍結して使っているそうです。で、このみずみずしさらしいです・・・ってすいません、完全にHPの受け売りです笑 エール麦芽と凍結ホップがどういう味になるのか、あっしの貧しい舌ではわかりません(+_+)
まあでもいいぢゃないですか。結論。んまい
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
那須高原ビール [現地に突撃♪]
那須高原ビール
ビールは足で呑め第4弾!栃木は那須高原まではるばる行って参りました。
いや、はるばるではないなあ。近かったです笑
大宮から湘南新宿ラインで宇都宮まで1時間。そこから東北本線に乗り換えて黒磯までだいたい40分。そこからはタクシーで10分くらい。あっと言う間です。
新幹線で那須塩原まで行ってそこからタクシー乗ればもっと早いです。もっともこのルートだとタクシー代4000円くらいしますが。え、何故わかるのかって? 帰りはうかつにもこのルートで行ってしまったからですよorz 瞬く間に上がっていく料金メーターは最高の酔い覚ましです
順番が後先になりましたが。黒磯からタクシーで10分、町を離れて森林に囲まれた山道に入るとすぐにあります、レストラン。
いや~これはゴージャスな建物 森の中にたたずむ美術館みたいでシャレオツ度合いはハンパありません。さすがは那須御用邸のお膝元
いやあ店内も実にんつくしい。広い窓から木漏れ日が降り注いで、なんだかマンションのモデルルームに来たみたいです。行ったことないけど。
平日の真っ昼間だったために客はあっし一人だけ。贅沢な空間を一人占めしました。セレブになったと勘違いしそうです
那須高原ビール・愛
なんと宮内庁御用達のピルスナーです。だから名前が愛なのかなあ。苦味くっきりのドイツ式ピルス。ホップホップしすぎてなくて良いですな。温度上がるとやや甘みも出てきます
というか宮内庁の人もビール呑むんですね笑 でも頭にネクタイ巻いたり王様ゲームしたりはしないんだろうなあ。
スコティッシュエール
聞き慣れないカテゴリーのビールですが、ペールエール(よなよなとか)よりはかなり色も味も濃いタイプのエールと思っていただければよろしいかと。
いや~これは色がたまらなくんつくしいですな。ルビーのような琥珀色。スリムなグラスがさらに映えます。
お味のほうは、ナッツの味がキラリと輝く逸品でござります。あたたまってくると木の香りがスタート。これは目も舌も鼻も大満足 イギリスのサミュエルスミスに似てるといえば似てるかも。
バイツェン。通常のバイツェンよりは濁りが少ないかなあ。そのせいか甘みよりは酸味が強く感じられます。まったりとしたバイツェンが苦手な人は是非。
イングリッシュエール。これはバスペールエールとかと同じカテゴリーだと思います。ホップの苦さの中に、芋みたいな米みたいな懐かしい甘さが同居。う~んふるさと。
スタウト。これはんまい キリンスタウトよりも強烈な苦味と甘み。これはまさに食後のコーヒーですな。これ一杯目に呑んだらかなりのダメージを負いそう笑。食後にだらだらだらだら時間かけてちびちびいただくのがシャレオツなのでは。時間経つと葡萄みたいな味も出現。いや~ビールとはどこまでも不思議でどこまでも奥深いですなあ。
牛肉の地ビール煮。やわらかくて大変おいしゅうございます。他にもビール酵母を使ったパンもあって、これもんまかったです。
ビールにパンは大変合いますよ。まあどちらも麦が原料だという点では兄弟みたいなもんで。ぜひお試しあれ。
以下、ブルワリーです。レストランから見えます。展示用ではなくちゃんと稼動しているようです
↓那須高原ビールです
http://www.nasukohgenbeer.co.jp/
ビールは足で呑め第4弾!栃木は那須高原まではるばる行って参りました。
いや、はるばるではないなあ。近かったです笑
大宮から湘南新宿ラインで宇都宮まで1時間。そこから東北本線に乗り換えて黒磯までだいたい40分。そこからはタクシーで10分くらい。あっと言う間です。
新幹線で那須塩原まで行ってそこからタクシー乗ればもっと早いです。もっともこのルートだとタクシー代4000円くらいしますが。え、何故わかるのかって? 帰りはうかつにもこのルートで行ってしまったからですよorz 瞬く間に上がっていく料金メーターは最高の酔い覚ましです
順番が後先になりましたが。黒磯からタクシーで10分、町を離れて森林に囲まれた山道に入るとすぐにあります、レストラン。
いや~これはゴージャスな建物 森の中にたたずむ美術館みたいでシャレオツ度合いはハンパありません。さすがは那須御用邸のお膝元
いやあ店内も実にんつくしい。広い窓から木漏れ日が降り注いで、なんだかマンションのモデルルームに来たみたいです。行ったことないけど。
平日の真っ昼間だったために客はあっし一人だけ。贅沢な空間を一人占めしました。セレブになったと勘違いしそうです
那須高原ビール・愛
なんと宮内庁御用達のピルスナーです。だから名前が愛なのかなあ。苦味くっきりのドイツ式ピルス。ホップホップしすぎてなくて良いですな。温度上がるとやや甘みも出てきます
というか宮内庁の人もビール呑むんですね笑 でも頭にネクタイ巻いたり王様ゲームしたりはしないんだろうなあ。
スコティッシュエール
聞き慣れないカテゴリーのビールですが、ペールエール(よなよなとか)よりはかなり色も味も濃いタイプのエールと思っていただければよろしいかと。
いや~これは色がたまらなくんつくしいですな。ルビーのような琥珀色。スリムなグラスがさらに映えます。
お味のほうは、ナッツの味がキラリと輝く逸品でござります。あたたまってくると木の香りがスタート。これは目も舌も鼻も大満足 イギリスのサミュエルスミスに似てるといえば似てるかも。
バイツェン。通常のバイツェンよりは濁りが少ないかなあ。そのせいか甘みよりは酸味が強く感じられます。まったりとしたバイツェンが苦手な人は是非。
イングリッシュエール。これはバスペールエールとかと同じカテゴリーだと思います。ホップの苦さの中に、芋みたいな米みたいな懐かしい甘さが同居。う~んふるさと。
スタウト。これはんまい キリンスタウトよりも強烈な苦味と甘み。これはまさに食後のコーヒーですな。これ一杯目に呑んだらかなりのダメージを負いそう笑。食後にだらだらだらだら時間かけてちびちびいただくのがシャレオツなのでは。時間経つと葡萄みたいな味も出現。いや~ビールとはどこまでも不思議でどこまでも奥深いですなあ。
牛肉の地ビール煮。やわらかくて大変おいしゅうございます。他にもビール酵母を使ったパンもあって、これもんまかったです。
ビールにパンは大変合いますよ。まあどちらも麦が原料だという点では兄弟みたいなもんで。ぜひお試しあれ。
以下、ブルワリーです。レストランから見えます。展示用ではなくちゃんと稼動しているようです
↓那須高原ビールです
http://www.nasukohgenbeer.co.jp/
サンクトガーレン☆湘南ゴールド [日本のクラフトビール]
サンクトガーレン・湘南ゴールド
神奈川のサンクトガーレン醸造所の夏期限定ビールだす。やや季節外れですいません。
「夏の忘れ物を、あなたに」
う~ん我ながら寒いorz
最近すっかりサンクトガーレンばっかです。広島の地ビールフェスで生の湘南ゴールドを呑んだ感動が忘れられねえっす。
で、先日柏のそごうの酒屋(←あっしの酒屋巡回定例コース)にぶらりと寄ってみると・・・
「湘南ゴールド」
マーベラス まだいたのかこいつぅ。秋の柏がとたんに湘南の夏風で満たされました。湘南行ったことないけど。
この湘南ゴールド、最近流行の甘いビール(デザートビールと言うらしい)の中ではあっし的には頂点です。なにしろこいつの副原料は・・・
みかんみかんみか~ん!み~か~ん!!!命のぉ水だぁ~ポ~ンジュ(略
いや~みかんビールは予想外ですよ。意表のつき方が華麗すぎます。
湘南ゴールドというのは、神奈川県で栽培されている「ゴールデンオレンジ」というオレンジと、おなじみの「温州みかん」をかけあわせて作った神奈川県の名産品だそうです。
いや~瓶でもんまいいい
しっかりとしますよ、オレンジの味。糖類で後付けされた人工的な甘みではなく、自然でさりげないみかん風味。それよりなによりオレンジの酸味がビールの苦味とベストマッチ!!カスケードホップのグレープフルーツ香に慣れた鼻と舌にはあまりに新鮮ですぅぅ。
う~ん、夏に呑みたかったorz
↓サンクトガーレンHP
http://www.sanktgallenbrewery.com/
キリン・ストロングセブン [日本の大手ビール]
キリン・ストロングセブン
10/22発売 つまり、今日
日本で最初のレビューになれるかなあ、この記事。さすがに第1号は無理か・・・。
これはカテゴリー的には発泡酒になるんスかね?あんまり発泡酒呑まないので詳しくはわかりません、すいません
泡立ちはかなりクリーミーです。でも炭酸ガスはかなり控え目。ビール呑むと腹がふくれていやだ~、という人にはもってこいです。
鼻を近づけると、プレーンヨーグルトみたいな酸っぱさの混じった甘い香り。ビールに慣れた鼻にはかなり意表つかれるスメルですな。新鮮
で、呑みました。
確かに高いです、アルコール。7%と記載されてるのだけど、確かにそれくらいはあるかなあ、という気はします。酒を呑んでるなあ~という感じが非常にする。
んでもやっぱりこの後付けされた(=麦由来ではない)甘さは好みは分かれるだろうなあ~ 普段苦いビールを呑み慣れてる人には「あれ?」でしょう。だけど最初からリキュールだと思って呑めば違和感はないかな。
とは言うものの、今まで呑んだ発泡酒の中では一番ビール的だなあ、という感じはします。後味もすっきり。温度上がってもしっかりんまいです。
で、今呑みながらこの記事を打ってるのですが、かなり回ってきました、アルコール(+_+)~ 口当たりはやさしいのになかなかやるな、こやつ。
そろそろ「発泡酒だから」という理由で発泡酒を拒むのをやめなきゃなあ。
原材料↓
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
サンクトガーレン 黒糖スイートスタウト [日本のクラフトビール]
サンクトガーレン・黒糖スイートスタウト
キリンスタウトなき後、とりつかれたように黒いビールばかり呑んでおります キリンスタウトの疑似体験ができるビールを探して・・・
で。
ついに出会いました
これはかなり似てます。似てるか似てないかで選ぶのも大変な失礼な話なのですが。失礼を承知で。これはんまい
サンクトガーレンは神奈川・厚木のブルワリーです。日本で地ビールが解禁される前からアメリカでビールを作って日本に逆輸入していたというツワモノのブルワーさんが率いております。
ビアバーにはたいていサンクトガーレンの樽がレギュラービールかゲストビールかで入ってますな。あっしがよく行く店のマスターは「味が安定していていつでも美味だ」と言ってました。それだけの技術力を持ったブルワリーということなのでしょう。
先日の広島の地ビールフェスにも出品されており、ツワモノブルワーさんもわざわざ来てくださってました。イケメンですがややコワモテです笑 というわけで一言も会話できずじまいでした
このフェスで初めてサンクトガーレンの「湘南ゴールド」を呑んだのですが、おったまげるほど美味でした
最近どうもカスケードホップのグレープフルーツ香を強調したビールが多くてやや食傷気味だったあっしですが、オレンジの心地よい酸味と控え目な甘みが苦味と絶妙にシンクロ。たまらんッス。
黒糖スタウトは沖縄の黒糖を使った甘いスタウト。度数は6.4%でキリンスタウトの8%には及びませんが、苦さと甘さのバランスはキリンスタウトに非常によく似ている気がします。
温度が上がってきてもキリンスタウトほど重くならないので、強いビールが苦手な人も最後までんまく呑めるビールだと思います
↓サンクトガーレンHP
http://www.sanktgallenbrewery.com/
モルツ・ダークビター [日本の大手ビール]
モルツ・ダークビター
出ましたモルツ 大手メーカーのではハートランドの次に好きなモルツ コンビニ限定醸造の「Dark Bitter」だす
最近の流行りだな、コンビニ限定。これはまあサッポロへの宣戦布告なのではないですかね。いずれエスカレートして「ネット限定」とか「ミクシィ限定」とか出そうで怖い。
ダークビターという名前から、いろいろ想像しましたよ、あっしは。たぶんデュンケルとかシュバルツみたいないわゆる黒ビールかなあ、と思ったのですが。
注いでみたらあらまあ何と!んつくしい琥珀色ぢゃありませんか
ひょっとしてこれはエールか!と思ったのですが。泡からのぼるニホヒの中に果実香は感じられないので、たぶんラガータイプでしょう。
んでもカホリは非常に甘くやわらかい。プレミアムモルツの刺激的なホップ香とは真逆。かなり意表つかれました。
一口含むとかなり濃い麦芽の風味がずっしり。といっても黒ビールみたいな焙煎した麦芽の焦げ味ではなく、なんつうか、さつまいもみたいなやわらかい重さ。
呑みこんだら控えめなホップの苦味と香りが鼻を抜けていきます。これは香りではなく苦味を強調するホップをかなり使ってるはずです。古きよき日本のビールの苦味ですよん。
ん~とげとげしてなくていいですな。牧歌的というか、何だかなつかしい感じ。
例えるなら・・・
モルツ…汗の似合う女性アスリート
プレミアムモルツ…美人のキャバ嬢(やや厚化粧&香水きつい)
ダークビター…おばあちゃん家のネコ
うううう、自分でもよくわからん例えだorz。。。ほめてるんですよ、どれも。
↓サントリーHP
http://www.suntory.co.jp/beer/
広島地ビールフェス [ビアフェス]
地ビールフェスタinひろしま2008
行って参りましたはるばる広島。広島初の地ビールフェス
埼玉から行った人、たぶんあっしだけだろうなあ。しかも当日移動で
いや~いいね、フェステボーは
広島の繁華街のど真ん中、鯉城会館の会議室を3室ぶちぬいての麦酒祭。あっしは2時半くらいから参戦しました。いや~いいね、昼からんまい地ビール三昧。一人で呑んでいたにもかかわらずはしゃいでしまいましたよ。
あまりにはしゃぎすぎて・・・
写真撮るのをすっかり忘れてましたorzorzorz
唯一撮ったのが・・・
ラオホで有名な富士山のふもとの某ブルワーさんです。こんなヤン●ーおじさんだったとは笑
富士山のふもとのヤン●ーおじさんだけでなく、各醸造所の醸造長がわざわざ来てくれていました こりゃたまらんスな。
あっしは大好きな三次ベッケンビールのブースに貼り付いて、醸造長さんとひたすら会話。きっとうざかったんだろうなあ笑 んでも名刺もいただいて、また三次に来たら工場見学していいよ、とのありがたいお言葉までいただきました\(T_T)ノ
主催のGOLDEN GARDENのマスターとも少し話できました。というか前に店に行ったことがあるのですが。来年もまたやりたい、とのことです。行きますよ、あっしは
行って参りましたはるばる広島。広島初の地ビールフェス
埼玉から行った人、たぶんあっしだけだろうなあ。しかも当日移動で
いや~いいね、フェステボーは
広島の繁華街のど真ん中、鯉城会館の会議室を3室ぶちぬいての麦酒祭。あっしは2時半くらいから参戦しました。いや~いいね、昼からんまい地ビール三昧。一人で呑んでいたにもかかわらずはしゃいでしまいましたよ。
あまりにはしゃぎすぎて・・・
写真撮るのをすっかり忘れてましたorzorzorz
唯一撮ったのが・・・
ラオホで有名な富士山のふもとの某ブルワーさんです。こんなヤン●ーおじさんだったとは笑
富士山のふもとのヤン●ーおじさんだけでなく、各醸造所の醸造長がわざわざ来てくれていました こりゃたまらんスな。
あっしは大好きな三次ベッケンビールのブースに貼り付いて、醸造長さんとひたすら会話。きっとうざかったんだろうなあ笑 んでも名刺もいただいて、また三次に来たら工場見学していいよ、とのありがたいお言葉までいただきました\(T_T)ノ
主催のGOLDEN GARDENのマスターとも少し話できました。というか前に店に行ったことがあるのですが。来年もまたやりたい、とのことです。行きますよ、あっしは
金しゃちビール・ピルスナー [日本のクラフトビール]
名古屋・金しゃちピルスナー
苦い 爽快 んまい 日本のクラフトビールの中ではかなり苦いほうなのでは?
似てるのをあえて探せば、日本のならエーデルピルス、ドイツのならイェバー。
なんつうか日本のここ20年くらいの大手ビールメーカーって、スーパードライを軸に動いてるぢゃないすか、先輩。いかにしてスーパードライとの差別化を図るか。プロ野球がアンチ巨人にどうアピールするかを常に考えているみたいにッス。
炭酸の刺激とキレ重視のスーパードライに対して、ぢゃあうちのビールは、みたいな思考って絶対働いてると思うんスよ。一番搾りはまさにそういう文脈で生まれたわけで。
一番搾り以外のビールもそういう意識は働いてると思うんスよ。スーパードライと同じ土俵で勝負することを避けてきた。
というか、スーパードライが出たときに同じ土俵に上がってキリンドライ、サッポロドライ、サントリードライを出した大手3社は全く歯が立たなかったから、避けざるを得なかった。
んで、クラフトビールメーカーにも当然同じ思考は働いてると思うんスよ。実際日本のクラフトビールのピルスナーはコクを強調したものが多い気がします。
しかし・・・ビバ金しゃち 巨人スーパードライに真っ向勝負してる
古くは今川義元に立ち向かう織田信長。最近なら野村沙知代に立ち向かう浅香光代。
スーパードライ意識しまくりぢゃないですか~。え、そんなことないって?いやいや、ラベルに「辛口」なんて書いてるのがその証拠サ♪ 猫背の目は騙せませんぜ、へへっ
とにかく泡もちの良いビール。相当量のホップを使っていると思われます。そりゃ苦いはずだ。といっても苦さとキレだけぢゃなくて、スーパードライにはないコクや重さも十分。これは一杯で二度三度おいしい♪
それにしても・・・ラベルは・・・どうだろう・・・
金を強調しすぎです。「金」の数でギネスに認定されます、きっと。キンキラキンにさりげなくぅ~って全然さりげなくありません。ものすごく名古屋的で良いと思います笑 金がいいですぅ~(古い)
↓金しゃちビールHP
http://www.kinshachi.jp/default.asp
三次ベッケンビール・豊穣 [日本のクラフトビール]
三次ベッケンビール・豊穣
広島は三次市のブルワリー、三次ベッケンビールの季節限定ビール、豊穣です。
7月に三次のレストランを訪れてからすっかりファンです、ベッケンビール。
この「豊穣」はボックというカテゴリーのビールになるそうです。
ボックはドイツ・バイエルンの代表的なビール。醸造時に麦芽をこれでもか!というほど使ったゴージャスなビールだす。そんなわけでアルコール度数は高め。ベッケンのボックは7%あります。直前に呑んでいたピルスナーと同じペースで呑んでたら早くも酔っ払ってきました
色は濃いですなあ。褐色というよりもさらに濃い。日本の一般的な金色ビールと同じ下面発酵酵母(すっきりしたビールになる)で醸造してるのだけど、とにかく濃い。これはゆ~っくり呑みたいですな。豊穣という名にふさわしいコクと甘みと香りが口と鼻を満たします。あ゛~幸せ
さて、数行前に戻りますが。「ボックというカテゴリーのビールになるそうです。」のところ。何故「そうです」なのか。それは・・・
・・・
ベッケンのブルワーさんに直接聞いたからです
先日広島のビアバーで、カウンターで一人で呑んでました。そしたら店の兄ちゃんがおもむろにあっしの二つ隣に座ってる男性客を指して・・・
「こちら、三次ベッケンさんですよ」
エクスタシー\(T_T)/
砂漠で別れた女に会うくらいありえない(by 次元大介)この偶然の出会い、運命的なものを感じました。猫背とベッケン。あっしは直感的に言ってしまいました。
猫背:「結婚しましょうか??」
ベッケン:苦笑
負けずにこれからもベッケンを愛し続けます(T_T)
まあ年齢も近かったこともあってそれからビールトークを始めてすっかり仲良くなったのですが
ブルワーさんと話ができる機会なんて滅多にないので実に楽しい時間を過ごせました。これだからビールはやめられないなあ
↓三次ベッケンビール・ブルワリー探訪記
http://nekoze-beer.blog.so-net.ne.jp/2008-08-02
↓三次ベッケンビールHP
http://www.miyoshi-becken.co.jp/
コエドビール coedo [現地に突撃♪]
コエド@小麦市場
行って参りました、わが埼玉県が日本に、いいや世界に誇るリーサルウェポン!川越のコエドビール
Beer Beautifulというイカしたコンセプトのもと、伝統的なのから斬新なのまでいろんなんまいビールを作っとります。
いや~遠かった
猫背のすみかからは直線距離なら極めて近い。歩いても1時間で着く。んでもビール呑みに行くのに徒歩はないなあ、帰りに千鳥足で荒川に落下して東京湾に流れ着いたら余計帰るの面倒になるなあ、というわけで川越駅からバス
これが・・・遅いorz
古い建物が並ぶ川越の目抜き通りを通らなければならないので、とにかく徐行。ちょんまげのヅラかぶってはしゃいでる外国人轢いたりしたら国際問題ですからな。川越駅から30分以上は乗りましたよ。
というわけで着きました、国道254号沿いの住宅街の真ん中にぽつんと小麦市場。
なかなかシャレオツな外観ぢゃないですか~。う~んBeer Beautiful。というか何で地ビールレストランってどこもトンガリ屋根なんだろう笑 三次ベッケンもナギサもそうだったしなあ。あ、清里のROCKもだ
↑瑠璃。伝統的なドイツ式ピルスナーですな。透き通った金色が実にんつくしいぢゃないですか。これは誰が呑んでもんまいでしょう。
↑伽羅。これは「オリジナル」ってなってるけど、たぶんチェコ式のピルスナーに味は近いのでは。ケルシュに近い気もする。瑠璃よりも濃い。香りもたつ。あっしはこれ好きだなあ んん~Beer Beautiful。円筒形のグラスもいいなあ。ドイツ的な感じ。
↑日本人の鬼門、ヴァイツェンです。これもんまいなあ。
左に見える白い皿にはレモンが。お好みに応じて入れてね♪ということなのだけど、猫背的には入れないのが好き。というか入れすぎて失敗しただけなのですが笑 罰ゲーム級の酸っぱさになってしまいました 入れる時はごく少量のほうがいいですよん。
↑そして・・・ついに来ました!川越と言えば芋。コエドは川越。というわけでコエドのリーサルウェポン(2回目)、さつま芋ビールの紅赤
赤い。とにかく赤い。あっしの拙いカメラでわかるかなあ↓
お前昔サツマイモの皮だったろと突っ込まずにはいられない赤さ。実にんつくしい。ん~Beer Beautiful。サツマイモの甘みやまったり具合がそのままビールに投影されてる感じ。んでも全然重くありません。
↑漆黒。シュバルツというカテゴリーになります。例によって黒いビールは必ず後回しです笑
ここまで呑んでくるともう味どうこうぢゃありません。ただでさえダメな味覚が麻痺してて、「黒い」ということ以外詳細は覚えておりません、すみません。ん~Beer Beautiful
さて、ここで問題です。以下の3枚の写真を見て、コエドの「やっちまったなあ!」を探してください。
↑店のグラス
↑料理の皿
↑市販されてる瓶
正解は・・・
Kなの、Cなの、どっちなのおお というわけでした。AmericaをどうしてもAmerikaと書き間違えてしまう中学生には朗報ですな。んん~Beer Beautiful。
あと、コエドの瓶って・・・
ベルギーのKHIMAY、違った、CHIMAYにそっくりですよね、ラベルといい、形といい。
↓coedo HP
http://www.coedobrewery.com/
銀河高原ペールエール [日本のクラフトビール]
銀河高原ビール・ペールエール
銀河高原ビールと言えばヴァイツェンを筆頭とする小麦ビール
甘みと濁りとバナナの香りで日本人には極めてウケの悪い小麦ビール
そんな小麦ビール市場で孤軍奮闘、んまいヴァイツェンを作り続けている銀河高原ビール
そんな銀河高原がついに
ペールエール市場に見参 かかってこいやよなよなエール、ナンボのもんじゃい伊勢角屋 というか・・・
ついに宗旨変えですか、銀河高原(T_T)
ヴァイツェン一筋で頑張ってほしかったです、ファン的には。
と思って調べてみたらなんと、ピルスナーも作ってました笑 というか生産量が年2000キロリットル。相当多いですな、これは。そりゃどこの店にも置いてるはずだ、銀河高原。
銀河高原ペールエールは、どこまでも銀河高原してます とにかく個性的。
ホップの果実香を強調した一般的な日本のペールエールとは違って、麦芽勝負してますな、これは。一口含むと加糖ヨーグルトのような存在感のある甘みが口の中いっぱいにひろがります。この甘みは何に由来するんだろうなあ~?やっぱりペールエールにも小麦を使ってるのかな??微妙な濁りがそれを物語っている気もしますが。
と思ってHPを調べると、やはり糖度は高いようです。つまり、酵母にかなり糖を食べ残させてる。
ごく簡単に言ってしまうと、酵母が麦汁の中の糖を食べて分解することでアルコールと炭酸ガスが発生します。だから酵母が食べる糖を少なめにすれば麦汁の中に糖がたくさん残ることになり、当然ビールは甘くなる、ということなのです。
苦味は弱い・・・気がします。これは女性向きではないでしょうか??苦いビールはだめだけど、ヴァイツェンもどうも・・・という人に是非
↓銀河高原ビールHP
http://www.gingakogenbeer.com/
白神山水ビール [日本のクラフトビール]
白神山水ビールfrom田沢湖 湖畔の杜ビール
成城石井で最近みかけるようになりましたな。というわけでさっそく購入。成城石井のビールコーナーは常にコンプリートしている状態でないと気が済みません。
この湖畔の杜ビールは昔、ハートランド産みの親の山田一巳さんが醸造長をしていたのですが、ネットで調べると今はどうやらそうではないみたいです。
色はごく普通のピルスナーの色。透き通った金色です
んで、呑んでみました。
甘~い
最初は苦味を強調したドイツ式ピルスナーではなく、麦の甘みやコクを強調したチェコ式ビルスナー(←こっちがピルスナーの元祖ですが)なのかなあ、と思ったのだけど、呑めば呑むほど、その甘みが麦由来ではないことがわかってくるのですよ
んで、ラベルに表記されている原材料を見ました。すると・・・
麦芽、米(あきたこまち)、ホップ
これか~、あきたこまち ホップより先に書いてあるってことは、相当量使ってると思われます。どうりで甘いはずです。その甘みは簡単に言えば、日本酒の甘さ。身近なとこでは上善如水みたいな米の甘さがストレートに。
その代わりホップ由来の苦味はあまり感じられません。ビールの苦味が苦手な女性なんかに是非おすすめですな
↓白神山水ビールHP
http://www.orae.net/shirakamisannsui.htm
サッポロラガー [日本の大手ビール]
サッポロラガー
いやあレアもんですわ。河合奈保子のファースト写真集くらいレア。
猫背近所の酒屋にはいつもあるので、たまに買ってます。
このビールはなんと、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所時代の1877年に醸造を開始して現在に至るという、日本最古のビールらしいです んんん~ヒストリーをフィールしますなあ。まさに温オールド知ニュー。
酒屋で中間的な店員さん(参照:こいつぁんまい3)からサッポロラガーを買い、夕焼けの道をぶらぶら袋をぶらさげて帰宅して、さっそくいただきました。
スーパードライみたいなキレもあるし、一番搾りみたいなすっきり感もそこそこ。モルツや黒ラベルみたいな麦芽の味もしっかり。つまり、どの個性が際立ってるわけぢゃない。
だけど、いつまでも飽きない味ですな。ビールだけ呑んでたくなる
なんだかんだで日本の大手メーカーのビールって、食事と共に楽しむことを前提にしてるとこあるぢゃないすか。だから、ビールだけ呑んでると飽きてきたり、何か食べたくなったり、気持ち悪くなったり笑
でもこのサッポロラガー、別に何も食べなくていいです。炭酸控え目だからお腹ふくれないし、味が濃すぎるわけでもないから胃袋がぐったりすることもない。
なんつうか、安心感。父ちゃんに膝まくらしてもらってるみたいな包まれ感があるなあ。ちなみにあっしはオスです。キモいとか思わないでくれます、そこのあなた。
で、何があっぱれって、「熱処理している」ことを高らかに謳いあげているとこですな
「非熱処理=新鮮、熱処理=新鮮でない」という間違ったレッテルが世間的にはあるようですが、そんな思い込みを嘲笑うかのようにサッポロのホームページには「熱処理」の言葉が。熱だ非熱だ、そんなもんぢゃ味は変わらないんぢゃ わかったか みたいな昭和のオヤジ的説得力を感じます。
このあたり、サッポロの軸のぶれなさを感じるなあ。
スーパードライの登場以降、懸命に流行を探って何としてもアンチスーパードライ層をとりこんでやろう!!っていうキリンと、あくまでも伝統と歴史に忠実なサッポロ。「男は黙ってサッポロビール」ですわ。古い。
んでも今年はサントリーに抜かれてしまったそうです、サッポロ そりゃプレミアムモルツは強いってば。
そんな事情もあるのかどうか・・・いや、あるんでしょうなあ。
9月10日から何と、サッポロラガーが缶で限定発売されます
詳しくはサッポロのホームページをごらんくだせえ。エーデルピルスに続け!ってとこなんスかね、サッポロ。あんまりやけっぱちにならないでね、パパ。
↓サッポロビールHP
http://www.sapporobeer.jp/product/beer/index.html
キリン秋味 [日本の大手ビール]
キリン・秋味
あ~きが来~た~あ~きが来~た~ど~こ~にぃ~来たぁ~
いやあ今年も来ましたよこの季節が。ウェルカム秋味
乱発&迷走を続けるキリンのビールの中で珍しく軸がぶれていないビール
相変わらず色が濃い!! アルコール度高い!!! 今年は6パーセントあります。前は5.5%ぢゃなかったかなあ。
比較的濃い目の味付けがされることが多い秋の料理をいかにんまく食べさせるか、ということだけに狙いをしぼってるのが素敵。食欲をかきたてるためにアルコールは高め。料理の味に負けない、でも壊さない程度の絶妙な濃さ。んんん~職人技ですなあ。実にんまいです
ビールは脇役であってかまわないと思っている猫背的にはその三歩後ろを行くおしとやかさがたまらんス。
一番搾りは副原料の米とコーンスターチが頑張ってあのすっきり感を出している(と猫背は思う)けれど、秋味はかなり控え目。だから一番搾りが苦手な人でもきっとこれはいける
そして何より、日本人の生理の一部に溶けこんでしまっているのがマーベラス。
8月の後半になると自然と「そろそろ秋味の季節だなあ~」と思うし、店にオレンジ色の缶が並んでいるのを見れば「あ~秋だなあ」と実感するし。少なくともあっしは思います。紅葉ならぬ紅缶ですな。
あ゛~サンマ食べたい
店にサンマ無かったので今日は岡山名産ままかりの酢漬けで我慢してます。秋と特に関係はありません笑
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
南紀白浜ナギサビール [現地に突撃♪]
南紀白浜ナギサビール
行って参りました白浜 ビールは足で呑めシリーズ第2弾。和歌山白浜にナギサビールをたずねてまいりました。
新大阪からオーシャンアロー号で2時間。山と海の絶景を同時に楽しめるたまらん電車です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ナギサビールはあっしの一番好きな地ビールです
猫背とナギサビールの出会いは今からさかのぼること8年。そう、2000年の夏ですな。友人と白浜の海で泳いだ後に呑んだのが初めてだす。海水浴場からほど近い売店に「ナギサビール」という旗が。
当時の猫背は「ビールは苦くて炭酸が多くてアサヒが作るものだ」という麦酒天動説の真っ只中にいた若造だったので、アサヒ以外のビールというだけで興味深々。
さっそく友人と二人、真夏の白浜の太陽の下、瓶をラッパ呑みでいただきました。
突き抜けるほど爽快なビールでした
当時のあっしにはその味を表現する語彙などありません。でも、ただとにかく気持ちいい。酷暑の炎天下という環境も手伝ったことは否定できません。でも、とにかく「スキッとさわやか」という印象があっし達二人を満たしました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
その味が忘れられず、帰ってからすぐに通販を始めました。それから8年。年に数回取り寄せてごほうびビールとして楽しんできました。
国内海外問わずいろんなビールを呑むようになって相対的なライバルがあっしの中で増えてからでも、その魅力は全く褪せません。むしろ、ものすごく個性的なビールなのだとわかってきました。
だけど、生を呑む機会は全くないまま8年。たまらず今回白浜に足を伸ばしたわけです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こちらがナギサの直営レストランBARLEY(バーリィ)だす
作っているのはアメリカンウィートとペールエールの2種のみ。ペールエールは日本の地ビールではわりかしよく見る種類だけど、アメリカンウィートは珍しいですな。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↑アメリカンウィート
↑近くに海が。天気悪くてあんまり見えませんが。
アメリカンウィートとは文字通り「小麦ビールのアメリカ版」です。小麦ビールといえばドイツのヴァイツェンですが、ヴァイツェンより小麦を使う量を抑えているので、ヴァイツェンの粉っぽさや酸味や変な甘みが苦手な人でもこれは違和感なく呑めるはず
ナギサのアメリカンウィートはとにかく爽快 軽い口当たりなのに麦の重みや甘みはしっかり。だけど、夏の浜風のようにホップのスパイシーな香りが鼻を通りぬけていきます。日本のヒューガルデンと言ってもいいでしょう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↑ペールエール
↑ペールエールと肉達
ペールエールといえば有名なのは軽井沢のよなよなエールでしょうかね。伊勢角屋のペールエールも実にんまい。グレープフルーツみたいな果実香を強調するのが最近の流行みたいな感じですな。
ナギサのペールエールはそんな流行はどこふく風、完全に独自路線です
一言で表しましょう。紅茶です
冷たくしずきると水っぽさが出てしまいますが、やや温まってくるとローストした麦芽の香ばしさや香りが輝き出します。同行したあっしの相方は「綿菓子みたい」と言ってましたが、それくらい甘みもしっかり出てきます
ホップはプレミアムモルツやよなよなエールと同じカスケードホップを使っているようですが、とにかくいやらしくない。強すぎない。控え目だけど風のように鼻腔に舞いこんできて、麦の味と混ざり合ってアイスティーのような後味が楽しめます。んんん~んまい 何杯でもいけます。一般的にはアメリカンウィートの方が人気あるようですが、猫背的にはペールエールが好みですな
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
重くてんまいビールより軽くてんまいビールのほうが作るのが難しいような気がします。どの味が目立ちすぎてもいけないし、どれも目立たなすぎるとただの薄いビールになる。
ナギサはそんな絶妙な臨界点を華麗に駆け抜けてますな。いつ呑んでも実にんまいです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
で翌日、ブルワリー(醸造所)にも行ってきました。
古い建物を改装してブルワリーにしているみたいです 中にはタンクが整然と並んでました。
かなり小規模です。年間醸造量が非公開なので詳細はわかりませんが、かなり少ないほうに入るような気がします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ブルワー(醸造者)の真鍋さん兄弟ともほんの少しだけ話ができました。恥ずかしながら猫背、舞い上がってしまいました 大学時代からのファンだったSMAPのライブに初めて行った主婦のように、はしゃいでしまいました
そしたらおみやげに栓抜きとステッカーまでくれました この栓抜き一生使いません
仕込みで忙しいに違いないのに、わざわざ兄弟二人で応対してくれました。本当に感動しました。う~んまたお会いしたいなあ。というか生ナギサを関東で呑みたいなあ~
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
んでもそれは難しいかなあ、と今回の旅で実感しました。生産量の少なさももちろんあります。が、それ以上に・・・
とにかく客が多い
直営レストランは6時頃にはもう満席でした。るるぶにも載ってる店なので真っ黒に日焼けした観光客ももちろんいるのだけど、それ以上に多いのが地元の人。
家族連れで夕食してるテーブルがあっちこっちに。子供の誕生日パーティしているテーブルもありました
食事しながら、子供をあやしながら、お祝いしながら・・・そんな日常のかたわらにナギサビール。地元に愛されるってのがビールの本来あるべき姿だと思っている猫背にはたまらん光景でした
そういう点でナギサビールは地ビールの最高峰です。
ご当地ビールとか観光地ビールとかいう浅薄な意味ではなく、地域に根ざして愛されているという意味での「地」ビールです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【醸造所情報】
ナギサビール株式会社
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町1197-18 TEL 0739-43-7386
直営レストランBARLEY
〒649-2200 和歌山県西牟婁郡白浜町2927-557 TEL 0739-43-7373
【アクセス】
直営レストランBARLEY
JR白浜駅~明光バス三段壁行き、南千畳下車すぐ
【URL】
http://www.nagisa.co.jp/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以下、ビールと直接関係ない写真集。きれいに撮れてるから見てやってくださひ。
↓宿から見えた白浜の海と空
↓白浜駅員はアロハシャツ
↓帰りに乗ったくろしおとその車内
↓んで、オーシャンアローの車内
↓白浜駅だよん
↓白浜の町
以上、番外編でした
キリンスタウト [日本の大手ビール]
キリンスタウト@キリンシティ
あえて言いましょう。キリン不朽の名品です
スタウトとは「強い」という意味の言葉で、商品名ではなくビールのカテゴリー名です。スタウトに属するビールの特徴を大づかみにしてしまうと、思いっきり焦がした麦芽とすっきり味を生み出す麦芽を用いて、強い苦味やコクと爽快感を同時に演出する、ということになります。
スタウトに属するビールで一番有名なのはやはりギネスですね。キリンからは一番搾りのスタウトも出ています。このキリンスタウトは一番搾りスタウトとは別のビールです。ちなみに一番搾りスタウトは厳密にはカテゴリー上の「スタウト」には属さないのですが、まあそれはさておき。
大変不覚かつ恥ずかしいことに、私猫背、このキリンスタウトの存在を知りませんでした キリンシティには必ずあるビールなのですが、いつもハートランドばかり呑んでいるのでドリンクのメニューをロクに見たことがなかったのです。
で、先日初めて呑んでみたのです。
基本的に黒いビールはあまり好まない猫背が、泣くほど感動しました んまいです。ただひたすらんまい。
真っ黒い色からは想像できないような華やかな果実香がグラスのかなり遠くからもしっかり感じられます。一口口に含むとずっしりした苦味と同時にほどよい甘みがシンクロして口の中でシンフォニー。
そして、飲み込んだ後は・・・コーヒー!! ほんとにするんです、コーヒーの味が!!!! んまい!!!
苦味の強いアイスコーヒーに少し砂糖が溶けてて、そこにアルコールと炭酸が加わった感じ。いやあおったまげました。私のビールの師匠が行く店では、冬場にこのビールを温めた「ホットスタウト」が呑めるそうです。それも納得の珈琲度合です。
ホップや爽快感ばかりを強調する最近の日本ビールに対する強烈なアンチテーゼですな
なのですが・・・
残念なことに、今秋で販売を中止してしまうそうです
こんなにすばらしいビールがあるにもかかわらず、何故キリンが一番搾りスタウトを出してPRしまくったのか理解に苦しみます。「ビールはすっきりしていないとだめだ」という日本にはびこる「麦酒天動説」の被害者なのかもしれません。
でも、本当にんまいビールは生き延びます 復活します ハートランドだって80年代に量産に失敗して廃盤の候補になったにもかかわらず、根強いファンのおかげで今までしっかり生き残ってます。というかある意味キリンの看板です。
キリンスタウトもそんな看板になるべきビールです。キリンが今の迷走状態からいつか脱却した時が、このビールが復活する時だと信じています
さて、キリンシティに通う日々が始まった・・・。
↑泡で遊んでみました。
↑ちょっとアートな感じでしょ
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
デリリウム・ノクトルム [ベルギーのビール]
デリリウム・ノクトルム
はい、泡まみれです。相当注意して注いだのにこのていたらくです。以後気をつけます。2枚目が大変無残な写真ですみません。理由は触れないでください。
いや~、意表をつく色。トレメンス同様の金色かと思っていたら・・・濃い目の琥珀色。紅茶みたいなんつくしさ 出先で呑んだのでホテルのグラスというか歯磨き用コップなのが実に惜しいです。
花のような可憐な香りがたまらんすな。お花畑をビール片手にスキップしてるような気分になります。ラン、ランララランランラン(←ナウシカ的に)酔っ払って寝てるとラベルの桃象に踏まれる悪夢を見そうです。
原材料にコリアンダーを使ってるし、色も濃いし、最初はヒューガルデンの「禁断の果実」みたいな味かなあと思ったのだけれど、ヒューガルデンほど甘みは強くないので非常にすっきり
トレメンス同様にアルコールの辛味がしっかり。コリアンダーの存在感はあんまりないですな。いや~これは酒を呑んでる感じするなああ。度数は8~9% 高いっスよ先輩。流行を追っているようにみえて実は非常に芯がある
ボトルは桃象のソロステージです。トレメンスで共演していたワニと龍はおやすみです。個人的にはトレメンスのラベルのほうがにぎやかで好きですな
んで後日、というか今日、また別のノクトルムを買って呑んだのですが・・・
泡が全く立たない
色が異常に濃い
そして何より・・・やたら酸っぱい
これが俗に言う、「変質」ってやつですかああ
輸入ビールは輸送時の不手際なんかでビールが変質して劣化してしまうことがごくごくまれにある、と本で読んだことがあるのだけど、これがそれなのか・・・
薄めた醤油に砂糖と酢とコリアンダー入れて呑んでる感じ 罰ゲーム級です。
真相を究明するためにできることはただ1つ、またノクトルムを呑む う~ん真相はどこに。。。
こぶし花ビール [日本のクラフトビール]
こぶし花ビール・ピルスナー
猫背が生息する埼玉県ってのはなんつうか、名所が少ないとこでして。でかい遊園地はないわ温泉の数は全国一少ないわで、どうも愛県心が芽生えづらいわけですよ
まあそれも、このビールと出会うまではの話ですが。
埼玉の星☆こぶし花ビール
埼玉の最北、羽生市にある醸造所ですが、生産量はむちゃくちゃ少ないです。
年間生産量12キロリットル。日本の大手メーカーがどれくらい作ってるかはわかりませんが、クラフトビールメーカーの中でもかなり少ないほうです。まさにマイクロブルワリー。
というわけで入手は極めて困難。幸運にも猫背近所の酒屋では扱っているので、このうれしい出会いがあったのです。
写真はピルスナーです。ここで問題。ピルスナーというタイプのビールが一番最初に作られた国は?
1 チェコ
2 ドイツ
3 アメリカ
4 ベルギー
thinking time (BGM:氷雨)
正解は1「チェコ」
チェコのピルゼンという町で生まれたのです。ピルゼンのビール、だからピルスナー、ということだそうです。
現在の日本の大手メーカーのビールは大半がこのビルスナーなのですが、それはチェコのレシピではなく、ドイツのピルスナーのレシピに近いものがほとんどです。
ドイツのピルスナーはホップの苦味を強調しているのに対して、本家チェコのビルスナーは苦味は控え目。そのかわりにこれでもか!!というくらいの麦攻撃。
で、こぶし花ビールはチェコのレシピを忠実に再現しているビールなのです。2002年にはコンテストで金賞もいただいております
麦芽の甘みや深みがどこまでも続く感じは、クリーミーとまで言ってもいいかも。大げさに言うと、麦のかたまりを食べている感じです。んでも全然重くない。むしろ後味はすっきり。ん~実にあっぱれ
身近なビールと例えると、サントリーのモルツ(プレミアムではない)をさらに濃く深くした感じですかなあ。
この間広島のビアバーで常連さんと話をする機会があって、酔った勢いで「一番好きなクラフトビールを1つ挙げてください」という無理難題をふっかけました。すると、意外とあっさりと・・・
「埼玉のこぶし花ビールですね」
エクスタシー\(ToT)/ 嗚呼埼玉に生まれてよかった。というわけで皆様、通販でも何でもして呑んでください。なんならあっしが車で配達しますよ
↓こぶし花ビールHP
http://www.hana-beer.com/index.htm
ヒューガルデン缶 [ベルギーのビール]
ヒューガルデン・缶
超レアアイテム・缶ガルデンだす。成城石井が輸入したらしい。でかした石井、えらいぞ石井
生ガルデンが欠品になってしまって、どの店でも呑めなくなってる昨今ですよ、即買いです。横に瓶ガルデンが並んでいるのには目もくれず。
銀の缶に例のロゴがどか~んと。というか瓶ガルデンのラベルと全く同じ色なので違和感ゼロ んでも、少し離れて見ると・・・
スーパードライに見えなくもない。
スーパードライと勘違いしてこれ買って帰ったお父さん、吹くだろうなあ。食卓に麦のシャワー。
それくらいこのヒューガルデンつうビールは日本のビールとは違うのですよ
日本のビールは麦芽とホップと水、それに、指定された副原料(米とか)しか使えない。指定外の副原料を使うと自動的に「発泡酒」になってしまいます。この厳格な規定はドイツにならってるんでしょうかね。
んでもお隣のベルギーは基本的に何でもアリ。
んまくするためならば何をしてもいい、というか、昔から各地域でいろんな原料を使った個性的なビールを作っていたので、ビールに原材料の縛りがないのはあたり前なのかもしれません。
ちなみにこの「ヒューガルデン」も村名です。村ではビール作りは昔から行われていましたが、1950年代に一度滅亡してしまったらしいです。しかし、ピエール・セリスという村の牛乳屋さんと村民の皆さんがこのビールを見事復活させて、今ではベルギーの大手メーカーに買収されて全世界にその名をとどろかせています。感動的 プロジェクトXでやらないかなあ
このあたり「ビールは金色で苦い飲み物なのだ!」と上からおしつけられた官製麦酒国家日本とはえらい違いです。天動説と地動説ぐらいの違いがある。
んで、いまだ天動説を信じる日本人にとっての手っ取り早いコペルニクスは、このヒューガルデンです。
原材料に小麦やコリアンダーやオレンジピールを使った、突き抜けるほどさわやかでんまいビールです。軽やかな甘みとスパイシーさは一口呑むだけで日本人のビール観をひっくり返してくれる、メガトンパンチ(古い)級の破壊力です。
特に生で呑むのがむちゃくちゃんまい 苦味と甘みとスパイシーさがとろけるようにまろやかです。瓶だとやや味がとげとげしますが、むしろそれを好む人もいるかもしれません。
し、しかし・・・
ただいまヒューガルデンは極めて品薄です(T_T) 生はほとんどお目にかかりません。輸入元が在庫を切らしてしまっているようです。
しかし!!
11月あたりからアサヒが輸入を扱うようになるようです ということは、いよいよヒューガルデン復活 しかも、これまでよりも流通が増えることが期待できる 日本はいい国になるぞ~。
アフター5のサラリーマンが呑み屋ののれんをくぐって、おしぼりで顔をふきながら
「え~、とりあえずヒューガルデン3つ」
とか、新橋の立ち飲み屋で千鳥足のオッサンが
「いやぁ、そろそろ帰らないと家内がコレ(両手人差し指を立てて額の横に)れすからヒューガルデンもう一杯だけにさせてくらはいよ~。」
とかなったら楽しいなあ
デリリウム・トレメンス [ベルギーのビール]
デリリウム・トレメンス
巻き舌の練習に最適です。デリリリリリリリリリリリリウム・トルルルルルルルルルァ ア アァ(-.-)y これで君も立派なドイツ人!でもこれはベルギーのビールです
ベルギーにゃ「ギロチン」とか「デュベル(悪魔)」とか、何故かビールらしからぬ、というか売り物らしからぬ名前のビールが多い。和風に言えば「大吟醸 死刑」とか「清酒 デーモン」みたいなもんか。
んで、デリリウム・トレメンスは「アル中の幻覚」という意味らしいっス。
このビールの名前を考える担当者がいい名前を思いつくまで呑み続け、ついには幻覚を見てしまったので、社長が「幻覚」をそのビールの名前にしてしまったそうな。英断なんだかやっつけなんだかよくわかりません。
↑ラベルには桃色の象とアイーンしてる恐竜と玉乗りしてる龍の行進。まぢ超かわぃぃんだけどぉ まあこれがネーミング担当者が見た幻覚だったんでしょうね。ゴキブリとかダンゴムシとかシャコとかの幻覚を見なくてほんとに良かったと思います。ダンゴムシのアイーンはあまり見たくありません。
↑ボトルの首のところは桃象のソロステージ デリリウムのメインキャラのようです。トレメンス以外のビールにも必ずこいつだけはいる 笑
デリリウムがクリスマスに限定発売するクリスマスエールにはこの桃象が3頭、赤いサンタの帽子をかぶってサンタの乗ったソリを曳いてます。悶絶するほどかわいい
んで、こういうごつい名前のビールはたいがい名前からは想像もつかないような味だったりするわけです。
デュベルはフルーツジュースみたいな華やかなビールだし、ギロチンなんかほぼスプライト
ところが、こいつは違った 最初は「何だ、ベルギーお得意の甘いビールか、へへん」だったのが、飲み込んだ瞬間・・・
のどが
のどが
焼ける・・・
辛い んまい
辛目の日本酒好きな人はきっとこれ好きなんだろうなあ。アルコールの辛さってこういうのを言うのね、と再確認。ちなみにアルコール度数は9.0%。かなりあるよん
東京近郊では池袋東武で手に入ります
キリンホワイト [日本の大手ビール]
キリン・プレミアム無濾過・White Beer
名前長いっちゅうねん笑
キリンはここしばらくいろんなビール作ってましたのう。はたから見れば迷走なんだろうけど、まあ呑み助サイドからすればんまいビールに出会う確率がそれだけ高くなるわけだから、大歓迎ですわ。ふへへへ。
そんなキリンのここ数年の新作の中では一番のチャレンジぢゃろうなあ。
というのは、これが日本人のビール像とは最もかけはなれた「ヴァィツェン」という種類のビールだからだす。
乏しい知識とアルコールに浸された脳で解説させていただきます。違う点などあればどうぞ遠慮なくご指摘くださいm(_ _)m
日本のビールは、大麦麦芽とホップを原材料にしてそこに必要に応じて副原料(米とかコーンスターチとか)を加える、というのが伝統になってる感じです。だから「ビールはどれも苦さと喉越しが大切だ」っていう不文律?みたいなのがあっしたち国民にはある種英才教育でしこまれてるわけです。
ところがこのヴァイツェンには大麦麦芽だけぢゃなくて小麦麦芽まで使ってる。しかも比率は半々ぐらいです。
小麦麦芽を使うと…
・濁る…タンパク質のしわざらしいです
・苦くなくなる、というか甘くなる…泡からたちのぼるのはホップではなくてむしろバナナの香りです。
・酵母を濾過して取り除かないのでビン底によどんで沈殿する(写真下)…味は深くなるけどすっきり感は減る
「苦くないなんてビールぢゃない」という日本国民の怒りは想像に難くありません。小麦ビールで日本で孤軍奮闘しているのは岩手の銀河高原ビールですが、周囲の反応を見るとやはり好き嫌いははっきり分かれているようです。
そんな鬼門、ヴァイツェンに果敢に挑んだキリン、素敵です。数量限定というのがタマにキズですが
というわけでこのビールはカテゴリーは間違いなく「ヴァイツェン」になるはずなのだけど、キリンは「ヴァイツェン」と称さずに「ホワイトビール」と称している。これは何故なのだろうか
「ホワイトビール」という名前で日本でまかりとおっているのは、ベルギーのヒューガルデンというビール。これはむちゃくちゃんまい
んでも作り方はヴァイツェンとは違います。ヴァイツェンは小麦を麦芽にして使っているのに対してヒューガルデンは小麦のまま使っている。その他にもオレンジピールやコリアンダーも使って、んまくするためにできることを全てやり尽くした、的なあっぱれなビールです
というわけで問題です。キリンがヴァイツェンとせずにホワイトビールとした、その理由を推測して述べよ。
thinking time (BGM:氷雨)
スミス(仮名)「え~と、ヒューガルデンの人気にあやかろうとしたからです。」
猫背「先生も最初はそう思った、でもね、1つ考慮すべき大きな事実があるのだよ、スミス(仮名)。」
スミス「え~、それは何ですか、先生。」
猫背「実は・・・ヒューガルデンの輸入と販売をこれからはアサヒが行うことが決まったそうぢゃ。というわけでこれからはヒューガルデンの流通が今までよりは増えることが予想される。というわけでキリンがこの時期を狙って先手を打ってホワイトビールという名前を使い、アサヒは二番手であると印象づけたかった、と考えるのはちとひねくれすぎかのう。」
スミス「でも先生、キリンは5月くらいからこのホワイトビールを出すことをHPで告知してましたし、ヒューガルデンをアサヒが扱うと決まったのは最近のことなんですよね、たぶん。となると、キリンがそこまで先を読んで動いたのでしょうか??単なる偶然のように思えるんですが。」
猫背「ふむぅぅ・・・・・(-_-)zzz」
まだまだ勉強不足です まあんまければ何でもいいぢゃないですか
過去にヴァイツェンにやられた人もこれは違和感なく呑めるのではないでしょうか
↓キリンビールHP
http://www.kirin.co.jp/products/
三次ベッケンビール [現地に突撃♪]
三次ベッケンビール@広島県三次市
行ってまいりました、三次。
広島駅から芸備線。至福の旅でした
「ビールは足で呑め」これですよ。瓶ぢゃわからん。現地で生を呑め、ってことですよ。
そりゃ瓶でもんまいクラフトビール(つまり地ビール)はたくさんある。んでもやはりその土地から生まれたビールはその土地で呑むのが一番んまいんぢゃないか、というわけです。
芸備線のディーゼル列車(キハ。キは気動車のキ。)でがたんごとん、なだらかな山々を縫って流れる川に沿って蛇行しながら揺られること1時間半、着きました、三次。
ベッケン(ドイツ語で「盆地」)の名にふさわしく、京都や大阪のそれに近いじっとりとした暑さ。電気ストーブみたいな広島市内のドライな暑さとはずいぶん違う。
と思いながら歩いていると突然雲行きが怪しくなり、あれよあれよあれええ、おやめくだされええ、という間に雨がポツポツと。手が届くくらいのとこに見える山の頂上には一筋の稲妻が。ようやく見えてきたトンガリ屋根のベッケンビールレストランに駆け込んで間一髪、難を逃れました
さっそくいただきましたよ、ベッケンビール。
↑ピルスナー。駆けつけ一杯くらいの勢いでさっそく注文していただきました。んんんんんまいやわらかいほのかな甘みが口の中いっぱいに広がる。瓶でもそれなりに感じるんだけど、ナマだとさらにグレードアップ。これは何杯でもいただけますなあ。
↑2杯目はヴァイツェン。いわゆる小麦ビール。日本人にはあまり好まれない味のようですなあ。ハートランドの産みの親の山田氏もドイツを呑み歩いたときに「ヴァイツェンは日本人の舌に合うように作るのは難しい」と感じたそうです。って知り合いみたいに書いてすみません、山田さんm(_ _)m 猫背的には大好きなビールなのですが
ベッケンはヴァイツェンもまた美味 実にフルーティ~
↑あとはデュンケルもいただきました。見た目は真っ黒だけど、見た目ほど味は濃くないです。あまり黒いビールは好まない猫背でも違和感なくいただけました。ちなみにこのデュンケルは国内のコンテストで金賞をいただいておる逸品です。
ちなみに↑は三次名物「ワニ刺し」そう、ワニの刺身です。
見た目は色の薄いマグロ。恐る恐る口に運ぶと・・・ワニの見た目からは想像もつかないやわらかさ。味は・・・クセのない赤身魚、って感じかなあ。
ちなみに「ワニ」ってのは「サメ」の現地語です。中国山地のど真ん中でサメ、ってのもなかなかオツなもんです。サメ肉はアンモニアがたっぷり含まれているので内陸までの輸送に適していた、というわけで名産になったらしいです。
帰りは各駅停車でのほほんと2時間かけて広島に わずらわしい日常から解放されて麦と自然と時間にまみれた至福の旅でした。わざと携帯を持たずに出かけたのですが、正解だったなあ
三次ベッケンビール↓
http://www.miyoshi-becken.co.jp/
行ってまいりました、三次。
広島駅から芸備線。至福の旅でした
「ビールは足で呑め」これですよ。瓶ぢゃわからん。現地で生を呑め、ってことですよ。
そりゃ瓶でもんまいクラフトビール(つまり地ビール)はたくさんある。んでもやはりその土地から生まれたビールはその土地で呑むのが一番んまいんぢゃないか、というわけです。
芸備線のディーゼル列車(キハ。キは気動車のキ。)でがたんごとん、なだらかな山々を縫って流れる川に沿って蛇行しながら揺られること1時間半、着きました、三次。
ベッケン(ドイツ語で「盆地」)の名にふさわしく、京都や大阪のそれに近いじっとりとした暑さ。電気ストーブみたいな広島市内のドライな暑さとはずいぶん違う。
と思いながら歩いていると突然雲行きが怪しくなり、あれよあれよあれええ、おやめくだされええ、という間に雨がポツポツと。手が届くくらいのとこに見える山の頂上には一筋の稲妻が。ようやく見えてきたトンガリ屋根のベッケンビールレストランに駆け込んで間一髪、難を逃れました
さっそくいただきましたよ、ベッケンビール。
↑ピルスナー。駆けつけ一杯くらいの勢いでさっそく注文していただきました。んんんんんまいやわらかいほのかな甘みが口の中いっぱいに広がる。瓶でもそれなりに感じるんだけど、ナマだとさらにグレードアップ。これは何杯でもいただけますなあ。
↑2杯目はヴァイツェン。いわゆる小麦ビール。日本人にはあまり好まれない味のようですなあ。ハートランドの産みの親の山田氏もドイツを呑み歩いたときに「ヴァイツェンは日本人の舌に合うように作るのは難しい」と感じたそうです。って知り合いみたいに書いてすみません、山田さんm(_ _)m 猫背的には大好きなビールなのですが
ベッケンはヴァイツェンもまた美味 実にフルーティ~
↑あとはデュンケルもいただきました。見た目は真っ黒だけど、見た目ほど味は濃くないです。あまり黒いビールは好まない猫背でも違和感なくいただけました。ちなみにこのデュンケルは国内のコンテストで金賞をいただいておる逸品です。
ちなみに↑は三次名物「ワニ刺し」そう、ワニの刺身です。
見た目は色の薄いマグロ。恐る恐る口に運ぶと・・・ワニの見た目からは想像もつかないやわらかさ。味は・・・クセのない赤身魚、って感じかなあ。
ちなみに「ワニ」ってのは「サメ」の現地語です。中国山地のど真ん中でサメ、ってのもなかなかオツなもんです。サメ肉はアンモニアがたっぷり含まれているので内陸までの輸送に適していた、というわけで名産になったらしいです。
帰りは各駅停車でのほほんと2時間かけて広島に わずらわしい日常から解放されて麦と自然と時間にまみれた至福の旅でした。わざと携帯を持たずに出かけたのですが、正解だったなあ
三次ベッケンビール↓
http://www.miyoshi-becken.co.jp/
インドの青鬼 [日本のクラフトビール]
インドの青鬼 from 軽井沢。フェヘヘヘ・・・。
「よなよなエール」でおなじみの軽井沢・ヤッホーブルーイングの新作だす。
よなよなはカテゴリー上は「ペールエール」で、青鬼は「インディアペールエール」。さて問題です。「インディア」の由来は以下のどれでしょう
1 味
2 歴史
3 語呂
thinking time(BGM:氷雨)
正解は「2 歴史」
イギリスがインドを植民地にした時のこと。植民先のインドでもんまいビールが呑みたい!だけどインドまでは船で何ヶ月も、しかも熱帯を通る輸送をしなければならない・・・
というわけで、長期保存に耐え、暑さで劣化することのないようにホップを大量に投入し、アルコール度数を豪快に高めたビールを作って、インドまで持ってったそうです。んだからインディア・ペールエール。略してIPA。
てなわけですから、IPAはホップがたっぷり。喉より鼻で呑むビールが好きな猫背にはたまらんですたい んでもそのいつまでも尾を引く可憐な香りには、激烈な苦味を伴うわけです。
が、猫背は苦味オンチ、正確には苦味イ●ポです。(検閲が入りました)
前に店でいわて蔵ビールのIPAを呑んだ時、一緒に呑んでいた人はその苦さにすっかり参っていたのだけど、猫背は「お~濃くてんまいなあ」くらいでした。むしろ甘い。
この青鬼を近所のなじみの酒屋で買った時も、お姉さんとおばさんの中間みたいな店員さんは
「これは苦いですよ~」
って言ってました。
んでも、あっしには全くその苦味がわかりません(T_T) 誰か僕に苦味をください。うぉううぉう苦味をください。ずう。
舌はダメでも鼻は効く猫背です。呑みこんだ後に胃から戻ってくるホップの苦い香りがいつまでも鼻の周りに残ってます。これを舌で感じる術はないのかなあ。鼻から呑むしかないか。
度数は7パーセント。なかなか高い。植民時代のIPAはもっとあったらしいけど。
よなよなに慣れてしまってやや不感症気味な人はぜひ。
でもあまり出回ってはいないようです。「何度も催促してやっと入荷できた」と中間的な店員さんも言ってました。出会えれば幸運 すぐに買いなさい。呑みなさい。香りなさい。苦味なさい。
↓インドの青鬼HP(楽天)
http://www.rakuten.co.jp/yonayona/111011/859766/
カンティヨン [ベルギーのビール]
ベルギーのカンティヨン・グーズです
ラベルは小便小僧です。古典的なアイコンも食品のラベルになった瞬間シュールな前衛へと早変わり。う~んつくづく世の中は相対で成り立っている。
世界のビールの99.9パーセントは人工的に培養した純粋な酵母を使って麦汁を発酵させ、求める味を作り出しています。
んでも世界で唯一、ベルギーのブリュッセル郊外の一地域では伝統的に、空中に浮遊していたり醸造所に住み着いている野生酵母を使って何年もかけて発酵させる、という実にワイルド&スローなビールを作ってます。
全てが自然任せ、神と酵母のみぞ知る、という環境で作ったビールが何でこんなにもんまいのか。
自然の力もそりゃすごいんだろうけど、自然に振り回されつつもそれに追随しぬく人間の底力に心底恐れ入りました。
休みだったので昼過ぎからだらだら呑んでました。
部屋のカーテンを開け放ち、夏至は過ぎたとは言えまだまだ長い夏の夕陽を浴びながら野生酵母と戯れてました。
やがて陽が落ちてきて、カンティヨンの黄金色が徐々に褐色を帯び、読んでいた本の字も小便小僧もだんだん見えなくなっていき、夕陽を浴びながら微睡んでいる中で、スローモーションみたいに闇がやってきました。
「夜」を実感したのは何ヶ月ぶりだろう。照明のスイッチオフで作られるデジタルな夜をここ数ヶ月過ごしてきた猫背には、グレーゾーンのあるアナログな夕暮れはあまりに新鮮でした。
世の中にはゼロかイチかで整理しきれないものはたくさんある。それを整理しようとするから無理が生じる。論理だ法則だなんていっても所詮は事象の最大公約数。
もっともっと右脳で生きたいなあ、と、自然にまみれて過ごして強く思いました。
エーデルピルス [日本の大手ビール]
エーデルピルス・サッポロ・ジャパン・ヨー(-.-)y
サッポロが出した数量限定のプレミアムだす。
んんんんんんまい!!日本のビールで久々の大ホームラン
無濾過出したりまろやか酵母出したりスタウト出したりプレミアム無濾過出したり、解散間際のバンドみたいに乱発してるキリンとは違って、サッポロはなんつうか、軸がぶれてない感じがあるなあ。ビールは苦い。余計なもんはいらんみたいな、昭和のおやじ的な説得力
ホップをウリにしてるみたいだけど、呑んでみたら全く人工的な感じなし!
最近流行りのビールというよりは昔のビールをひさしぶりに呑んだ感じ。B'zの刺激ぢゃなくて聖飢魔Ⅱの重厚感、ってなところか。このたとえが誰にも理解されないのは百も承知しております。苦情はあなたの心のアルバムにとどめておいてください。
冷房効かない灼熱の部屋で枝豆つまみながら呑むのが実にんまい。あとは浴衣と巨人阪神のナイター中継があれば文句なし。巨人の一番はレフト松本でお願いします。
と思って調べてみたら、エーデルピルスは1987年デビューで、一部の店では呑めたらしいです。そうなんだ知らなんだ。キリンで言うとこのブラウマイスターみたいなもんか。
と思って調べてみたら、ブラウマイスターは1993年デビュー。ハートランドは1986。昔はんまいビールいっぱい出てたんだなあ。
んでもこのビールはレギュラービールにはならないだろうなあ。エビスの市場を食ってしまうから。
あっしはそれよりも、これに刺激を受けたキリンがハートランド缶を復活させるのを期待。いや~日本のビールが動いてるのう。
ちみなに上の写真は、三度注ぎの手順解説です笑 こりゃまたご丁寧にすみません
↓サッポロビールHP
http://www.sapporobeer.jp/product/beer/index.html
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